(三)絶叫
その部屋は、閑とした部屋。つめたい空気だけがおともだち。
潜在的な○に対する恐怖感を感じさせたが、ややもすると○への恐怖感を超越しがちでもあった。
“地獄ってのは、あるのか? ふん、あるわけないか”
“地獄がない、とは… 言えないか…”
“意識が遠のく…とだえる…それが、○か?”
恐怖の究極…不安と絶望と、そしてやはり恐怖。
そしてそのどれもに、絶叫をともないそうだ。
絶叫――
なんにんが○刑の宣告を受けて、こうやって執行の日を待った?
なんにんが、落ち着いて○を待ったんだ?
待った、のか! ほんとに、待ったのか!!
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