東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

七大戦を経て

2016年07月13日 07時24分10秒 | 七大学戦

皆さんこんにちは。
2年スナイプクルーの浅川です。
僕は七大戦の運営では、各大学やobさんへの連絡担当という仕事を青木さんから与えらており、反省するべき事はいくつもあるのですが、ここでは割愛させて頂きたいと思います。

さて、皆さんお待ちかねのレースについて書かせて頂きたいと思います。

31308 海野・浅川 11-9-6-9
30563 菅原・江村 6-8-9-8

どうでしょうか、この点数。
期待をしてくださっているLBの皆様から、緊張感がないと言われても仕方のない結果です。
正直もっと良い順位が取れると思っていたので、本当に悔しいです。
僕らの船も菅原さんの船も、七大戦は反省点が無限に出てきてしまうようなレースだったとは思いますが、その中でも僕が強く感じたものを幾つか書いていきたいと思います。

まずはスタート。
今回のレースは僕らの艇が苦手とする下からスタートすることがほとんどでした。
上からスタートするときは良いスタートすることが多いですが、下からとなると成功率はグッと下がります。
今回も良い位置につけているものの、加速し始めるのが遅かったり、ラインはまだまだなのに最後にベアしてしてしまったりしてしまいました。
要はいつもと違って海野さんはラインをあまり読めていなかったわけです。
ですが、実はクルーである僕は今回のレースでは珍しくラインが結構読めていたりしました笑
お恥ずかしい話ですが、他の船より自分の判断で飛び出してリコールするということが怖くて、海野さんにそれをきちんと伝えることができませんでした。
クルーである僕の方がラインは読みやすいわけですし、スタートにおいてもっと僕が主導権を握るべきでした。
これはスタートだけに限ったことではなく、僕らのペアは僕が不甲斐ないため、コースなどでも海野さんに判断を委ねてしまうことが多いです。
情報を伝えるだけでなく、もっと自分で判断して、その意思をスキッパーに伝えることができるようにならなくてはいけないと感じました。

コースについても同様のことが言えます。
今回ブロウが見えていて返すべきポイントが分かっていたのに、上の船をスキッパーにディップさせることを嫌がり、返すことができませんでした。
上位をとった船はそこで返していたので、僕も自分の強固な意思を持って返させるべきでした。

またプロテストでも大きく順位を落としました。
これについては個選のときから感じていることですが、一つのプロテストで2回転している内に本当に大きくを順位を落とすので、絶対にプロテストをかけられてはいけないと思います。
またかけられたときに素早く2回転をすることが大切で、それは日々の動作の練習が重要になってきます。

以上が僕が特に反省してる点ですが、これ以外にも無数にでてきます。
しかしこれだけ多くの反省点が出てくるということは、嬉しいことでもあります。
幸運なことに、秋インの前に自分の至らない点がこれだけ知ることができました。今回のレースが秋インでなくてよかったとつくづく思います。
僕は春以降、海野さんとペアを組ませてもらっていて、恐らく秋もこのままでいくと思います。気がつけばもう7月。海野さんと一緒に出れるレースは、もう数えるほどしかありません。このままでは終われません。一つ一つのレースと練習を大事にしたいです。
もっと頼れるクルーになって、海野さんの負担を減らしたいです。
絶対に全日本に行きたいです。
そう思わせる七大戦でした。

夏から週6練が始まります。
1日も無駄にせず、学べることは全て学んで、自分のものにします。

とりあえず、、、週6練を集中し続ける英気を養いに今日から仰秀の岡田さんと沖縄に来ています!!
ウィンドサーフィンとダイビングをする予定です!(結局海ですね笑)

最後になりますが、今回の七大戦はLBの皆様のご協力なくしては実現しえなかったものです。本当にありがとうございました。

それでは失礼致します。

 


一部員より、七大学戦 

2016年07月13日 02時11分03秒 | 七大学戦

こんにちは。こんばんは。2年の西坂です。

 

ここまでのブログで、七大学戦における様々な担当者が七大学戦を振り返ってくれています。そろそろ運営ではなく、レースについてかな?と期待して下さっているみなさん。

残念ながら僕も運営に関して書かせていただきます。レースに関しては、470・スナイプの両チームから一人ずつレースに出たメンバーが総括してくれるということなので今しばらくお待ちください。

各々七大学戦の担当者が大変素晴らしい文章を書いてきてくれているので、なかなか緊張するところではありますが、七大学戦を通して感じた事、反省を自分なりに書いてみようと思います。

本当に一個人の反省ですので、東大ヨット部としての反省ではなく、ヨット部員の一人の反省として軽い気持ちで読んでいただければと思います。

 

(七大戦当日の夕方、八景島の空が美しかったです。) 

 

今回僕は、「運営艇のチャーター」及び「運営備品・運営艇の準備」という、要は当日の運営の下準備をするという仕事を頂きました。

 

まず、前日までの準備について。

今まで基本的に僕がやってきた仕事というのは「~大臣補佐」というような上級生の補佐がほとんどで、気付かぬうちに指示待ち人間になってしまっていたように思います。本当に恥ずかしい話ですが、運営艇のチャーターに関して言えば、青木さんや間邪さんに進捗を聞かれるまで放置してしまう始末。最終的には、様々な方のご協力を得て何とか必要最低限の船を借りることができましたが、なかなか危険でした。大学生にもなって何とも恥ずかしいです。

 

さて、七大学戦当日。

前日までに船に乗せる備品の最終チェックは終わっているし、当日の朝はそんなに慌ただしくならないはず、でした。が、当日になって何かと小さなトラブルが続出。運営準備の責任者なんだからと、自分で解決しようと走り回りました。自分が現役責任者・ドライバーを務める運営艇の準備も相まってドタバタしたまま何とか出艇。結果、旗が一枚足りない、アンカーが小さくて利かない。等々の確認不足によるミスが発生しました。海上の各艇に乗っていたLBさん、現役責任者が機転を利かせてくれたおかげで何とか事なきを得るという感じでした。

 

着艇後、運営中に起きた不備を運営艇に乗っていたLBの皆様、現役の責任者達と陸本の責任者の水石を交えたミーティングで、改善できるところをきちんと話し合って対策を練りました。また、レース委員長に運営備品を一度確認してもらいました。その結果、二日目は海上では特に問題なくレースを行うことができました。

 

 

さてさて、運営の反省も大事ですが、実はここからが今回のブログの本題です。

 

 

レース委員長である、LBの伊東敦さんから、1日目の着艇後、「責任者なんだったら、もうちょっと人を使わないとだめ。責任者が自分で動き回っていると上手く回らない事が多い。」という趣旨のお言葉を頂きました。確かに、一日目の朝は何か問題が発生するために「これは急いでこうしないと」と、自分で走り回って問題を解決しようとするあまり、余裕がなくなってしまいました。もし、そこで一年生などに頼んで(指示して)一年生に動いてもらっていたら、時間的な余裕も生まれ、1日目の朝に運営備品準備の責任者としてレース委員長との備品チェックもすますことができ、万全な状態でレース運営を行うことができたのではないかと思います。

 

思えば、今まで下っ端として、指示を受けたとおりに自分が走り回る立場でした。が、今回は今までとは違い、責任者として人に指示を出さないといけない立場。指示を出す側の難しさを痛感しました。これから、どんどん今までよりもそのような立場に立つことが増えていくと思います。いつまでも下級生のつもりでいるのではなく、先輩になっていくことを自覚する必要性を痛感しました。偉そうにするつもりはありませんが、しっかり自分が人に指示を出していけるように成長していきたいと思います。

 

二日目は、上手く一年生などに指示をして目標の時間通りにやるべきことを終わらせて、滞りなく運営備品の準備、片づけをできたと思います。ちゃんと頼んだことをこなしてくれるほんとにほんとに頼もしい後輩がいるのに、それに頼ろうとしなかった自分が恥ずかしいです。

 

 最後に。

多くの場面で助けてくださった方々、指示を与えてくれた先輩方のおかげで、自分は大したことはできませんでしたが、それでも一つの与えられた仕事をこなしたということは大きな自信にもなりましたし、これから成長していくための糧になったと思います。大会の運営を通して、部の運営において自分が求められるスキルなども多少感じ取ることができました。

また、七大学戦を運営するにあたって御協力して下さった諸方面の皆様、この場を借りて感謝させていただきます。誠にありがとうございました。

 

それでは長々と読んでいただき誠にありがとうございました。

失礼いたします。

 

 

p.s. 本日、僕が受け持っていた七大学戦の全ての仕事が完了致しまして、とりあえず一安心してぐっすり眠ることが出来ます。

おやすみなさい。

 

 

2年 西坂惇之