ミノルタのレポをやります。これも要整備機で寝かされていた個体でしょうね。シャッターが不動です。露出メーターの感度は良さそうです。
放置のレポはモルトがすごいことになっているのです。裏蓋側の塗装も侵されています。
プログラムシャッターに連動する追伸式メーター。ASA100でEV8~EV16で連動。
シチズンLはプログラムコントロール方式でシャッター速度と絞りが自動的に決まるんですね。スローガバナーは華奢な作りです。
整備性は悪くはないシャッターですね。正常に作動するようになりました。
ミノルタのレンズは曇らないですね。非常にきれいです。清掃をして組んでいきます。
ファインダーの清掃。PEN-EEとよく似ています。
1台完成。後ろが2台目。
こっちの方が製造は後なのに、モルトの劣化具合がひどいです。露出計の感度も低下気味です。
裏蓋が固くて開かない。原因はフィルムカウンターの爪⇧が下がっていて裏蓋の接合面⇧が乗り上げてしまっている。無理に裏蓋を開けようとしてシボ革も剥離してしまっている。
爪(レバー)の曲げを矯正して、裏蓋の変形も修正をしておきます。
シャッターは不動ですけどメーター合わせリングもビクとも動かない。このシャッターは分解をされていますが、カム板の組み方が間違っているのです。ピンセット先のピンが左のスリットに入っていました。特殊なプログラムシャッターなので間違いやすいのです。
メーター感度は低下気味、調整抵抗を抜きましたがあまり変わりません。
まぁ、何とか組みました。
次は3台目のブラックモデル。底部にへこみがありますね。修正をしておきます。
露出メーターの感度はこちらが一番低い。セレンを分離してチェックします。
同じなのでUPしませんが、この個体が一番色々な問題がありました。シャッターは絞り羽根の固着がありますので分解組み直しです。
シャコウトウのモルトが劣化してカタカタと動きますのでモルトの交換をしておきます。
年代を考慮すれば仕方のないことですが、シボ革の接着が強固ではなく端から剥離していましたので補修接着をして完成。流石に3台続けて作業をすると手慣れては来るのですが、正直なところ飽きますね。あ~終わったぁ~。