昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空~(十六)そして、一ヶ月。

2015-08-07 08:41:07 | 小説
一週間は、唯々、待った。 二週間目は、牧子の身に何かあったのか、と考えた。 しかし三週間となると、悲嘆にくれた 。と同時に、怒りが込み上げてくる。 “僕のことなんか、忘れてしまったの?” “くそお、浮気するぞ!” そして、一ヶ月。 やっと、牧子からの返信が届いた。 封を開けると、牧子の香が漂ってくるような、そんな錯覚を覚えた。 思わず、封筒に頬ずりをしてしまった。 ボクちゃんへ 返事が遅れて . . . 本文を読む

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