すみません。本格的に梅雨の雨が降らないうちに、2台の自転車をメンテナンスして走り回っていました。で、すでに完成している分をUPします。少し前にもリサイクルショップでPEN-Sブラックを救出して来たお話がありましたけど、このオーナーさんはリサイクルショップでPEN-Wを入手されて来ましたよ。しかも、私と同じ市に在住の方。どこのリサイクルショップなのかな? 知っていれば私が飛んでいきました。外観は時代相当で、放置されていたようですね。
PEN-Wの場合は、まずレンズをチェックしなければいけません。その他はどうにでもなりますので。あ~ら、結構汚れていますが、最悪のバルサム白濁は免れているようです。
問題はいつも後玉です。絞りのクリックを演出する方法が画像のように板バネによっています。これはPEN-S3.5と共通の設計です。
ラッキーにもレンズは清掃できました。白のベースに置くとレンズのバルサムが黄変しているのが分かりますね。現存の個体の中では重症ではありません。しかし、カラーバランスに影響は?
全ての部品はこのように汚れ放題です。
古いモルトを清掃して洗浄した本体。
長くなるのでシャッターO/Hの画像は割愛。それほど悪くはありません。
清掃したレンズを組み込んでいます。ヘリコイドグリスを塗布して取付け。
ファインダーのレンズを分離しての清掃は一番先に行う作業。エポキシ接着剤の硬化時間を稼ぐためです。
と、これは見たことないです。圧板の裏に意味不明の捺印があります。
まぁ、いいや。リサイクル物なので、当初は心配しましたが、レンズの状態も悪くは無く、掘り出し物と言える個体だと思います。パトロールの成果。#1108XX 1964-12月製造。
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