安佐北区深川4丁目に、明光寺というお寺があります。
ここに、室町時代中期作の木造薬師如来坐像(県重文)が安置されている薬師堂があります。
今日、この薬師堂(市重文)が開帳されました。初めて、坐像を拝観させていただきました。
想像していた以上に大きな仏像でした。像高270㎝だそうです。
坐像としては広島市内では最も大きな仏像だそうです。
面長で角張った印象的な顔つきでした。
側面から拝観すると多少前倒れ気味でした。これは室町時代以降の傾向だそうです。
平成5年に解体修理が行われ、その際頭部から墨書が発見されたそうです。
それにより享禄3年(1530)の作と判明したのだそうです。
過去何回も修理はなされているようですが、500年余も、よくぞ守られてきたものです。
歴史のロマンを感じました。
薬師堂です。室町時代末期の建立だそうです。薬師堂も平成5年に大修理がなされたそうです。
薬師堂と木造薬師如来坐像の説明です。
今日は、「薬師まつり」、年に一度の(5月の第2土曜日)ご開帳法要が行われました。
たくさんの人出で賑わっていました。
地元の方々が、色々お世話をしておられました。
前を流れる三篠川に架かる薬師橋からの眺めです。大きい屋根が明光寺の本堂で、左奥が薬師堂です。
芸備線中深川駅から徒歩5分の位置にあります。