都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
子どもの権利条約 30周年記念シンポジウム「知っておきたい 遊びの権利」開催
「子どもの権利」って、ご存知ですか?。
世界中の子どもたちを守るために、今から30年前に誕生した条約です。
教育や保護などいくつも定められた権利のなかに、「遊びの権利」も掲げられています。
わたしたちのNPOは、「芸術」と「遊び」の力で暮らしが豊かになるようにと、これまで長年活動を続けてきました。
採択30年、日本批准25年という節目ととなる2019年に、「遊ぶ権利 」をテーマにシンポジウムを開催いたします。
条約や権利といっても難しく考えず、具体例を通してこの権利を考えていくシンポジウムです。
登壇者は、当館と一緒にプロジェクトを行っている方々です。実際の活動や現場の状況を通じて、遊ぶ権利を考える機会となることを願っております。
知っておきたい 遊びの権利 ~ 子どもたちの未来を守る ~
■日時:2019年9月28日(土) 13:30〜17:30
■会場:東京おもちゃ美術館(新宿区)
■参加費:一般2,000円、学生・NPO会員1000円 (入館料込、税込、当日支払い)
■定員:200名
■主催:認定NPO法人芸術と遊び創造協会/東京おもちゃ美術館
■特別協力:一般社団法人TOKYO PLAY、「とうきょうプレイデー」賛同企画
<第1部> 基調講演および基調報告
■基調提案 「子どもの遊ぶ権利を考える 〜子どもの権利条約採択30年、日本批准25年の節目〜」
喜多明人(早稲田大学教授 子どもの権利条約ネットワーク代表)
■基調報告 「東京おもちゃ美術館の取組みと31条 遊びの権利」
山田 心(東京おもちゃ美術館 法人部部長)
<第2部>パネルディスカッション「子どもたちの遊びと今」
■登壇およびパネラー
・「避難生活と遊ぶの権利」 菅野典雄(福島県飯舘村 村長)
・「子ども食堂から見る遊びの権利」 湯浅誠(社会活動家、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
・「病院環境から見る遊ぶ権利の必要性」 田中恭子(国立成育医療研究センター心の診療部長)
・「東京の遊びの現状と遊びの権利」 嶋村仁志(一般社団法人TOKYOPLAY代表理事)
■ディスカッション「子どもたちの遊びと今」
助言者:増山 均 (早稲田大学名誉教授)
司会:多田千尋 (東京おもちゃ美術館 館長)
<第3部>「大人も遊ぼう!ナイトミュージアム」
閉館後の東京おもちゃ美術館(http://goodtoy.org/ttm/)を開放。大人も心癒される木のおもちゃ、世界のテーブルゲーム、各地の郷土玩具、糸ノコ体験など、旧校舎の木のぬくもりあふれる空間で遊ぶことができます。知らない人どうしでも、一緒におもちゃで遊び、会話し、交流を楽しんでいただけます。
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