で、もう1台のローライフレックス3.5Eですが、普段、作業に掛かる前にフィルムを装填して作動を確認するのですが、なぜかこの時は忘れて作業を始めてしまいました。それが失敗の原因です。一通りの作業を終えてフィルムを通して見ると巻き止が解除されない。シャッターボタンを押すと→のレバーが動いて巻き止を解除するのですがそれが動いていない?
本来↙のハウジングリングはアルミのカバーリングの内側(裏側)に入っているのですが、カバーリングを留めるネジが1本緩んでいまして、ハウジングリングが正規の位置から脱落していたのが原因でした。この脱落によりシャッター側とレバーが連動しない状態↘。
ハウジングリングを正規の位置に戻してこれでシャッター側と連動します。カバーリングは過去に分解歴があり、ネジの緩み止めが外されていたのがそもそもの原因。メーカーが緩み止めを塗布してある部分は必ず緩み止めを塗布しておくことが肝心です。
ディーゼル機関車のDD13ですが、なんと2号機が来てしまいました。このエンドウ製DD13は改良されながら生産された経緯がありまして、この2号機は最終型になるのかな? こんどはちゃんと全軸駆動になっています。
動力の伝達は初期のスプリングベルト方式からユニバーサルジョイントのギヤ駆動に改良されています。
ボディーは基本的に同じですが、初期ではエッチング表現であった換気孔が開口されて網が張られています。また、省略されていた手すりも付けられました。
今度の運転会までに一度分解をしてオーバーホールをしたと思います。エンドウ製のDD13は何故か塗装が良ろしくなくメーカー製とは思えないレベルです。現在別のメーカーより発売されているモデルは時の流れと言いますか素晴らしい製品ですが、価格は工芸品並みとなって非常に高価です。私には60~70年代のおおらかな頃の製品が似合っていると思いますね。
で、ローライフレックス3.5Eに戻りました。この個体はもう一つ問題がありました。被写界深度スケール↖の動きが悪く、また黒帯が途中までしか動かない状態でした。
被写界深度スケールを動かすメカは以後のモデルとは異なり、↘絞りレバーと一体の下部にある(見えない)カムにより↑を上下に動かすことでスケールを動かしています。しかし、メカ的には作りは良いとは言えず、長期の使用によりカムの接触面の摩耗もあってスムーズに動かないという状態でした。なんとか折り合いの良いところに調整をしたところ。
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