卯の花(ウツギ)が咲く季節になりました。
暦の上の夏はともかく、気象庁のいう夏は6~8月とのことです。
その夏はもうちょっと先のようですが、昔からいわれている夏は既に来ているようです。
♪ 卯の花の匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ ♪
垣根ではありませんが、山裾で見かけたウツギの花(卯の花)です。
全て違う場所で写したものです。今、あちこちで咲いているようです。
髄(茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、「空ろ木(ウツロギ)」、これが変化して「空木(ウツギ)」になったそうです。
別名の「卯の花」は、卯月(旧暦4月)に咲く花から→「卯月の花」→略して「卯の花」だそうです。
♪ さみだれのそそぐ山田に 早乙女が裳裾(もすそ)ぬらして 玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ ♪
「夏は来ぬ」の2番の歌詞は、田植えの情景をうたっているようです。
最後のウツギの写真を撮る直前で、田植えが終わっている田んぼの光景と出会いました。
つい2~3日前に植えられたようでした。 田んぼにも夏が来ているようです。
向こうに見える山は、昨夏(8月20日)、大土砂災害を起こした阿武山です。
この夏は、あんな災害や台風災害などがなければいいですね。