tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

庭に来る鳥、とりどりの性格

2014年02月02日 21時33分02秒 | 環境
庭に来る鳥、とりどりの性格
 我が家の狭い庭によく生えてくるのはマンリョウ(万両)です。常緑の灌木、冬に赤い実をつけます。
 はじめは何故マンリョウが次々生えて来るのか解りませんでしたが、だんだんわかってきました。ヒヨドリのせいなのです。

 此の所、マンリョウの赤い実が完熟したのでしょう、ヒヨドリが来て盛んにつついて食べています。ちょうど居間の前の所に豊後梅の木があり、その下にマンリョウが2本真っ赤な実をいっぱいにつけています。
 ヒヨドリは先ず梅の枝に止まり、注意深く周囲をよく見まわしてだんだん低い枝に降り最後にマンリョウまで降りて来て、一心に赤い実をついばみ、とりあえず満足すると飛び立っていきます。食べたくなるとまた来ます。

 よく見ているとヒヨドリは、飛来して梅の枝に止まった時、先ず尾羽を持ち上げて糞をします。糞の中には当然マンリョウの種子があるわけです。
 以前に生えてきたのは小粒のマンリョウでしたが、園芸店で大粒のマンリョウが出回ってからは大粒のマンリョウが生えてくるようになりました。

 ご飯の容器を洗った時のご飯粒は、必ず庭に撒きます。雀たちはそれを目当てにお隣の屋根から降りてきます。
 生ごみは場所を決めて埋めます。穴を掘ってゴミを埋め、シャベルで土と混ぜます。そこにはムクドリが良く来ます。梅の枝には小鳥用の巣箱、その下にはエサ台がぶら下がっていて、リンゴの皮や芯、時には蜜柑を置きます。

 巣箱にはシジュウカラが様子見に来ます、エサ台の果物は、メジロ用ですが、ヒヨドリも横取りに来ます。
 キジバト(山鳩)も来ます。大抵2羽できます。鳩のつがいは決まっていて、浮気はないと聞いたことがあります。

 ところで本題ですが、こうした鳥たちの食事の作法はそれぞれ特徴があるようです。
 雀はみんな揃って一緒に食べますが、餌の取りっこは殆どしません。同じ餌を食べようとしても先に食べた雀の取りこぼしがあればつつくだけです。
 ムクドリは大抵複数で来ますが、おのがじし、勝手に食べています。キジバトもそんな様子です。メジロは、はじめは一緒には食べませんが、慣れると2羽、3羽一緒に食べるようです。
 スズメとムクドリは、ご飯粒を一緒に食べています。

 ヒヨドリはかなり違います。果物もご飯粒も食べますが、先ず、至近距離を飛行して他の鳥を追い払います。そうしておいて、注意深く周囲を見回しながら食べます。
 ヒヨドリも2羽で来ることが多いのですが、マンリョウの実を食べているのはいつも一羽で、もう1羽が食べる時は、それを追い払ってから食べます。一緒に食べているのを見たことはありません。

 ハトは元来「一夫一婦制」で、オシドリは実は「おしどり夫婦」ではないと聞いたことがありますが、エサ食べるのにも、共存共生型と、排他的航空識別圏型とあるのかな、などと考えてしまいます。

 人間は単一の種なのに、人によって、とりどりの性格を持っているようです。どういう人が上に立つかで国の姿も変わってきますね。