ブドウ(安芸クイーン)の1回目のジベレリン処理を行いました。
1回目は、満開から3日以内に、種なし化と着粒の安定化のために行うものです。
1本だけ趣味で育てているものです。
写真では分かりにくいですが、こんな状態が満開状態です
上方には、この何倍もの支梗と粒が付いていましたが、数日前に思い切って除去しています。
手作業で一房ずつを手に持って、ジベレリン水溶液に浸します。
処理した房は、処理した証に、1つだけ残していた上方の支梗をかき取ります。
ジベレリンは、イネの馬鹿苗病菌の培養液から作られる植物ホルモン剤です。
有害なものは含まれていないそうです。品種により定められている濃さの水溶液を作りました。
水溶液に浸した後、粒についている花キャップ(前の写真の黒っぽいもの)を取り除きます。
キャップが残っていると粒にこびりつく場合があるため、除去しておいた方が良いようです。
花キャップは、指でつまむと簡単に取り去ることができます。
処理した証しにかき取った支梗です。この数で処理した房の数が分かります。
この写真は5月19日のものです。
一斉には満開にならないので3回ぐらいに分けて実施します。
今のところ、5月19日に56房、本日(21日)に29房処理しました。
あと10房くらい残っており、明日処理する予定です。
ここ数年、トータル90~100房なのでほぼ例年通りです。
花房がちゃんと着果したら、初めて果房と呼ぶのだそうです。
果房になると、粒は目に見えてどんどん大きくなっていきます。
なお、1回目の処理後、10~15日後に顆粒肥大促進のための2回目を行います。
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