東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

スタートダッシュ

2022年05月03日 22時02分09秒 | レース反省

クルーザー班2年の関根佑樹です。お世話になっております。

 

4月後半の活動報告をさせていただきます。

 

23日は前週と同様、葉山で試乗会を行いました。これまでになく多くの新入生が参加してくれました。しかし入部者はあまり増えることなく不安の残る試乗会となってしまいました。

 

また、4/30と5/1は小網代試乗会がありました。自分にとってホームでの試乗会なので気合が入りました。気合が入り過ぎてしまったのでしょうか。30日の出艇直後のメインセールをあげた瞬間にスタボのロワーのサイドステイがいきなり外れてしまいました。サイドステイの接合部分のネジ穴がダメになってしまっていました。結局、その日は出艇することはできず、新入生をヨットに乗せることはできず、もったいない試乗会となってしまいました。不幸中の幸い、壊れた部分の部品を取り寄せることができ、5/1は新入生にヨットに乗ってもらうことができました。その日は雨が1日中降るような、新歓にとっては良くない天気でしたが、新歓することに慣れてきたのか自分的にはこれまでで一番手応えのある新歓にすることができました。ただ、それでもいまだに入部者はプレイヤー3人、マネージャー2人であり目標には程遠いです。明日からの残りの2日間の小網代試乗会、全力で頑張ろうと思います。

 

さて、24日はフリートレースに参加しました。リザルトは8艇中7位で辛酸をなめる結果となりました。詳しいリザルトは以下になります。

 

http://kanto-fleet.lets-sports.net/race-result/2022.html

 

自分と友成2年にとってはフリートレースでは最大規模の8艇でのレースとなり、年度始めから刺激的なレースを味わうことができました。運営の方々、ありがとうございます。

 

個人的な反省を述べるとするならばバウマンなので、やはりスタートになります。前回のフリートレースの反省も前回のブログに書きましたが、その時はラインに大きく足りないことが課題でした。今回は前回よりも風が強かったことも幸いしたのか、艇団の下に位置付けて上し殺されるリスクを下げてから風位を揃えることで少なくとも出遅れることはありませんでした。

 

ただ、まだまだ課題はあります。今回の4回のスタート(1回ゼネラルリコール)は上有利の状況で全て真ん中よりも下で出ました。上で出ようとして失敗しては元も子もありませんが、少なくとももっと艇団に寄せられたなと思う回は2回ありました。特に第2レースのスタートはリコールを避けるためにベアしたところ結果としてアウターマークにマークタッチしてしまいました。本末転倒もいいところです。これももっと上に位置していれば

 

チーム全体としては、1上では上位で回航したとしても徐々に順位が落ちていくというレースになりました。一番の課題はダウンウィンドでの艇速です。その主な原因はチーム全体としてスピンの理想的なシェイプをわかっていないということがあると思います。遅いなと思っていてもどこを変えればいいのかの正解がわからないのです。ただ、個人的な反省としてはフォアデッキの前後の乗艇位置に関してもう少し気を遣うべきだったと思いました。

 

レース前に立てた目標には遠く及ばない結果となってしまいました。新歓が終わったら練習をする時間はたくさんあります。が同時に練習すべきこともたくさんあります。いかに限られた時間で最大限の成長をできるかはこの春、いかに効率よく、優先すべきことを見極めつつ練習するかにかかっています。そのことを心に留め、練習を重ねていきます。

 

今後とも仰秀、そして東大ヨット部の応援のほど、よろしくお願い致します。

 

2年 関根佑樹