瀬戸際外交と人間の知恵
今日、9月11日(現地時間)国連、安保理で北朝鮮に対する最も厳しい制裁の決議案の採決が求められるようです。
決議案の中で、北朝鮮にとって最も打撃となるのは石油の禁輸でしょうが、輸送船の臨検が組み込まれ、そのほか、金正恩委員長の海外資産の凍結、北朝鮮労働者の海外派遣の禁止などなど、北朝鮮の経済活動への大打撃を目標とするものでしょう。
「核大国に上り詰めた」と豪語し、建国記念日は、平穏に国内のお祝いだけにとどめた北朝鮮ですが、これではお祝いしてもいられないという事になるのでしょうか。
まさにアメリカはそれを狙っての瀬戸際外交でしょう。それに対して、いつも外交は力ずくで押し通すのが慣例のロシアや中国が、今回ばかりは「対話が重要」と柔軟路線を強調しているのが対照的です。
かつて石油の禁輸で暴発、太平洋戦争に突っ込んだ日本ですが、当時の日本と、今の北朝鮮とどちらがより賢いのでしょうか。
北朝鮮の暴発をいかにしてくい止め、世界にとってより望ましい結果を得るかどうかが、国連安保理に集まる主要国リーダーの知恵であり、北朝鮮がどこまで自制するかが、北朝鮮の知恵という事でしょう。
一般市民は何よりも平和が良いことを十分理解しています。しかし、ほとんどの国が民主主義に則ってリーダーを選んでも、国連という望ましい組織を作っても、こうした一触即発といえるような、不安な、あるいは危機的な状態と感じさせる現実が起こりうるのは全く残念なことです。
今日1日、我々は今この地球上に住む人間の知恵の発揮が試されている状況をつぶさに見ることになるのでしょう。
平穏な結果を願うばかりです。
今日、9月11日(現地時間)国連、安保理で北朝鮮に対する最も厳しい制裁の決議案の採決が求められるようです。
決議案の中で、北朝鮮にとって最も打撃となるのは石油の禁輸でしょうが、輸送船の臨検が組み込まれ、そのほか、金正恩委員長の海外資産の凍結、北朝鮮労働者の海外派遣の禁止などなど、北朝鮮の経済活動への大打撃を目標とするものでしょう。
「核大国に上り詰めた」と豪語し、建国記念日は、平穏に国内のお祝いだけにとどめた北朝鮮ですが、これではお祝いしてもいられないという事になるのでしょうか。
まさにアメリカはそれを狙っての瀬戸際外交でしょう。それに対して、いつも外交は力ずくで押し通すのが慣例のロシアや中国が、今回ばかりは「対話が重要」と柔軟路線を強調しているのが対照的です。
かつて石油の禁輸で暴発、太平洋戦争に突っ込んだ日本ですが、当時の日本と、今の北朝鮮とどちらがより賢いのでしょうか。
北朝鮮の暴発をいかにしてくい止め、世界にとってより望ましい結果を得るかどうかが、国連安保理に集まる主要国リーダーの知恵であり、北朝鮮がどこまで自制するかが、北朝鮮の知恵という事でしょう。
一般市民は何よりも平和が良いことを十分理解しています。しかし、ほとんどの国が民主主義に則ってリーダーを選んでも、国連という望ましい組織を作っても、こうした一触即発といえるような、不安な、あるいは危機的な状態と感じさせる現実が起こりうるのは全く残念なことです。
今日1日、我々は今この地球上に住む人間の知恵の発揮が試されている状況をつぶさに見ることになるのでしょう。
平穏な結果を願うばかりです。