6日(水)。昨夕、9階記者クラブで近隣のビル管理関係者の新年会が開かれ、出席しました。当社が幹事で1月中の開催という予定で日程調整したのですが、5社の都合を合わせるのが難しく2月にずれ込んだものです 主にビールとワインを飲みながら和食のフルコースをいただき、ビル共通の話題で盛り上がりました。「HKビルでは韓国家庭料理屋がオープンすると聞いていますが・・・・」「はい、他のビルに入居している店ですが、そこでも評判の良い店です」「FSビル地下のすし屋の前は新しい店が入ると聞いていますが・・・・」「実はPCビルから昨年夏に撤退したK屋の系列店が入ることになっています」などなど、最新の情報を得ることができました
予定の2時間を経過したころ、マナーモードにしていたケータイが鳴るので発信者を見ると”X部長”が表示されたので、しばし放っておきました するとクラブの担当者が「X部長がお見えです」と言うので、しぶしぶ部屋を出ると「地下のOで飲んでるから、そこんとこよろしく」と言います。迎えに来られたら行かないわけにはいかないので、新年会終了後、大胆にも単身でOに乗り込みました。というのはN監査役が”X部長”という単語を聞いた途端に逃走したからです。X部長=焼鳥O=上野でカラオケ=デスマッチ=雪で帰れない・・・と連想したものと思われます。まあ、気持ちは分かりますが・・・・・・
焼鳥Oでは、X部長のほかS建設の巨漢F氏、内装工事Mの巨艦M氏、同じく内装工事Uの駆逐艦U氏が何の話か知らないけれど盛り上がっていました 実はほぼ1年前の飲み会で内装工事Mの社長の隣で飲んだことがあるのですが、文字通りダジャレの連発でヘキヘキしたことがあります そのことをM氏に話すと「社長がダジャレを言っても社員は無視していますが、あれでも人望があっていろいろ世話役を引き受けているんですよ」とかばっていました。涙がチョチョ切れるほどの美談ではないですか えっ、そうでもない? あっ、そう
その後、X部長が「上野、行くよね」と言うので、夜中から大雪になると言うウワサ(世間では”天気予報”と呼んでいる)を物ともせず、次の瞬間にはタクシーに乗り込んでいました カラオケ・スナックFでいつものようにカラオケ歌合戦 を繰り広げ、最高94点で並んで、恨みっこなしで深夜帰宅しました。雪にこそ降られなかったものの、ほんとに”今日さえ良ければいい”毎日を送っているな。われながら それにしても、今日は雪が積もりそうですねぇ。ユキ過ぎにならないといいのですが
閑話休題
昨日の日経朝刊首都圏欄の「なんでも調査団」に「神楽坂は”プチフランス”~仏政府の学校設置契機」という記事が載りました 神楽坂の通りを歩くとフランス料理店が目に付き「プチフランス」との言葉をよく聞く、と書いています
私は近くの飯田橋の映画館「ギンレイホール」には時々行きますが、神楽坂には滅多に行きません。せいぜい神楽坂のコンビニで昼食の弁当を買って映画館に入るくらいです
今ではそんな付き合いしかない神楽坂ですが、学生時代に忘れられない思い出があります 大学4年の時だったと思いますが、当時のSゼミの指導教授から研究室に呼ばれ「文章添削のアルバイトをしないか」と声をかけられたのです S教授はA新聞社の調査部長を務め上げてから大学の新聞学科の教授に迎えられた人です
詳しく聞いてみると、「(S教授の)旧知のA新聞社〇〇氏が、原稿の添削をしてくれる学生を探している。ただし、この件は外部に知られたくない ついては口の堅い学生を一人紹介してほしい」ということで、当時ゼミ長をやっていた私に白羽の矢が立ったとのことでした その時どんな原稿を添削したのか、アルバイト料がいくらだったのか等まったく覚えていません。領収書にサインした時には、楽な仕事の割には高い時給だなと思いましたが 唯一覚えているのは、仕事の場所が神楽坂の坂を上がった辺りにある料亭だったことです。仕事の最中、どこからともなくチントンシャンと三味線の音 が聴こえてきて「こんな優雅な処でこんなアルバイトしていていいのかな」と思ったものです。〇〇氏は別の部屋で原稿を書いているようでした。アルバイトはたしか2日間だったと思いますが、「根を詰めると疲れるから適当に散歩でもしてらっしゃい」と言われ、近くの毘沙門天まで散歩したのを覚えています
今から思うに、〇〇氏はA新聞社に内緒で外部原稿を書いて原稿料を稼いでいて、それを”口の堅い”学生に添削させたのではないかと勘ぐっています もちろん”口の堅い”私は、ゼミのメンバーはじめ他の学生には一切この話はしませんでした。今日の今日まで。それにしても、なぜ神楽坂の料亭で添削のアルバイトだったのか、イマイチよく理解できないままでいます
S教授は十数年前に亡くなり、おそらく旧知の〇〇氏ももはやこの世に存在しないでしょうが、神楽坂というとこの不思議なアルバイトのことを思い出します