東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

はじめての夏合宿

2024年09月18日 19時26分18秒 | 通常練習

こんにちは。1年470スキッパーの下村です。

写真は頼りになる先輩大下さんです。

まずは活動報告から。第6クール(9/11~16)は強風の日も多いなか、1年生含めて練習に励みました。また、安全講習も開催されて、みんな真面目に海の安全についても理解を深めました。

先クールには相川さん作問のヨット理解テストが1年生向けにおこわれました。僕は12人中9位というおおいに反省の余地がある結果となってしまいましたが、逆に同期のヨットに対する情熱も垣間見えて自身のやる気にも繋がるイベントとなりました。

夏休みにブログを書くのは今年最初で最後だと思うので、僕の夏休みを通した感想を書こうかと思います。

夏休みが始まる前は、毎週合宿でヨット漬けの生活に飽きるのではないかと少し心配な気持ちもありましたが、始まってみるとここまであっという間で、学びばかりで楽しい毎日を過ごせています。470スキッパーという1年生のこの時期には練習しにくいポジションであるにもかかわらず、先輩方は自分の時間を割いて自分にかじを持たせて練習させてくださり、感謝でいっぱいです。それでもまだ出来ないことばかりで、先輩にも迷惑をかけてばかりなので練習すればするほどはやく上達したいという気持ちが強まります。

夏休みももう終盤。来週には六大学戦も控えます。ここから気合いを入れ直して頑張っていきましょう。それでは。


2024年度伊東クルージング

2024年09月11日 23時33分57秒 | イベント

こんにちは。絶望の70キロ台に再突入しそうな1年470スキッパーの太田薫です。

マネ飯が美味しすぎるので仕方ありませんね。減量は1月のオフにお預けします。

 

さて、9/7-8に1年9名(ディンギー班5名、クルーザー班2名、マネージャー2名)が参加した伊東クルージングの振り返りをします。

 

バカ楽しかった!のですが、ボクの文章じゃその魅力がなかなか伝わりづらいので、写真多めでいきたいと思います。残念ながら自己紹介ブログに続きタラタラ長めになっております。また太田かよ、君にはもううんざりしてるんだ、という方はどうか写真だけでもお楽しみください。

 

 

 

9/7 天気快晴 最高気温33゜風速0〜6m/s 南西

 

7:30に三崎口駅にLBさんが迎えに来てくださるので、それに合わせて合宿所を6:00前に出発。寝静まる合宿所を振り返ると、部活を合法的にサボることにちょっとした背徳感を覚えました。

8:00前に京急油壺マリーナに到着し、2日間お世話になるフネ「かのーぷす」とご対面。想像以上に大きくて内装もとても綺麗で胸が躍りました。下架してあったので今年は糞掃除はなかったです✌

 

 

荷物を運び入れて出発。部屋がいくつもあって秘密基地感があって興奮しました。

油壷湾を出ると視界がパッと開けて大海原が眼前に広がりました。みんなテンションが上がります。ところが見渡す限り鏡で、最初の2時間くらいは機走でした。南からそよ風が入り始めてセールアップすると、クルーザーらしいヒールがつきます。470的には違和感ありありでしたが、僕以外のディンギー班はみんなスナイプだったので特に何も感じなかったみたいです。ありがたいことに全員舵を持たせてもらいました。ディンギーに比べればやはり重かったけど、案外スムーズに動かせました。ちょっと回すだけで針路が結構変わってビックリしました。繊細なのはどのヨットも一緒なのですね。最近フネが壊れがちなので、かわいい女の子だと思って扱いましょうね。

ベタ凪。

ご満悦のK。

 

クルーザーとの二刀流の遠藤さんが2年前に参加したときに、ビッタビタに真っ直ぐ帆走していたそうです。「やっぱね、あん時からセンスあったんだよなぁ。こいつぁ違うね!と思ったよ。」とLBさんがベタ褒めされていました。残念ながら今年は及第点に達した人はいなかったようです。

 

昼食のサンドイッチをいただく頃には1ピンダウンくらいまで風が上がってきましたが、かのーぷすはフルパワーでぐんぐん走ります。真夏のような陽射し、潮風、時より被る水しぶきがとても気持ち良かったです。そんなこんなしているうちに、伊豆大島、伊豆半島、初島と次々に陸地が見え始め、予定よりも1時間以上早く伊東サンライズマリーナに到着しました。

 

 

軽く片付けを済ませたあと、ハーバーに併設されている道の駅(というより規模感的に逆)を散策して、夕食まで時間があり余っていたので流れ的に砂浜に遊びに行くことになりました。が、これがよくなかった。目的の海岸の手前で、一回り小柄な武藤敬司約10体(これガチ)に遭遇し写真撮影を頼まれて、そのお礼に頼んでもないのにスイカバルーンをもらいました。スキンヘッド上裸ムキムキ10体はさすがに断れませんでした。せっかくもらったからなんかする?ということで、予め買っていたプニプニボールと合わせて水球をすることになりました。正直ここで全体力を吸われました。完全にはしゃぎすぎました。もう高校生ノリしてたら体が持ちませんね。

TOKYO(拡大注意)。右端の浮遊体はアサダクン。

 

周りのカップルたちの邪魔をしながら2時間くらい泳いだあと、マリーナに戻って道の駅の夕ご飯をいただきました。超豪華海鮮料理で超興奮しました。アサダクンは遠慮という言葉を知らないようでした。彼に負けじと食べまくった結果、絶望の70キロ台が目前に迫ってしまいました。

 

夕食のあとは、MEGAドンキで翌日のご飯とかおもちゃとか元気出るサプリを買って、かのーぷすに戻って人狼をしました。みんな疲労とかいろいろあって意識が朦朧としていたので、なかなかカオスな展開になりました。

 

夜も更けてマリーナの光がほとんど消えて、ちょっとえぇ感じの雰囲気になりましたが、水球で全精力を使い果たしたために、恋バナすらする気力が残ってませんでした。残念ながら伊東クルージングのロマンスの伝統が途絶えてしまいました。

 

大下さんなどからさんざんホテル泊を推奨されたのに、何故かみんなでデッキとか桟橋で寝ました。船内は蒸し暑くて寝れないし、外は虫がエグいし、桟橋は揺れるし。すべて大下さんの予言通りになりました。やっぱ大下さん賢い。

 

 

 

9/8 天気快晴 最高気温32゜風速0〜5m/s 南東

 

温泉に入りながら日の出を眺めようということで5時前に起床しました。デッキ寝は、虫に刺されまくったこと以外は、なんとかなりました。そよ風気持ちよかったです。枕付きライジャケのおかげで変に凝ったりせず目覚めは最高でした。日の出と温泉最高でした。風呂上がりのコーヒー牛乳は過去一でした。休憩室でみんな意識を失いました。

 

復路から総監督のレジェンド川田さんが参加されました。8時前に出航しましたが、この日もベタ。陽射しがバカ暑かったです。陸近くは風が不安定だったので機走で進みました。ふとバウに目を向けると全員見事に爆睡していました。そんなみんな一気に寝るかいな、と思い真似してみるとあら不思議。枕付きライジャケを着てそよ風を浴びつつ、ドッドッドッ、と一定のリズムを刻むエンジン音に耳を傾けてバウに寝転がれば、5秒で落ちます。これガチです。完璧な睡眠用BGMを見つけました。

↑枕付きライジャケ

 

昼ご飯は、川田さんが伊東の活魚センターで買ってくださったシマアジとカンパチのお刺身でした。日菜がスターンで綺麗に捌いてくれました。お肉みたいな食感でバカ美味しかったです!疲れた体にしみました。川田さんは、クルージングしながら魚を食べるという数年越しの夢が叶って嬉しそうでした。

 

個人的な話になりますが、レジェンド川田さんに初めてお会いできてテンションが上がっていた僕は、川田さんを質問攻めにしました。ヨットの技術的な話から五輪キャンペーンや最近の趣味まで根掘り葉掘り聞いてしまいました。本当は久しぶりのクルージングを楽しみたかったでしょうに、嫌な顔ひとつせず快く答えてくださいました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。

 

さてセーリングの方はというと、この日も昼ご飯の前くらいから南寄りの風が安定して入ってきて、そのまま油壺まですいすい行けました。

そう言えば行きも帰りも1回もタックジャイブしなかったですね。天気・風速・風向すべてエンジョイセーリング的に完璧でした。

 

 

2日間を振り返ると、寝て起きて食べて話して操船して寝てを繰り返したクルージングでした。日々の喧騒を忘れて大海原でセーリングする経験は、非日常的でとても心地良かったです。さらに、日頃勤しむ競技としても、そして今回のようなレジャーとしても、ヨットの楽しみ方はいろいろあるんだなと感じました。やっぱりヨット最高です。引退したらみんなで共同所有するのもありだなと思いました。

 

伊東クルージングを企画・運営してくださったLB様・かのーぷすメンバーの皆様、大変お世話になりました。改めてありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年の1年生へ

恋バナできるくらいの元気残しときー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りの京急線にて。知らないアメリカ人芸人と。大学生になって1番いい笑顔が出ました。

 

では失礼します。


井ノ中ノ蛙、大海ヲ知ラントス

2024年09月10日 18時17分52秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の木藤です。関根さんも仰秀に復帰し9月から正規メンバー8人フルメンツでの練習が行われています。先週の秋への入り口が見えたかのような肌寒さは夢であったかの如く、再び夏の海に身を置くことになってしまいました。暦の上ではとっくに秋なんですよね。今年は春もなかったように勝手に感じていますが、秋はさらに短いのかもしれません。秋は好きな季節です。ヨットを始めて海の風を感じていると前よりも敏感に季節を感じるようになりました。最近秋は一つの季節としてではなく夏と冬の境目のように去ってしまう気がしてしまっています。シアトルは9月はかなり冷え込むと聞いています。日本に帰ったら10月。その頃にはもう秋が始まっていてくれていることを願っています。

さて、今週の活動報告です。1年生の動作練習を行いながら2年以上の上級生はついに再来週に迫ったJ24世界選手権に向けて正規のレースポジションでの練習を行なっています。個人的には1ヶ月間ヘルム練をさせていただいてフォアデッキにはブランクがあったので勘を取り戻すような意識で9月の練習を行なっています。今週は2日にわたり月光チームとのラウンディング練習に参加させていただきました。もちろん月光チームの方々にはまだまだ全体的に劣りがあることは否めないのですがワールドメンバーとしては動作の練度は徐々に安定してきている印象はあり、セールトリムやコース選択の感覚を研ぎ澄ませながら全体的に日々レベルアップを図っていけたらと感じています。

個人的にではありますが、今週は源さんと共にジェリーフィッシュの松本さんにお誘いいただき湘南レースに出場しました。クルーザー班のメンバーでは珍しいことなのですが、自分は今までJ24以外の船でレースに出たことがなく。。。ことあるごとに他の艇種・いつもと違うチームに乗るのも勉強といいつつ、J24以外の社会人チームには参加させていただく機会を逃してきまして始めての大型艇でのレース経験でした。レースにいざ出場すると、わかってはいたことですが、大きさの全く違う船同士のレース。レーティングを加味したポイントレース。前を走る大型艇の迫力に圧倒されました。レース海面に向かう途中で練習中の仰秀が見えたのですが、外から見るJ24はやっぱり他のクルーザー艇の中を走ると極端に小さく見えました。ディンギーと比べれば仰秀は大きくて走りに迫力があると思っていましたが、まさに井の中の蛙という感じですね。JはJでワンデザインのレース環境があるというのは本当に面白いことだと思うし、現状あまりレースという意味においてはポイントレースは難しそうだなという印象でJに満足してしまっていますが、船としてはやっぱり大きい船に乗ってみたいな、あんなインパクトある走りを体感したいなと感じました。まだヨットを始めて2年目。J24しか乗っていないような学生なんですがこれからのセーリングライフ、J24の中でもっと世界の舞台を見にいくというのはもちろん貴重な経験になることだろうけれども引退してからでも色んな意味でヨットの広げ方があるなと感じました。もっと大きな船はあるし、飛ぶ船だってあって、この前やってたアメリカズカップなんかみたいな舞台だってあって、とにかくヨットの世界は幅広いんだなと。井戸から大海を眺めた蛙のような気分でした。

そんなことはさておき再来週にはシアトルに出発するというところまできました。大きなヨットを知ることも大事ですけど今は大きな舞台を知ることに今から非常にワクワクしています。ここからあと2週間、今年のシアトルが経験だけで終わることのないように。しっかり練習をしてワールドの舞台へ臨みたいと思います。

 

木藤大和


うまくなりたい

2024年09月09日 15時06分52秒 | 通常練習

こんにちは。1年スナイプの大橋です。はじめてブログを書きます。

 

 

写真は今クール(たぶん)に合宿所に戻ってる途中にみた景色です。太陽と富士山が重なって綺麗ですね。写真撮ってる人たちがいなけりゃ完璧なんですが。

 

 

では今クールの振り返りを。といっても、僕を含めた1年生の一部は伊東セーリングに参加したので、練習自体は3日間しかありませんでした。

いずれの日も微風で、きっついハイクアウトをすることはあまりなかったです。僕自身は、今クールではコース決定のあれこれを学びました。色々と深く、経験が必要そうであるので、僕の師の人たちにこれからいろいろ聞いたりして学んで行こうと思います。また、風がふくまで陸で待機している間に僕ら1年は艤装を学びました。習う前のひっどい状態をみると、大きく成長したのではないでしょうか

今クールの1日めの夜には1年生の座学のテストがありました。結果には優上•優•良・可・不可がでるようです。びりのやつには罰ゲームがあるとかないとか。この結果発表も楽しみです。

 

 

最近は天気が良くて洗濯物がよく乾きます。今ちょうど洗濯が終わったようなので、洗濯物を干そうと思います。では。

 

 

 


世界選手権に向けて

2024年09月05日 15時10分53秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の古川です。

J24世界選手権まで一ヶ月を切りました。前クール初めは蒲郡で他の大学との合同練習が行われる予定でしたが台風の影響で残念ながら中止となってしまい代わりにオンラインで座学などミーティング、後半は院試を経て帰ってきた関根ヘルムスマンを擁して世界に向けた練習をガッツリしました。

ミーティングではイメトレのため世界選手権のレース中の艇をスターンパルピットから撮影したYouTubeをみんなで見ました。上位下回航で前からスピンをはった大量の艇が正面から迫ってくる景色は圧巻でした。ただなかなか数十艇と共に練習やレースする機会のない仰秀としてはスタートや回航ではなかなか慣れない動きをすることになるでしょう。そのためにバーチャルレガッタがいいイメトレになるものと考え、全員分の夕食皿洗いをかけて日々やっておりますが毎回、動かないー、いきなり止まったよーなどといって言い訳がましい某T先輩には不安が募るものです。ただのゲーム音痴でリアルセーリングには関係ないと信じていますが。

ただやっぱりバーチャルレガッタがリアルに役立つと思う自分として最近はオフや電車など暇さえあればやって頑張っているつもりではありますが、スタートや回航でミスって萎えてやる気をなくすことが多々あります。メンタルの調子がいい時はそれでものちに挽回しますが悪いと後の動作ミスの連鎖で一気にだるくなってやめます。だるくなって途中でやめられないリアルセーリングのためバーチャルレガッタでアンガーマネジメントを上手になりたいものです。

6人でレースに挑むJ24では全員がポジティブに一致団結して、失敗してもすぐに心を上手く切り替えて挽回する必要性を毎フリートで感じます。他のもっと大人数で乗る社会人チームのヨットにレースでお邪魔した時もやっぱり、雰囲気がよく失敗後の切り替えが早い艇は速いことを身にしみて感じます。ただ負け続けてずっとポジティブでいても成長はできないのでネガティブになる必要も確かにあります。でも最後は勝ってポジティブに終わりたいものです。

 

古川諒真


マネ飯🌻

2024年09月04日 20時56分00秒 | 通常練習

お世話になっております。

2年マネージャーの鈴木萌花です。


8月の活動報告をさせて頂きます。


8月初めはマネ感をしてもらいました!

去年は風が強くてレース出来なかったのですが、今年は2レースでき、楽しかったです✨また、クルーザーにも新歓振りに乗って同期と一緒に舵を持つ事ができました!プレイヤーの体験を通して風の状況だけではなく波の状態なども考慮しながらヨットに乗る楽しさを感じました。 また、同期からもステキなボードと名前入りタオルをもらいました!

大切に使います✨✨



さて、先月のマネージャーブログで新しい試みとして始めたTikTok撮影を行っています!毎日マネージャーが交代して動画撮影や動画編集、音源の選びまで担当しています!Instagramの投稿も毎日違う人が編集して投稿していますのでチェックお願いします!そして、今日アップされた動画は誰が作成したのか当ててみてください〜



また、合宿所にたくさんのお米の差し入れいつもありがとうございます。近くのスーパーにお米が品薄状況でどうしようかと悩んでいたので、大変助かりました。他にもお菓子や飲み物などもありがとうございます。 


今後ともよろしくお願い致します。


鈴木萌花



水も滴るいいオトコ

2024年09月03日 21時06分44秒 | 通常練習

じゃじゃーん。市毛です。スナイプに乗っております。全然久しぶりでは無いです。近頃SNS班による内戦が勃発しており、指名する側同士を指名し合うという不毛なやりとりが繰り広げられています。次僕がリョースケクンを指名することによりこの争いに終止符を打ちたいと思います。

 

今クールは5日間どれも台風の影響かとても不安定な風の中での練習でした。前段階での予想とは裏腹に、時々雷や大雨に見舞われながらも一度だって赤旗になることはありませんでした。相模湾の他マリーナでは赤旗の所もあったようなので、新港には、「そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな」と言いたくなりました。僕の先の日の思い出です。

練習内容は、スタート練習が重点的に行われました。短いコース練習の中、何度も何度もスタートを行いました。この練習の中で自分のスタートへの考え方が変わりましたし、まだまだな部分もたくさんあるので継続したいです。何度もスタートをしていると、上手くいくこともあれば失敗することもあります。ポートスタートをキメようとした相川クンはしっかりスターボの槇枝クンに吠えられアウターで往生する姿がばっちりと動画に収められました。そんな中でも屈託のない笑顔をカメラに向けた相川クンの陽気さはいつまでも変わらないままでいてほしいものです。

 

また、今まで通り、走りの練習も継続して行われています。今まで自分は100均のグリップを使っていましたが、1クール持たずしてグリップ部分が剥がれただの手袋になってしまうため断念し、次に熟練スキッパーが使いがちな白グリップを使いましたがとにかく滑ってメインが引けないため断念しました。満を辞してグリップ力は最強と名高い黄色のショーワグリップを使いました。するとびっくり今までの半分ほどの力でメインが引けます。そのおかげで心なしか走りが良くなった気もします。完全にハマりました。そのグリップ力で僕の心も掴まれました。

 

ちなみに今クールは京都大学が葉山に遠征に来ていました。京大留学や七代戦を経て仲良くなったつもりではあるのですが、何せこちとらインキャなもんで、人によっては微妙に会話がぎこちなくなったりしてしまいます。悪い意味でのヨッ友にならないようにしたいです。

 

明日からの練習は中静さん(留年)と下村クン(留年)が全個によりいなくなってしまいますが、こっちはこっちです↑ごく有意義な練習にしていきたいです。

 

それでは失礼します。


風来坊

2024年09月03日 20時20分54秒 | 通常練習

4年470クルーの山本航平です。日頃よりお世話になっております。夏合宿第四クールの報告をさせていただきます。

 

夏合宿では今までどちらかというと基礎的なセーリング技術の向上をテーマに練習を行ってきましたが、全日本470ではセーリングの基礎力の向上を実感できたものの、マーク際を中心に基礎動作や次のマークの確認といった基本が不十分だったので、今クールではマーク内での基礎動作の向上をテーマに練習しました。また、スタート技術が未熟であり、レース期を迎えつつある今、スタートの練習を根詰めて行うべきだという小松コーチの助言を受け、金曜日以降はスタートラインを用いたショートコースの練習を丹念に行いました。(上の写真はスタート練習で下ピンからポートスタートをキメようとして失敗してタコっている某ガキです。バーチャルレガッタをやりすぎたのかな?度胸だけは買います。)

 

さて、日本のhip hopシーンに目を向けると、日本レゲエの名曲の一つであるarareのadviceのリミックスがred eyeによってつい最近にリリースされたことは周知のことと思われますが、僕も改めて原曲の方も聞いてみたら、「最初は日本変えてやるとか信念持ってたんでしょ/ならどんなに身体が痛くても捨てるべきじゃなかったはずでしょ」と。そういえば、関東個人戦やら七大学戦やら全日本470やらで、自分のセーリング技術やレギュラーメンバーの成績の向上ばかりに目をとられ、夏合宿で身体的にも疲れが溜まっている中で、代交代の時に立てたチームの目標や理念を忘れていたことを自覚させられました。僕は一選手であるだけでなくチームリーダーも務めているわけですが、一年生が入部して470チームに配属されてから、まだチームの理念を共有していなかったことをふと思い出し、練習を早上がりした木曜日に上級生と一緒に確認しました。この代でのこれからはそんなに長くはないかもしれませんが、今からでも遅くないので、みんなで上達してみんなで勝ちを喜べるようなチームを作っていこうと改めて決意しました。

 

今週を振り返ると、練習の効果なのか偶々なのかは分かりませんが、自分の艇は他大学との合同コース練習に参加した際に、全日本個人戦前の調整を行っている強豪校がいる中でトップフィニッシュをできる場面があったり、他のペアも他大学に対して以前より確実に戦える場面が増えてきたように思われますが、他方、課題も山積みです。先週は非常に強い勢力の台風が西日本で停滞したのちに蒸発しましたが、微妙に弱い勢力の僕たちが葉山で停滞して全日本前に蒸発することがないように、と切実に思います。関東インカレまで練習できる日数は20日を切っていますが、「昨日より上手くなる」、「一つ前のレースよりいいレースをする」ことをモットーに、常に現状に満足せず一つ一つ課題を潰しながら、夏合宿残り半分を駆け抜けていきたいと思いますので、今後ともご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。