人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

NHK「ららら クラシック」始まる~15日の番組に萩原麻未が出演♪

2012年04月03日 06時17分11秒 | 日記

3日(火)。1日からNHK「ららら クラシック」が始まりましたね N響アワーに代わる新しい番組の司会者は作家・石田衣良と作曲家・加羽沢美濃のコンビ 加羽沢美濃はしばらく見ないうちに随分年をとり・・・・、もとい、貫録が出てきましたねぇ 初回はベルリン・フィルのコンマス・樫本大進がゲストでした。佐渡裕がベルリンフィルを振ってショスタコーヴィチの第5交響曲の第4楽章を演奏するシーンが流されましたが、それはそれとして、私としては樫本がピアノのリフシッツと弾いたベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第6番」の”ヴァリエーション”の演奏が音楽性が溢れたいい演奏だったと思います

番組はもちろんスタジオ収録なのですが、随分広いスペースのスタジオを使って贅沢に番組を作っているんだなぁ、と思いました

来週8日は「モーツアルトは本当に天才か?」がテーマ、15日は「芸術の都パリ」をヒューチャーし、ピアニスト・萩原麻未がゲスト、22日はN響スペシャル、29日は「バレエ事始め」がテーマになっています

個人的には8日の「モーツアルト」と15日の「萩原麻未」の回は見逃さないようにしたいと思います。萩原麻未が何を弾くのかが楽しみです

 

         

 

  閑話休題  

 

片岡弘樹著「傍聞き(かたえぎき)」(双葉文庫)を読み終わりました 今、話題の本で、多くの書店で平積みになっています。文庫の帯に、ある書店員の推薦文が載っています。曰く「一切のムダを排して滋味に富み、研ぎ澄まされた短編ミステリの凄味が存分に味わえる、これぞ本屋の店員が”百万部売っても売り足りない!”と叫びたくなるほどの珠玉の一冊だ!」・・その言葉に嘘はないと思います

著者の片岡弘樹は1969年山形県生まれで、筑波大学を卒業後、2003年に「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞、2008年に「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞を短編部門で受賞しています

救急隊員が主人公の「迷走」、女性刑事とその娘が主人公の「傍聞き」、消防士が主人公の「899」、更生保護施設長が主人公の「迷い箱」の4編が収録されています。どれもが「なるほど」と思わされる傑作ぞろい ミステリなので中味を詳細に紹介できないのがつらいところです 長編小説を書くのも大変な労力でしょうが、短編を書くのは、ある意味もっと大変な労力ではないかと思います。多くの言葉であることを表現するよりも、少ない言葉で同じことを表現する方が難しいと思うからです。その意味では、この作者は相当の執筆力があると思います

 

                 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする