皆さんはお盆休みでしょうか? カメラ店様も連休に入って、その間に溜まったカメラを修理するつもりですが、途中で急ぎが1台入って来る予定なのでブログの更新は出来る時にということにさせて頂きますね。普段は夏休みに出掛けることはしませんが、お盆休みが終わった頃に河口湖自動車博物館に行ってこようと思っています。若い頃に一度ホンダS800で行ったことがありましたが、残念ながら閉館時期で見学することが出来ませんでした。現在は飛行機館もあって、零戦、隼、一式陸攻がレストアされて展示されています。また今年の目玉「艦上偵察機彩雲」を見たいのです。彩雲から打電された「我に追いつくグラマンなし」(本当は「我を追尾する敵機なし」らしい)で高速が有名な機体です。で、カメラ店様ではローライ35系は35Sのブラックが足りないとのことでしたが、現在は35Sクロームが欲しいそうです。そういえば、ローライ35に比較して35Sのクロームは少数派かも知れません。まぁ、数の少ないものを求めるマニア心理かな?
あまり使い込まれていない良い個体ではありますが、メーターが不動でメーター窓上部にへこみ?
この個体特有な問題はシューレール部の腐食があります。電池の液漏れでもないのに、なんでここだけ腐食したのか?
メーター不動ですけど、いつもの接片からのスポット端子が無くなっています。これを修復すればメーターは復活かと思ったのですが、そもそも脱落したスポット端子の残骸が内部に見当たりません。さて?
稀にこのような処置をした個体を見ますが、意味不明の配線が追加されていて、その配線がメーターユニットを留めるネジ頭に半田付けされている。原因は不明ですが、メーターはコイル断線となっていて作動しない状態です。
使用感の少ない35Sのメーターユニットですから、或いは断線したスポット端子部分を修復したら問題は無かったような気もしますが・・で、レリーズボタン下に嵌る「RELEASPIN」が欠落しています。前回の分解時に脱落したことに気が付かなかったのでしょう。この個体はどのようにするかご依頼元とお話ししますので取り合えず作業は中止とします。
トミーのリペイント (tomys800.sakura.ne.jp)