バルナックライカは嫌いではなくて、昔に私物で遊んでいた時期もありますが、まさに教科書のようなカメラですね。で、ⅠCはファインダーも何もない廉価版なのか顕微鏡撮影などの用途用なのか知りませんけど、この個体は←の巻き戻しノブの基部に嵌っているはずのカラーがないとのことで、何とかして置いてとのことですが・・確かに真鍮の軸受けがそのまま見えているのは変ですね。パーツリストには42-486-15として書かれていますから付いていたんでしょうね。
実物を知らないので、Ⅲfなどを参考に寸法割り出しをしてアルミ材で旋盤加工してみました。
巻き戻しノブを取付けると見える部分は少なくなりますからこれでも目立たないかな?
Ⅲfには視度補正機構がついているのでカラーの構造も異なりますね。挽目最小で加工しましたが、やはり挽目が見えます。バイトが切れなかったので(^^; 本来は真鍮で製作してクロームメッキをすれば良いでしょうけどコストが合わないですね。
ファインダーもスローガバナーも何もないシンプルな眺めです。軸受けに注油をしてシャッタースピードを測定します。後幕のテンションが少し弱いようです。