東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

j24world 2015 反省 岡田編

2015年09月25日 09時34分36秒 | Weblog

こんにちは。二年の岡田です。ドイツから帰ってきて、六大戦も終わって、携帯を落としたせいで学部ガイダンスに行けずにどの授業をとればいいのか、どれくらい単位がいるのかわからないですが、ワールドの反省をしたいと思います。

 
僕は先発隊だったので、8/20に日本を発ち、その日の夜にドイツ入りしました。
準備期間では、六人乗りを借りたはずなのにどう見ても5人乗りの車だったり、宿舎のオーナーがカントリー歌手だったり、宿舎に全く電波が入らなかったり慣れない海外に苦戦しました。しかし何より、減量がつらかった・・・。減量中はみんなイライラして、チームの雰囲気も良くなかったので、二度としたくないですね。僕と青木さんがチーズ&サラミバーガーをつまみ食いしたせいもありますけど・・・
そうして数える程しかなかったj24も気付けば50艇ほど桟橋につけられており、ついにレース開始の日が来ました。が、まさかの無風で風待ち。その後軽風でレースが行われました。1日目のレースは、50艇を超える大フリートでの未経験すぎるスタートでコミュニケーションがうまく取れず、失敗でした。また、ランが遅く、軽風でのスピンが良くないと感じたけど、その後うまいチームのスピンの形を真似したりして、なんとかいい感じになりました。
その後のレースはスタートは改善され、ほぼ毎回第一線で出れたものの、些細なミス、ケースで順位を上げることができず、41位/52艇でレガッタを終えました。
順位は良くはなかったものの、上手いチームを間近で見られて、学ぶことの多いレガッタでした。上にいるチームほど動作が素早く、上マーク回航後のホイストからの即ジャイが遅いせいでブランケに入れられたことが何度もありました。また、些細なコミュニケーション不足でラップの無い船の内側に入ってしまったり、スタボの艇を見落としていたりという基本的なことができなくてペナルティが加算されてしまったこともありました。
また、個人の反省として、パワー不足を感じました。スタート前など一気にジェノアを引いてほしいという時に全然引けなかったり、ベアして加速するときにジェノアが入れられず上手く加速できなかったりしました。
レース後の毎日のパーティーもとても楽しかったです。海外チームとヨットの話だけでなくくだらない話で盛り上がれて、今まで英語を勉強していて良かったです。イタリア人の英語は全く聞き取れませんでしたが・・・まあ、僕はイタリア語も履修していたので、何とかなりました。ここでまさか駒場で培った語学力が役立つとは・・・。
とまあ、僕の遠征はこんな感じでした。はっきり言って、海でも陸でもみんなの足を引っ張りがちで、トリマーという職業柄レース中のミスはほぼ僕の周りで起きていて、陸ではFacebookを更新しなきゃならないのに携帯を海に落とすし、散々反省点はあります。それでもこの遠征がここまで価値ある、そして最高に楽しいものになったのは頼れる松山さん、青木さん、中田、(上村)がいてくれて、他の日本チームもサポートしてくれて、ドイツ人が優しかったおかげです。そして、ご支援いただいて、応援してくださった皆さんがいたおかげで、この遠征をすることができたことに感謝しています。本当にありがとうございました。
 
とても長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。今週末はインカレです。僕はでるか分からないですが、出るなら結果を残し、出ないなら精一杯サポートしたいと思います。
 
二年 トリマー兼Facebook更新兵 岡田

世界選手権報告~上村編~

2015年09月25日 07時00分03秒 | Weblog

 

 

こんにちは。

日頃よりお騒がせしております、仰秀チームタクティシャンの上村です。

 

8/31から5日間、ドイツ北部ボルテンハーゲンにて開催されました、J/24ワールドに参加してきました。

 

今回、私は始めて本格的にひとつの大会を通して、タクティシャンを務め、コースを引かせていただきました。そこで、二つのことを実感しました。 

一つは、すべての行動が意図を持って行われなければならないということ。よく考えていないにもかかわらず、とりあえずこうするというのは絶対にしてはいけないし、すればいつも、たとえそれが一見結果オーライになったとしても、よくないことを引き起こします。これは、意図してある行動をとったときには、その先のビジョンが明確であるし、たとえその判断が失敗でも当然のごとく次善の策がとれるからだと思っています。また、他のチームから話を聞くと、やはりタクティシャンは自分の意図を簡潔に明瞭に言葉にできなくてはいけないと感じます。

いま一つは、コースで欲張り過ぎないこと。例えば、クローズホールドで走っていて、ちょっとずつヘッダーが入って来るようなときや、左に伸ばしてたら右側から入ってきて右が延びてきてこれが戻るかわからないようなときなど、まだ行けるかもとかもっとよくなるんじゃないかなどと考えてしまうようなことがありました。全部のリスクは排除することはできないのだから、ある程度じぶんの決めたプランや約束事にしたがっていかなきゃいけないと感じました。そして、どっち付かずなコースを引いたりしてしまうことは、他のクルーやヘルムスマンにとっても不信を起こさせかねないことになってしまうのだと実感しました。

 

レースの反省は以上です。

 

 

事務的な仕事や、持ち物などの管理に、疎かなところが出てしまったこと。レースまでの精神的な持っていきかたが非常に不満足であった点は、一番の反省です。

今後は、より自分が引っ張っていく立場になることは間違いないので、自覚をもって取り組みたいと思います。

 

最後に、この度御支援いただいた多くの先輩方に深く感謝致します。ありがとうございました。

必ず、次の大会にこの成果を生かし、また、ワールドで得た経験を記録して後の代に遺します。

 

 

 

上村周