人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

今日4月27日はヘンデル「王宮の花火の音楽」初演の日♪

2012年04月27日 06時32分48秒 | 日記

27日(金).今日4月27日はフリードリヒ・ヘンデルの「王宮の花火の音楽」が初演された日です ヘンデルの活躍していた時代に,ヨーロッパ諸国を巻き込んだ「オーストリア継承戦争」(1740・1748年)が勃発しましたが,イギリスではこの戦争の和約締結を記念して翌1749年の4月27日に,ロンドンのグリーン・パークで花火大会が開かれました このときに演奏されたのが「王宮の花火の音楽」です.

この曲の作曲をヘンデルに委嘱したのはイギリス国王ジョージ二世ですが,強くたくましい雰囲気を出すため,管楽器と打楽器だけで作ることを要求しました ヘンデルは,その要望に沿って作曲しましたが,その後,弦楽器が入るヴァージョンも作って発表しました 現在では,こちらのヴァージョンの方が多く演奏されています

CDラックから久しぶりに引っ張り出して聴いたのは,ヘルムート・コッホ指揮ベルリン放送交響楽団によるCDです ドイツ的な堂々たる演奏です.ところで,CDは約4000枚を作曲家別にラックに収めており,バッハの次がヘンデルなのですが,なんと「メサイア」のCD1組しか見あたらないのです.”ちょっと変デル”と思ってあちこち探し回ったら,ありました 別コーナーの2重になっているラックの奥にヘンデルが13枚潜んでいました.バッハ・コレギウム・ジャパンによる「メサイア」を入れても15枚しかありません モーツアルト700枚,ベートーヴェン320枚,ブラームス250枚,マーラー250枚に比べ,あまりの少なさに愕然としました 

 

        

 

ヘンデルといえば,先日ブログに書いた村上春樹著「1Q84 BOOK1」の中に出てくる「ハープシコードの伴奏のついたリコーダー・ソナタ」はヘンデルの作品ではないか,と思いましたたまたま”再発見”した13枚のCDの中にヘンデルの「リコーダー・ソナタ作品1の2番,4番,7番,11番」が収められていたので,聴いてみたら,最初の第2番が「1Q84」のあのシーンに相応しい音楽だと直感したのです 聴いたのは”CDの百科事典”NAXOSレーベルのCDです.ハンガリーの演奏家たちによる演奏らしいのですが,英語ではないので演奏家の名前が読めません いずれにしても良い演奏で”ヘンデルっていいなあ”と改めて認識しました

 

        

コメント (2)
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