人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジェームズ・ジャッド+ジャン・マレーセック+アジアユースオ ーケストラでブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」,マーラー「交響曲第1番」を聴く~今年はワールド・ツアー

2017年08月01日 07時59分49秒 | 日記

8月1日(火).速いもので今日から8月.今年も残すところあと152日となりました 昨日,池袋に買い物に行ったのですが,ジュンク堂池袋本店に行く途中にMARUZENが出現してました   後でネットで調べたら8月1日に「丸善池袋店」が文具専門店としてオープンするとのことでした.本は売らないみたいですね   なぜか1階ロビーには京急線と西武線の電車が   丸善と電車,どういう関係があるのでしょう 軽急に判断するのはセーブした方が良さそうですね

 

     

 

ということで,わが家に来てから今日で1035日目を迎え,北朝鮮の平壌で30日,大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2回目の「成功」を祝う宴会が開かれ,金正恩朝鮮労働党委員長が李雪夫人と出席し,李万建党副委員長が演説し「再び悪の帝国(米国)の脳天を強打した今回の発射実験成功は,わが軍と人民に大きな喜びと勇気を与えている」と賞賛した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                    トランプは北朝鮮の宴会で米国が「悪の帝国」と名指しされたままで えーんかい?

 

                                           

 

昨日,夕食に「牛カルビと牛タン塩焼き」「生野菜とツナのサラダ」「冷奴」「トマトとキャベツとウィンナのスープ」を作りました   子供たちは肉が大好きなので月初めの月曜日から焼肉だ~い

 

     

 

                                          

 

昨夕,東京オペラシティコンサートホールでアジアユースオーケストラ(AYO)日本公演を聴きました   プログラムは①ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調」,②マーラー「交響曲第1番ニ長調」です   ①のヴァイオリン独奏はジャン・マレーセック,指揮はジェームズ・ジャッドです

アジアユースオーケストラは,中国,香港,台湾,インドネシア,日本,韓国,マレーシア,フィリピン,シンガポール,タイ,ベトナムの各国で厳しいオーディションにより選抜された17歳から27歳までの若い音楽家109名から構成される臨時編成オーケストラです   プログラム冊子に掲載された名簿を見る限り,台湾がダントツに多く30人,次は香港の23人,その次は日本と中国の各16人と続きます   昨年は中国が一番多かったように思います.AYOへの参加は世界の政治・経済情勢をある程度反映しているのでしょうか

AYOは香港での3週間のリハーサル・キャンプに続き,世界的に活躍する指揮者やソリストと3週間コンサート・ツアーを行うなど,毎夏6週間の活動を展開しています   私は毎夏の2日間,このAYOのコンサートに通っています

AYOのコンサート・ツアーは昨年まで,アジア諸国を回り最後に東京で演奏して解散というスケジュールだったのですが,プログラム冊子を見ると,今回は「香港特別行政区設立20周年」ということで,7月25日の北京公演を皮切りに,26,27日には香港,そして31日,8月1日は東京,その後はアメリカに渡り8月4日からカリフォルニア,バージニア,ニューヨークその他で公演,その後ヨーロッパに渡り,18日からイタリア,フランス,スペイン,スイス,ドイツ,チェコ各国で公演し,最後は9月5日のベルギー公演で終了するという大規模な「ワールド・ツアー」になっています

 

     

 

自席は1階5列11番,と言っても前から3列目のセンターブロック左通路側席です   1列目と2列目がないのは,109人の演奏者を乗せるためにステージを拡大したのでしょうか? 会場はかなり入っていますが,昨年より若干少ないような気がします

上がグレー,下がブラックの衣装で統一した若者たちが入場し配置に着きます   オケは左奥にコントラバス,前に第1ヴァイオリン,右にチェロ,ヴィオラ,第2ヴァイオリンという対向配置をとります.コンマスは女性です.席が前過ぎて管楽器がほとんど見えません

AYO首席指揮者で現在ニュージーランド交響楽団の音楽監督を務めるジェームズ・ジャッドが指揮台に上がり,スピーチを始めました   どうやら正式プログラムに先立って「香港特別行政区設立20周年」を記念して,黄俊緯という香港の作曲家が作った「霊魂の翼」という曲を演奏するようです   曲を実際に聴いてみると,冒頭は如何にも中国という感じでしたが,その後はインターナショナルになりました  演奏は世界初演とのことでした

ジェイムズ・ジャッドとともに,ヴァイオリン独奏のジャン・マレーセックが登場します   大柄なマレーセックは1991年チェコ生まれ.5歳からヴァイオリンを始め,2011年にはプラハ放送交響楽団で史上最年少のソリストを務めました   2014年にはウィーンで開かれたフリッツ・クライスラー国際コンクールで優勝しています 

ジャッドの指揮で1曲目のブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調」が開始されます   マレーセックは大柄な体格に合ったダイナミックな演奏を展開します   演奏者の近くで聴いていることもあってか,ヴァイオリンの美しい音色が身体に浸みわたっていくようです   素晴らしい演奏に,会場から,そしてステージ上の若者たちから口笛や賞賛の歓声が上がります   マレーセックはアンコールにフリッツ・クライスラーの「レチタティーボとスケルツォ作品6」を鮮やかに演奏,会場いっぱいの拍手を受けました

 

     

 

休憩後はマーラー「交響曲第1番ニ長調」です   第1楽章ではフルート,オーボエ,クラリネット,ホルンといった管楽器が素晴らしい演奏を展開していました   第2楽章では,冒頭,奥にスタンバイしているコントラバスがヴァイオリンを突き抜けて迫ってきたのをはじめ,109人の総力を結集した音の圧力が迫ってきました   第3楽章ではオーボエとクラリネットの演奏が光りました   また,コンマスと副コンマスによるソロが素晴らしかったです   そして,第4楽章では弦楽器が良く歌っていました   終盤ではホルンとトロンボーンが立ち上がって演奏していました(やっと彼らの姿が見えました).109人の若者たちによるフル・オーケストラのフィナーレは,若さがはち切れんばかりの情熱的な演奏でした

今日も2日目の日本公演があります.サラ・チャンのシベリウスに期待します

 

     

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