東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

morning glory

2024年09月20日 06時48分23秒 | 通常練習

お世話になっております。

クルーザー班3年の杉山です。

 

先週末はJ/24関東フリートのフリートレースが行われました。

代替わり以降初となるワールドメンバーでのレース出場となり、1年生2人は他の社会人チームにお世話になりました。

 

コンディションは14ノット〜19ノットほどの強風でかつ高波、多くのチームがジブをチョイスするハードなコンディションでした。

 

結果からご報告いたします。

3-2-2 合計7点 2位/8艇

 

結果だけ見るとすごく良く見えますが、直前キャンセルのチームが複数あり、実質4艇ほどでの戦いとなりました。

そうはいっても2位は2位で、今年の中での最高順位を取ることができたことは光栄です。

 

レース後にはレース委員会の皆さんの撮って下さった動画を参照しながら、レース委員長からありがたくもコーチングを受け、振り返りを行いました。

 

指摘された改善点としては、

一瞬のオーバーヒールの積み重ねによる下流れ、ランニングでの波によるヒールの抑制不足や乗艇位置、回航の動作についてなど様々ありました。

やはり月光チームとの差はまだまだ大きく、自分自身としては強風に気を取られ注意が散漫な瞬間が多くあったことを反省しています。

レース委員長はじめレース委員会の皆様、ありがとうございました!

シアトルでは今回と比べ物にならない60艇が参加するビッグフリート、常に2章違反に気を配り、それに応じたコース引きが要求されると思います。

今回の反省を活かしながら、あと残す練習は2回のみとなってしまいましたが、世界選手権に向けて実力向上を図りたいと思います。

 

今日・明日の練習を終えると、パッキングの作業が始まります。長かった準備期間を無碍にせず、世界選手権に可能な限りの万全な状態で望むべく、最後の準備を気を抜かずに行いたいと思っております。

 

さいごに、今回の遠征は多くの方からのありがたい応援・多額の寄付に後押しいただいて実現しつつあることをひしひしと感じております。皆さまの期待に応えられますよう、仰秀チーム一同最大限、力を尽くしたいと思います。

 

では、世界選手権前最後の練習に行ってまいります!

 

クルーザー班 杉山


個人戦

2024年09月20日 00時00分00秒 | レース反省
お世話になっております。4年の中静です。

ここ数日で一気に夏が去り肌寒くなりました。これからのセーリングが少し心配ですが自慢の5.5mの激厚ウェットはボロボロでもう使えないので、引退までマイクロフリース1枚で耐え抜きたいと思います。

さて、大変遅くなり恐縮ですが9月の頭に行われた個人戦の振り返りをさせていただきます。

以下、リザルトです。

17 31418 中静(4年)/下村(2年)
全55艇

27-30-13-26-20-23-3-(42) 142pt 

総合22位




結果としては、非常に悔しさの残るレースでした。

1日目。4レース行われましたが、一度も思うようなレースができませんでした。スタートで毎回出遅れ、その後も他の艇につられタック回数が重なってしまい1上の順位が後ろから数えた方が早いところで安定してしまいました。ボートスピードにはそこそこ自信があったのに。。。

結局、この日は海上で修正することができず、少し沈んだ気持ちのまま帰ってきました。

着艇後、tractracを見て分析したり、コーチの方々と相談させていただいて、主に以下の2つが課題だという話になりました。

①自分の意思を持ってコースが引けていないこと。

いわゆるストラテジーで引けていないということです。前を切られそうな艇団を全部下受けしたり、スタートでも最後周りに合わせて出ようとしたりするクセがあったので直そうという話になりました。


②メンタル

結局、スタートで攻められないのも、思い切りよくコースが引けないのも、全個の雰囲気に呑まれていた部分があったと思います。西尾さんには、SNSにアップされた僕の緊張した顔を見て「中静らしくない」と言われてしまいました笑
守りに入っていては勝てないということを再認識しました。

この他にも細かい修正点を確認して、1日目は眠りにつきました。



緊張しています



趣のある宿に泊まり、ご飯はマネージャーが作ってくれました




2日目。
ストラテジーと、楽しんで攻めることを意識して臨みました。

この日は3レース行われました。1、2レース目は風を外してしまい順位こそ良く無かったですが、昨日の反省を活かして攻めたスタートをし、他艇に惑わされずにコースを引けたため、確かな手応えを感じでいました。

そして3レース目。
この時メンタルが絶好調で、下ピンを狙う気持ちになりました。ギリギリのジャストスタートを決め、なんと一上1位。その後ニ下で抜かれて3位フィニッシュとなってしまいましたが、前日の反省を活かしてしっかり結果に繋がったこと、そして何より泰三と記憶に残るレースができた事が本当に嬉しかったです。



ニッコリ

3日目。
残り1レースで全員気合いがはいっていたと思います。自艇も出艇から気合い十分で、勇気のポートスタート出艇を選択しました。


ギリギリ全艇の前を通ることが出来ました


ところが肝心のレースは下ピン付近で攻めるもののスタートで埋もれてしまい、前を走ることはできませんでした。
前日に良いレースをして少し浮かれていたので、全国の厳しさを再認識するいい機会になりました。




このような形で3日間、前入りも含めると6日間の蒲郡遠征が終わりました。
今回、東大からは1艇のみの出場ということで自分と泰三、そしてマネージャーの森田の3人のみの遠征で少し心細かったですが、LBの皆さまや部員からの暖かい応援の言葉が本当に励みになりました。ありがとうございました。

まだまだ、伸びしろしかないことがわかったのでもっともっと練習したいという気持ちになりました。
インカレまで残り本当にわずかですが、最後まで自分とチームの成長を信じて活動したいと思います。

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。






4年スナイプリーダー
中静勇輝