東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

世界選手権に向けて

2024年09月05日 15時10分53秒 | 通常練習

お世話になっております。仰秀2年の古川です。

J24世界選手権まで一ヶ月を切りました。前クール初めは蒲郡で他の大学との合同練習が行われる予定でしたが台風の影響で残念ながら中止となってしまい代わりにオンラインで座学などミーティング、後半は院試を経て帰ってきた関根ヘルムスマンを擁して世界に向けた練習をガッツリしました。

ミーティングではイメトレのため世界選手権のレース中の艇をスターンパルピットから撮影したYouTubeをみんなで見ました。上位下回航で前からスピンをはった大量の艇が正面から迫ってくる景色は圧巻でした。ただなかなか数十艇と共に練習やレースする機会のない仰秀としてはスタートや回航ではなかなか慣れない動きをすることになるでしょう。そのためにバーチャルレガッタがいいイメトレになるものと考え、全員分の夕食皿洗いをかけて日々やっておりますが毎回、動かないー、いきなり止まったよーなどといって言い訳がましい某T先輩には不安が募るものです。ただのゲーム音痴でリアルセーリングには関係ないと信じていますが。

ただやっぱりバーチャルレガッタがリアルに役立つと思う自分として最近はオフや電車など暇さえあればやって頑張っているつもりではありますが、スタートや回航でミスって萎えてやる気をなくすことが多々あります。メンタルの調子がいい時はそれでものちに挽回しますが悪いと後の動作ミスの連鎖で一気にだるくなってやめます。だるくなって途中でやめられないリアルセーリングのためバーチャルレガッタでアンガーマネジメントを上手になりたいものです。

6人でレースに挑むJ24では全員がポジティブに一致団結して、失敗してもすぐに心を上手く切り替えて挽回する必要性を毎フリートで感じます。他のもっと大人数で乗る社会人チームのヨットにレースでお邪魔した時もやっぱり、雰囲気がよく失敗後の切り替えが早い艇は速いことを身にしみて感じます。ただ負け続けてずっとポジティブでいても成長はできないのでネガティブになる必要も確かにあります。でも最後は勝ってポジティブに終わりたいものです。

 

古川諒真