僕の「蒼唯」が
ログのテーブルに腰かけて
暫く五月の精気に包まれていると
それだけで
彼方此方にこびり付いた錆や
否応なくついてしまった黴が
さっぱりと拭い去られて
元の自分に修復されてゆくのを感じる
そこかしこに残存していた傷跡が
ゆっくり緩やかに
自然の中に溶け出して行くのだ
暫く風景に溶け込んでいると
僕の体内に
確かに新しいミドリの血が滾って来る
そんな皐月の今朝早くに
「僕の蒼唯」が
遣って来た!!
同じ空気を吸ってゆく
そう想うだけで
瑞々しい気分に覆われる僕なのだ
* 05/19 06:10