しばらくの間ローライ35系をやります。#31009XXはドイツ製ではあるが、歯車関係などは樹脂製に変わっている頃の個体。大きな問題はありませんが1/2秒が速く切れてしまう状態。裏蓋はカウンターが途中で戻らない。着脱レバーの〇が錆びているなどが気になります。
1/2はガンギとアンクルが正確に当たっていないため。レリーズボタンを下げても正確に動かない。
ガバナーの清掃をしても動きが良くない。問題は↘のバネが張力劣化をしているのです。一巻きのバネですから耐久性は無いのです。
ドイツ製は古いですからフィルムカウンター盤の内径(摺動部分)が摩耗をしていてスムーズに回転しない個体があります。清掃と調整をして改善しました。
カウンターの戻りは良好になりました。樽型の着脱レバーの〇が錆びています。修正をしておきます。
シャッターユニットとレンズのメンテナンス。レンズの状態は非常に良いです。
巻き戻しレバーの規制用バネはすでに変更後のタイプになっています。
基板部分の絶縁シートを貼ってレバーアテを取り付けたトップカバーを閉めます。
巻き戻しダイヤルと着脱レバーは初期型の良い雰囲気を残している個体。
すみません。作業はしたのですが、特に書くこともなく作業が終わってしまいました。ローライ35のレンズは比較的カビなどの発生が少なくきれいなものが多い印象(稀にバル切れあり)ですが、初期のドイツ製などには画像のようなカビ? が発生します。
次のドイツ製も同様です。しかし、清掃できれいになるので助かります。
底部のチェックです。矢印の部分は定番で緩みやすいところです。今回は↖(沈胴レール)が緩んでいました。