政治と経済の狭間で:日本の選択
問題山積の日本に、毎週末になると大雪が降って、自然も意地悪なのかな?などと思ったりするこの頃です。
此の所、何か日本の経済、社会、外交なども、皆何となくちぐはぐで、オリンピックのメダルに感激しながらも、多くの国民は、何となく落ち着かないのではないでしょうか。
新聞の「声欄」でも、種々の世論調査の結果でも、何か日本の先行きに、十分に安心していられないような雰囲気を感じさせるものが多いように感じます。
金融政策の変更で、円高地獄から脱出し、これで日本経済・社会も順風かと思われた矢先ですが、世論調査でも選挙の関心事でも第1位の日本経済の先行きについての不安感が依然大きいのは、国内問題もさることながら、政治、外交で、日本自体の将来不安を感じるようなことが増えてきていることも大きいようです。
戦後60余年、日本は種々の軋轢はありましたが、そうしたものを乗り越えて、ただひたすらに、アジアを中心に世界の国々に対して、平和と経済発展に役に立つための努力を積み重ねてきました。
日本がこうして黙々と積み上げた実績は、アジアで持たれていた日本は侵略国家というイメージを次第に消していったことは明らかでしょう。
アジアの国々が、「本当の日本は『戦後の日本』だったのではないか」と考え始めたこの折角の時期に、最も日本と関係が深く、同時に、それ故に最も日本に反感も持っていた中国と韓国との関係に改めてマイナスの一石を投じてしまうような失敗を犯してしまったことは残念でなりません。
多くの日本人もそうでしょうし、私自身もそう考えている「本当の日本は戦後の日本」という「日本の本質」にもう一度気づき直して貰うのには、下手をすればまた何十年もかかるかもしれませんし、誤って感情的対立がさらにエスカレートするようなとんでもないことが起きることを懸念する心情すら、国民の中にあるような気がします。
世界中の良心が、ますます平和への希求を強めている今の時代です。ヨーロッパもアメリカも、日本がトラブルを起こすことについては、明らかに批判的です。
問題を経済に矮小化すことは本意ではありませんが、いま日本では経済の順調な発展が色々な意味で(福祉や教育も含めて)国民の最大の関心事項であり、現政権もそれを最重要な政策目標に掲げていることを考えれば、こうした国際政治の問題が、日本経済の先行きに無用な障害をもたらすことは、現政権に百害あって一利ないことを政権、そして政権党自体がはっきり認識し、確り行動すべきでしょう。
安倍政権が国民の良心を的確に洞察し、国民を安心させ、ひいては世界を安心させるような「本当に日本らしい」行動を早期に選択することを願うところです。
問題山積の日本に、毎週末になると大雪が降って、自然も意地悪なのかな?などと思ったりするこの頃です。
此の所、何か日本の経済、社会、外交なども、皆何となくちぐはぐで、オリンピックのメダルに感激しながらも、多くの国民は、何となく落ち着かないのではないでしょうか。
新聞の「声欄」でも、種々の世論調査の結果でも、何か日本の先行きに、十分に安心していられないような雰囲気を感じさせるものが多いように感じます。
金融政策の変更で、円高地獄から脱出し、これで日本経済・社会も順風かと思われた矢先ですが、世論調査でも選挙の関心事でも第1位の日本経済の先行きについての不安感が依然大きいのは、国内問題もさることながら、政治、外交で、日本自体の将来不安を感じるようなことが増えてきていることも大きいようです。
戦後60余年、日本は種々の軋轢はありましたが、そうしたものを乗り越えて、ただひたすらに、アジアを中心に世界の国々に対して、平和と経済発展に役に立つための努力を積み重ねてきました。
日本がこうして黙々と積み上げた実績は、アジアで持たれていた日本は侵略国家というイメージを次第に消していったことは明らかでしょう。
アジアの国々が、「本当の日本は『戦後の日本』だったのではないか」と考え始めたこの折角の時期に、最も日本と関係が深く、同時に、それ故に最も日本に反感も持っていた中国と韓国との関係に改めてマイナスの一石を投じてしまうような失敗を犯してしまったことは残念でなりません。
多くの日本人もそうでしょうし、私自身もそう考えている「本当の日本は戦後の日本」という「日本の本質」にもう一度気づき直して貰うのには、下手をすればまた何十年もかかるかもしれませんし、誤って感情的対立がさらにエスカレートするようなとんでもないことが起きることを懸念する心情すら、国民の中にあるような気がします。
世界中の良心が、ますます平和への希求を強めている今の時代です。ヨーロッパもアメリカも、日本がトラブルを起こすことについては、明らかに批判的です。
問題を経済に矮小化すことは本意ではありませんが、いま日本では経済の順調な発展が色々な意味で(福祉や教育も含めて)国民の最大の関心事項であり、現政権もそれを最重要な政策目標に掲げていることを考えれば、こうした国際政治の問題が、日本経済の先行きに無用な障害をもたらすことは、現政権に百害あって一利ないことを政権、そして政権党自体がはっきり認識し、確り行動すべきでしょう。
安倍政権が国民の良心を的確に洞察し、国民を安心させ、ひいては世界を安心させるような「本当に日本らしい」行動を早期に選択することを願うところです。