東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

七大戦を終えて 実況中継ルームから

2016年07月12日 22時50分39秒 | 七大学戦

こんにちは。一年の戸倉です

先週末に東大の主管で七大戦がありました。協力していただいた各大学のOB、OGの方々、選手の皆さん、ありがとうございました。

今回私はUstreamを使ったレースの実況中継の責任者を務めさせていただきました。他の仕事とは異なり、実況中継はレースの運営そのものには直接影響しない仕事ですが、来ていただいた方に最大限七大戦を楽しんでもらえるように精一杯やらせていただきました。協力してくださった先輩、同輩の皆さんありがとうございました。また、快く海上で使うポケットWi-Fiを貸してくださった皆さんにもこの場でお礼を申し上げます。

そもそものことの発端は私にとって初めての合宿でした。実況中継で使うスマートホンアプリの実験をすることになったのですが、あらかじめ青木さんからダウンロードしてくるように言われていたアプリを入れてきた一年は私だけでした。結局そのアプリは使わないことになり、私が実況中継で使う別の方法を探すことになりました。その結果、前述のUstreamを使うことになったのですが、そのまま私が実況中継の総括を任されることになりました。実際は人選は青木さんが行ってくださり、園田さんが使い方の詳細なマニュアルを作成してくださったので、私の仕事は他の一年へのマニュアルの伝授と、実際にUstreamの動画配信を実験することでした。

当日は角出さんと共に、マリーナの中の一室でUstreamのサイトにアップロードされたレースの動画をプロジェクターで映し出す作業を行いました。想定よりも多くの人が集まり、用意していた椅子が足りなくなるほどでした。しかし、1日目は激しい雨により海上で撮影用の機器が故障するというトラブルに見舞われ、角出さんに放映をお任せして私は海上と連絡を取り続けました。配艇が変わったことによる引き継ぎミス、海上でのトラブルの原因の把握の遅れ、陸での相談を海上に伝えなかったために船が独自の判断で機器を交換してしまうといった失敗が重なり、1日目はレースの映像を流すことができていた時間が非常に少なくなってしまいました。機器の故障は不運ですが、私がもう少し注意深く冷静であったなら、もっと早く適切な判断が下せたのではないかと反省しています。二日目は機器の配置を変更し、天候にも恵まれたため、海上の映像を流し続けることができました。風待ちの間の選手へのインタビューは好評で、レースも盛り上がりました。私は二日目の実況中継は成功だったと考えています。

当日のローテ表に私の名前が他の責任者の方々と同じく赤色で乗っていたのを見た際にはさすがに重圧を感じましたが、7年に一度の東大が主管の七大戦で運営に関わることができて幸せでした。今回のように私達が主体となってレースを運営する機会が再びあるのかはわかりませんが、貴重な体験ができてよかったです。

未熟な私に仕事を任せ、協力してくださった方々、本当にありがとうございました。

一年 戸倉啓

 


七大学戦、所感です。

2016年07月12日 22時50分39秒 | 七大学戦

こんばんは。三年の山本圭祐です。ブログは最近書いたばっかりですが、偉大なる青木さんより指名を受けましたので謹んで筆を持たせていただきます。

長文注意ですよっ!


七大戦運営と、姿勢について徒然と書こうと思います。
今回の七大戦。僕は、八景島連絡係でした。主に七大戦のために他大学や関係者各位の入島申請をしたり、実況ルームを確保したり、マリンショップの誘致、諸々の予約の他に、素敵な七大戦のために八景島でできること、できないことをマリーナと相談する係でした。日が近づくにつれて、OBレースのシカーラを整備したり(闇)、青木さんに代わってOBの方々と連絡を取ったり、OBレースの打ち合わせをしたり、観覧艇の係留や乗員を決定するなど元の役職の枠を超えて仕事がじわじわ増えている気はしましたが、今村様、中川様を始めとするLBの皆様の強力なお力添えのお陰であまり苦労することなく役職を全うすることができました。この場を借りてお礼申し上げます。

個人的な反省は全て自分の至らなさと頭の悪さと言い訳に結びつくために省略させていただいて、今大会の特に嬉しかった面を挙げさせていただきます。


まずは、Facebookのいいねがとっても伸びること!この報告は水石に先を越されてしまいましたが、一週間でページへのいいね!が40件以上も増え、7大戦に関する投稿も安定して30件以上のいいねをいただき、実況中継ルームの投稿には80近くもいただきました。多くの方が七大学戦に注目してくださってるということで、広報の一員として非常に嬉しく思います。
LBの皆様や、様々なヨット関係者、我々を応援してくれる皆様に我々の活動がより伝わってほしいと思っておりまして、このままみんなでガンガン投稿しまくりたいと思います!


次に、他の水域の旧帝七大学と一同に集結することも素敵なことです。旧帝七大学は今、とても勢いがあります。まず他大学の入島申請するときに気づいたのですが、どの部も人数が多い。名古屋大を除いて部員数最少の大阪大学ですら40人近く、入島申請がとてもたいへn…ではなく、どの大学も勢いがあって善きことだと思います。名古屋大学もそのうち部員が入って、七大戦に七大学合わせて現役部員400人以上が集まったらそれはとても天晴れなことですね。

この七大学の勢いは人数のみに留まらず、昨年は全日本インカレ総合入賞し、スナイプ4艇が全日本個人選に出場する九州大学、全日本インカレで毎年着々と順位を上げ、両クラスで全日本個人選に出場する東北大学、安定して全日本インカレに出場する京都大学と北海道大学、関西水域個人選を通過してスナイプで1艇が全日本個人選に出場する大阪大学、そして470で1艇が関東個人選を突破した我らが東京大学と、旧帝国大学の勢いは、近年類を見ないほど結果に表れております。この勢いが続けば、昭和中期以来の旧帝国大学が全日本インカレで優勝争いをする日が再来するかもしれません。ふふふ。

OB懇親会について。今回のOBレースの初日、H26卒の塩島さんと東大ヨット部の部長、松下先生が出場しました!塩島さんの実力はお墨付きですが、松下先生は初のディンギー体験でした。
ところが・・・
初日は豪雨。濃霧。強風の三拍子揃ったハードコンディションでした。ですが塩島さん、松下先生の船は2上を3位で回航!素晴らしい!……ところがランニングで沈。初心者にはとても辛いコンディションでありましたが、松下先生はその後、コンディションは大変だったが、沈は意外と辛くないと、またOB懇親会ではヨットに魅了される皆さんの気持ちが少しわかりました、と仰っていました。試乗会でこのコンディションだったら、誰も入部しないだろうと思われるようなコンディションでしたが、松下先生は部長としていつも東大ヨット部を気にかけてくださり、他にもレースを見に来て頂いたり、いざヨットに乗っても素晴らしい適応力を見せていただくなど、ヨット部への深い愛情を感じ、良い結果を残して報いることをOB懇親会に出席した現役一同、改めて誓いました。

他にも七大学のOBが一挙に集い、分け隔てなく交流を深めるところに、七大学ヨット部の良いところを感じました。

懇親会の様子です。八景島マリーナの近くの、素敵なホテルでした。。おいしいごはんは、ぼくをとっても幸せにしてくれます。

 


他にも嬉しかった点はあるのですが、これついてはこの辺りで。


次に。ここから先は、様々な方面に失礼な発言をするため、不快に思われる方もおられると思います。予めお詫び申し上げます。

姿勢について。
スナイプチームは、関東個人選の上位二艇が七大学戦に出場する、というルールを設けて個人選に臨みました。結果として、そこそこ安定して走った海野さんのペアと、菅原のペアが全体30位以内に入り、対して結果が出せなかった僕は七大学戦に出ないことになりました。まあ結果が出なかったので僕は運営を頑張ることにしました。

改め、レースに臨む姿勢について。今回の七大学戦は、直前の週に470個選、スナイプのフリートレースがあり、日曜のレース後と月曜日で他大学からの艇のチャーターと引っ越しを行いました。みんな平日も各々の七大学戦の仕事があり、木曜夜に集合してからもチャーター艇の準備、金曜もチャーター艇の引渡しや会場準備、レセプ準備などにかなりの労力を割かれました。自分で言いますが、七大戦の準備はとても大変です。人数の関係でレースに出ない人が全ての作業を全うできず、艇引渡しなどの作業をレースメンバーも行い、彼らは自分の割り当てられた艇の整備や、慣れない船での海上練習の限られた時間も削られることになります。そして、今回、レースでは結果が出せず、運営に参加してくださったLBの方よりレースに集中していない感じがする、と苦言を呈されてしまいました。

僕は、木曜夜からずっと、レースメンバーがレースそのものに真剣に臨めていないように感じていました。七大戦の準備は大変で、レースメンバーにまで負担をかけたサポートメンバーの責任はもちろんあります。ですが僕含めてレースに出ない人は、レースに対し本当に真剣に準備して心の底から応援しているのに、レースに出る人たちがあまり覇気がない、疲れているように思われて、スナイプチームは初日の結果も奮わず、なんでもっと実力があるのに、得意の八景島なのに結果を出さないんだ、と陸上で歯がゆく思っておりました。初日の夜には、スナイプチームのlineグループで、感情を少し表に出した激励、および失礼に相当する煽りもいたしました。
二日目。陸上で他大学、OBレース、観覧艇とのやりとりなどもろもろの仕事をしながら結果を待っていましたが、初日の僕の激励(煽り)も虚しくスナイプの結果は変わらず、でした。

実際にレースに出ていた人には、それぞれ思うことがあると思いますし、非常に失礼な発言をしていることは自覚しております。ですが、今回の七大学戦で僕が思ったことは、 我々は、諸々の準備や心を乱される事案に対して弱いのではないか、ということです。
40艇以上出て、早稲田や法政のレギュラーメンバーが多く参戦する八景島レースで安定してシングルを取って4位、関東個選でも安定した順位を取った菅原艇、関東個選で一上で安定して15位以内(学連一上回航速報に名前が載る)海野浅川艇の実力は、今回実際に海上で見ていないのですが、もっと前を走るはずだということは、僕が自信を持って言えることです。

それが、今回結果を残せなかったのは、心が乱されていた、すごくざっくりと言うと、みんなが七大学戦の煩雑な運営に惑わされて真剣に臨めなかったのではないか。つまり、レースメンバーも、レースをサポートするメンバーも全体として、組織としての力が足りなかったのではないか。ちょっと要点を省略しすぎた感じはありますが、これは全日本インカレに出たとして、慣れない長期間の遠征に実力が出せない、もしくは秋のインカレ直前で、予測不能なイレギュラーな事態が起きた時に総崩れするなど、組織としての力が試される場面で踏ん張れないのではないか。そういった不安を感じました。

単純に実力不足だろうが!とか様々な意見があるとは思いますが、レースへの気持ちの持っていき方をもう一度確認しようと思います。

強い組織を作るには。秋まで時間もありませんが、考えてみようと思います。


冗長な文章になってしまいましたね。
ま、とりあえずはテスト勉強頑張ろうと思います(とってもつらい)。

 

 

 

 

 

(本当につらい)

 

 

 

 

 

 

ではでは!僕は頑張るのでここまで読んでくれた皆様も頑張ってください!


東京大学運動会ヨット部三年
山本圭祐


七大戦 陸上本部から

2016年07月12日 18時08分30秒 | 七大学戦

こんにちは。七大戦で陸上本部を担当しました、2年水石です。陸から見た二日間を振り返るつもりでしたが、読み返したらただの個人的な反省文になっていました…

青木さんから陸本担当を任されたのは5月のことでしたが、学連でレースの度に陸上本部の仕事をしていたのでとりあえず言われた通りの書類を作って当日は普段のようにしていれば艇数も少ないことだしつつがなく進行できるだろう、とふんわり思っていました。が、大会前日の金曜日の夜に気づいたことには、学連レースと違って運営がみんな初めて。何事にもテンプレ的なものが無い。いつもは下っ端だけど明日は隊長。あわてて帆走指示書を読み直して、リタイア届と変更届を作りました。前日出申を出してもらうタイミングも考えないといけない(しかも前日出申という言葉が関東ローカルなのか、他校の選手になかなかわかってもらえませんでした)。抗議締め切り時刻もいつもと違った。

準備不足がたたって土曜日はひとり勝手にパニック状態でした。選手や応援の方々にとって陸本は全ての窓口なのに情報を何も把握していなかったり、海上に旗が足りないことが判明して山本さんと一緒に恥ずかしさと申し訳なさで打ちひしがれたり、着順速報の存在を忘れていたり、リタイア再出艇していく艇を見逃してしまったり(陸本の仕事としてはこれが一番の失敗です)、雨でいろいろかき乱されるし。さらには日曜日の引越しの予定も出来ていない(引越し大臣なんです)など。一緒に陸本をやってくれたゆりえさん、ぞんざいな受け答えをしてしまった方々、余裕が無くてごめんなさい。。金曜日のうちに陸本の仕事を二人で確認しておくべきでした。

一にも二にも情報共有だと思って、レース後のミーティングで海の運営陣に教えてほしいことを全部伝え、トランコ以外の連絡手段をつくることを確認しました。そのせいと、全員の慣れと、無風コンディション(土曜と日曜の風が反対だったらちょうど練習になってよかったのに)のおかげで日曜日は比較的穏やかに進めることができたと思います。配艇を尋ねて水石は把握してなくていいよって2回言われたのはちょっと悲しかったけど笑

今回の七大戦の一番の反省は、責任を感じ始めるのが遅すぎたことです。青木さんの求心力と浅川や西坂の働きぶりに甘えて、なんとなく付いて行けばいいやという感じで前日まで過ごしてしました。いちおう学連で毎回運営に関わっていて他の同期よりはわかっていることもあったはずであり、レースにも出ないわけで、もっと積極的になるべきでした。運営備品のチェックリスト(陸本以外の分も)を鵜呑みにするのではなく帆指示と照らし合わせるとか、プロテスト室の立地と環境もあまり良くなかった気もします。

来年もう一回やったらもっと良くできるのにな、と思いますがそうはいかないのが七大戦ですね。7年前どうだったのか全然知らないし、7年後はその代なりの大会ができることでしょう。今大会も、私は俯瞰できていないのでよくわかりませんが、バタバタしながらも楽しかったし、他校の選手たちも楽しそうな顔をしていたし、観覧艇や実況ルームに今大会の理念が表れていたし、いい大会だったと思います。選手インタビューによって日曜日の風待ちがただの風待ちにならなかったのは画期的だと感じました。Facebookのいいねは一週間で40以上、先週から8.6%も増えました。もう一回七大戦とはいかなくても、部の広報や学連、普段の心持ちなど生かせる場所すべてに繋げていきたいです。

八景島にいらしてくださった皆様、遠くから応援してくださった皆様、ありがとうございました。

 

二年 水石さおり


七大戦を終えて

2016年07月12日 01時48分19秒 | 七大学戦

こんにちは、一年の塚本です。

先日、東京大学主幹の七大学戦ヨットを無事に終えました。東大をはじめ各大学のOB、OGの方には大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

さて、私は今大会には1上の運営要員として参加しました。1年生として初めて大学のヨットの交流戦に参加して感じたこと、思ったことを振り返っていきたいとおもいます。

 

まずはじめに高校と大学のヨットの違いについて触れたいとおもいます。私は中高時代からヨット競技に関わっていましたが、高校とは大きく違うなと感じたのは大会の運営が学生主体であることです。今大会は4年の青木さん主導のもと開催されました。もちろんこの大会はOB,OGの大人の方々のご協力なしには成り立ちませんが、責任は現役の学生です。中高の大会といえば大人の方に管理・運営してもらい、学生はレースに参加するイメージが強いです。学生が運営に参加するとしても旗の上げ下げ、マークのうちおろしの作業など指示してもらったことをこなすようなものでした。

もちろんまだ私は一年生。大きな責任が伴うような仕事は授かっていませんが、レース海面を設定する運営艇にドライバーとして乗る先輩の姿を見ていると、いつかは責任ある仕事もくるのだなと当たり前のようですが感じずにはいられませんでした。

 

では次にレース結果について。優勝は九州大学さん。完全優勝でしたね。東大は総合4位と少し悔しい結果に終わりました。それでも470でピンをとるなどキラリと光るものもありました。レースに出た先輩方もおっしゃっていましたが七大学戦はレベルの高いレース。しかしミーティングでOBさんが異口同音に言われたのは「次のマークを見る」というヨットレースで基本的なことでした。特に初日の強風で大雨という視界の悪い状況ではこういった基本的なことが効いてくるのではないかと思います。基本、セオリーを着実にということが改めて大事だと感じました。

 

最後にUstreamについてです。1上の中継を担当していました。中継はうまいこといったでしょうか?話し下手な私には慣れないことでつまらない実況中継になってしまったと思います。申し訳ありません。是非次の七大学戦もUstream配信を実施してほしいです。今度は見る側か写る側で(笑)。

 

 運営は大変なこともありましたが高校の同期、先輩にも再会でき個人的にも楽しめた大会になりました。いよいよ夏休みから週6練が始まり、また次の練習からはクラス分けもされるということで、一年生も本格的に始動していく予感です。この大会で受けた刺激を忘れずに長い練習に入っていきたいと思います!それでは失礼します。

 

一年 塚本将史