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カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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運転会はDD13の巻

2024年02月17日 15時00分00秒 | ブログ

カメラ市対応を終えましたが、二眼レフの通常作業が続いていましてUPの予定がありません。時間的な余裕が無かったので今月の運転会に持っていく車両の用意が出来ませんでしたので、30年以上前にジャンクで手に入れていたエンドウのDD13を整備して走らせることにしました。じつは高校生の時に新品で購入したことがありましたが、初期の製品はモーターがスロットレーシングカー用のモーターで走行性能は良いとは言えないものでした。車体を外してみると、あれ? 片側の台車のみの駆動となっています。以前のモデルは全軸駆動だったと思います。改造されたものか、あるいは片側駆動の仕様もあったのかな?

通電をしても全くモーターは回りません。ブラシの清掃と軸の潤滑によって回り始めました。

 

モーターの動力は2本のスプリングベルトによってウォームギヤに伝えられます。この方式ではスムーズな走行は難しいです。ギヤ軸の清掃と注油をしておきます。

 

問題はモーター軸とギヤ軸を繋ぐゴムチューブ。ゴムが硬化をして軸がスリップしており動力が伝達されません。現在ではシリコンチューブを使うのが普通ですので、適合するチューブを調達して交換します。

 

その他、手すりとテールランプが欠落していますので、手すりは0.5mmの真鍮線で新製します。

 

車輪は酸化被膜で汚れていましたので研磨清掃をしてあります。何とか走り始めました。

 

仮に車体を載せます。エンドウのDD13は箱書きによると第15次型となっていますね。500番台の前照灯がシールドビームになったタイプです。天賞堂のモデルは1灯式の初期型ですね。材料が入手出来たら作業をします。

今は通販で部品が手に入りますので便利です。しかし、そのお陰か地元立川にあった老舗の鉄道模型店が廃業してしまい、出掛けたついでに立ち寄る楽しみが無くなりましたが・・エンドウの直営店はありますが、工作材料などは手に入りません。

オリジナルより少し長めに切り出して交換しました。この車両の場合は台車の首振りによるジョイントの捻じれは無いので関係はありませんが、屈曲による柔軟性はゴムの比ではなく、カープでのギヤ鳴りなどが発生しにくい利点があります。

やはり片側のギヤボックスは取り去られていたようです。いつか部品を見つけて修復したいと思いますが、現状では重量バランスが片側に崩れていますのでウエイトの追加などをして集電効率や脱線対策をした方が良いかもしれません。まぁ、レイアウトでの走行を見たいと思います。DD13は昭和30年代に貨物の入替え用として製造されたディーゼル機関車で、私が高校生の頃は立川駅構内での入替え作業に活躍していました。隣駅の西国立駅には立川機関庫があって、ずらっと並んだED16を眺めた後に立川駅の南武線ホームに停車中のDD13(1灯式)を見て帰宅するのが常でした。私にとっては思い出深い機関車です。

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