東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

レセプションの焼き鳥が美味しかったです。ただ、忙しくて全然交流できませんでした。来年は、ゆっくりしたいです。

2023年07月20日 22時00分49秒 | 七大学戦

お世話になっております。470スキッパーの成相です。

 

七大戦の振り返りブログ。

 

全然納得できる結果ではありませんでした。

個人としては、2日間しっかりレースに出て、個人成績3位、470チームとしては、クラス優勝、そして、東大ヨット部としては、総合優勝を目指していました。

ですが、一つも達成できませんでした。

 

思えば、代交代が行われた東北大学戦でレギュラーから外れ、その後の春イン前でレギュラーに復帰して92に乗ってから、目標と実力の乖離に苦しんでいる気がします。春インでも悔しいというか、呆然とするような結果で終わってしまいました。もちろん、新歓とレギュラーとしての責務みたいなものでなかなか練習に集中できなかったから、春インが爆風1レースであったからという言い訳もあります。しかし、個人戦では、練習期間もあったし、92にも乗りまくっていたと思うし、レース数も多かったし、要は言い訳がほとんどない中で、よくない成績で終わってしまいました。その後は、オリンピックウィークであったり、関東470決勝であったり、フリートレースが続く中、29という素晴らしい船になぜか乗る機会をもらいましたが、思うような成績を残せないで29の時期も終了しました。

そのような状況で、七大戦を迎えました。七大戦に向けての個人としての思いは強かったと思います。チームがあまりうまくいっていない中で、何か形を残して、いい方向性にもっていきたい。そして、自分が3日間出ることは、濃厚であったので、七大戦でチームの目標を達成するには、自分の努力が必要、そんな気持ちで七大戦に臨みました。

 

まず、1日目。

明治の4430と日大の46何たらの船を高天さんがくじで引いてきました。くじ運はよかったのではないかと感じました。もちろん、2日目に澤田が出ることは決定していたので、自分と丸山さんが艇番の低い方に乗ることは金曜日の夜に澤田には伝えていました。なので、明治の4430にしました。整備して、午後から意外と吹いている中、プラクティスレースを1レースやりました。結果は、2位でまずまずのできでした。プラクティスレースは、結果よりも、船の不具合の確認の方が主だったので、船の整備項目がたくさんあることに気づいたのは、よかったです。センターがささらないし、カニンガムが引けないし、トラベラーが引けないし、整備項目が多く見つかりました。七大戦は、整備力や即応力みたいなものも問われるので、そういった意味で整備をすることは重要でした。整備が終わり、どの大学も休憩している中、東大だけはブリーフィングの後に出艇し、整備項目の有無や船の感覚を確かめました。そういった意味で、澤田も僕も言葉にはしていませんでしたが、この大会にかける思いがあったのではないかと思います。着艇後、整備をして、船に文句がない状況にして、この日は終了しました。

 

2日目。

意外と吹いている中、3レースを行いました。1レース目、下1でスタートして、色々失敗したけど、2位フィニッシュ、そして、澤田も6番くらいでフィニッシュしたので、合計点も一桁で最初にしてはまずまずでした。しかし、実際は、澤田がリコールしていたので、芳しくない結果でした。2レース目、スタートの準備ができてなかったり、下有利であることを把握できていなかったりと、自分たちは最悪のスタートをしてしまいました。今回のレースで今まで課題であったスタートの改善も達成しなければならないことの一つであったので、悔やまれるスタートでした。しかし、澤田が1上でトップで回っているのを見て、自分たちも頑張らないといけないと感じ、勇気をもらいました。3レース目は、澤田とひろきが交代することになり、スナイプのレース中の約2時間弱を船の感覚やレース海面の調査に費やしました。このレースは、どちらの船もまずまずのスタートをして、あとはコースやボートスピードの戦いでした。結果は、合計11点でよくありませんでしたが、このレースで2日目のレースを終了しました。実は、僕はレセプション担当だったので、レセプションの準備を着艇後しました。その後、船の整備を行いました。諸々の片付けをして、疲れたので、この辺で就寝しました。

 

3日目。

この日は、微風予報で、レースができないかと思われていましたが、北風が案外吹いていたので、北風の中、470はレースを行いました。この日は、高天さんも出ているので、二人で合計一桁台をキープして2レース行えば、妥協点の目標には達成するだろうということで、とにかく前を走ることを意識しました。スタートも自分が下ピンで、高天さんが上ピンでスタートをしているのを見て、ピンを二人でしっかりと抑えてスタートできたのはよかったですが、その後のコースの選択ミスや抑えるべき船を抑えられずに、フィニッシュしてしまいました。その後は、風が凪ってしまい、南風の中スナイプが1レースやって、終了してしまいました。大野さんがフィニッシュして、西尾さんが京大の前でフィニッシュするかがスナイプがクラス優勝するかどうかを決定するので、みんな固唾を呑んで待っていたのが印象的でした。スナイプが優勝した時、もちろん嬉しかったですが、それと同時に総合優勝できなかったのは、470のせいだと感じていたので、申し訳ない気持ちもありました。さらに、470の賞状獲得もなくなり、いまだに賞状を手に入れていないのは悔やまれる気持ちです。

 

レースは、自分にとっては、あまり喜ばしいものではなく終了してしまいましたが、今回の大会を無事に成功させたのは、中静をはじめ、多くの部員のおかげであると思います。中静とかが平日にミーティングをしていたり、準備をしていたことは知っていました。また、この大会中でも夜遅くまで準備していたことも知っていました。その努力の甲斐もあって、無事終えられたのは、よかったと思います。ありがとうございました。

 

もう残すは、秋のインカレのみになってしまいました。最後にこのチームで良い結果を残せるように今後も練習していきますので、今後ともよろしくお願いします。

 

成相悠喬