大変有難いことですが、最近、中古店様の他に直接、ローライ35系の修理ご依頼を頂くことが多くなりました。同じ機種のUPを避けると、2週間に1度程度の更新になってしまいますので、それもどうかと思いますから連続のUPとしますがご了承くださいね。この個体は適度に使い込まれていて塗装の剥離が目立ちます。しかし、トップカバーがアルミ製ですので、キラッと光る金色にはならないのですね。
#60293XXの頃は前面のダイヤルネジが一般的な光沢メッキではなく、梨地メッキになっているんですね。ブラックモデルだけの仕様なのかしら?
例によって回路の腐食断線により露出計は作動しません。直します。
ファインダー内部の汚れも進んでいて曇っていますので清掃します。その他、各ギヤの分解洗浄とスローガバナーのメンテナンスをしておきます。
使い込まれている関係で、沈胴がスライドが緩めになっていますので、分離してフェルトの調整をします。沈胴のチューブは摺動傷も無くきれいです。
最近問題の巻上げギヤ。下部にはカムが付いていて、自然にクラックが入って折れてしまうことがあります。この部品は非常に貴重です。中華辺りで作ってくれないかなぁ。メーターは正常に作動しています。
巻上げレバーアテが欠損していて、円形のシボ革が貼られていますので当方製作の部品に交換しておきます。
レンズとシャッターですが、ダルマ落し構造のため横から空気が入り易く、使い込まれた或は布製袋などに入っていた個体は繊維片やチリが大量にレンズに付着しています。
中古店様の仕入は海外が多いですから、距離リングの表示をftからmに変更するのはお約束の作業ですが、今回はその逆でmからftにして欲しいとのことです。使い込まれた証、ヘリコイドグリスが完全に抜けてクルクル回りますのでグリス交換をしてあります。
フィルムの装填テストで巻き戻しが重い症状があります。巻き戻しダイヤルを分離して清掃をします。