四季折々

~感じるままに~

茅の輪(ちのわ)をくぐって、無病息災を祈願しました。

2015-06-29 22:06:55 | 日記・エッセイ・コラム

今日午前、中区の空鞘稲生神社にお参りし、茅の輪をくぐって、夏の無病息災をお祈りしました。
夕方行われる「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」という神事に先だってお参りしたものです。
この神事は、半年間のケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願するという意味もあるそうです。


茅の輪(ちのわ)は、茅(かや)と竹で組まれていました。


くぐり方の説明がしてありました。

「唱え詞」を唱えながら、このとおりくぐって、お参りしました。



人形のようなものが飾られていました。最初はよく分かりませんでした。


お参りした後、「型代(人形)」と書かれた箱があるのに気づきました。


のぞいてみると、人の形をした絵に名前と年齢が書かれた紙片が入れられていました。

受付台には誰もおられませんでしたが、この紙片と説明文が置かれていました。

「男・女それぞれの人形の絵の中に、名前と年齢(数え)を書き、息を吹きかけ型代に入れる」
とのことだったので、子や孫のものも書いて入れさせていただきました。

知らず知らずのうちに犯した罪や、積もり積もった心身のけがれを、取り除いていただけるのだそうです。
(この人形が身代わりになってくれるのだそうです)


なお、先に書いて、これを持って茅の輪をくぐるのが正式だそうです。



神事は、18:30から祭典、19:30から湯立行事が行われるようになっていました。





「御湯立式(おゆたてしき)」について説明板がありました。
この湯を頂いて飲むと夏病みをしないと古くから言い伝えられている旨書かれていました。


茅の輪の起源については、
善行をした蘇民将来(そみんしょうらい)が武塔神(むとうのかみ)(素盞鳴尊すさのおのみこと)から、
「もしも疫病が流行したら、茅の輪を腰につけると免れる」といわれ、そのとおりにしたところ、
疫病から免れることができたという故事に基づくのだそうです。
江戸時代初期になり、大きな茅の輪をくぐって罪や災いを取り除くという神事になったそうです。


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