18日(金).わが家に来てから今日で1052日目を迎え,トランプ米大統領が白人至上主義の発言を明確に否定しないことについて,米主要企業による大統領の助言組織からの離反が相次いでいる というニュースを見て謎かけ遊びをするモコタロです
バナナとかけてトランプ大統領と解く その心は どちらも良くスベルでしょう
山田く~ん 座布団1枚もってきてください
昨日,夕食に「鶏肉とアスパラの中華炒め」「生野菜サラダ」「冷奴」を作りました 「鶏肉~」は2度目ですが,美味しく出来ました
先日このブログでご紹介した丸善池袋店がオープンしていました
1階はカフェスペースで,書籍も少品種ですが置いてあります.なぜか鉄道関係書籍が多いようです この日はオープン記念として,高田郁さんの時代小説「みをつくし料理帖」とのコラボ企画が実施されていました 地下と2階が文具売り場になっていますが,文具は丸善オリジナルの商品が目立ちました すぐそばにはビル1棟すべてが書籍スペースというジュンク堂池袋本店があります 「丸善」と「ジュンク堂」は2015年2月に合併し「丸善ジュンク堂書店」となっていますが,書籍のネット販売が進む中,リアル書店の生き残り競争も大変ですね
安住正著「ゼロの激震」(宝島社文庫)を読み終わりました 安住正は1958年京都市生まれ.京都大学大学院工学研究科修了.第11回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し「生存者ゼロ」で2013年に作家デビュー 現在建設会社に勤務しながら作家活動を続けている
私が「ゼロの激震」を読もうと思ったのは,感染症の恐怖を描くバイオサスペンスのような幕開けを告げる第1作「生存者ゼロ」が面白かったからです
2021年6月 栃木県と群馬県の県境で原因不明の大規模な土砂崩れが起き,次いで7月に栃木県日光市で震度5の地震が起きた直後に現地からの連絡が途絶える.現地では大量の死者が出ていた これは自然災害なのか,何らかの人災なのか・・・・そんな折,大手の太平洋建設で技術者だった木龍純一のもとに奥立という男が現れる.彼は,関東地方で起きている事象はすべてマグマの活動に伴う火山性事象が原因であり,今以上の被害を阻止するため木龍の力を借りたいという 木龍はかつて地盤や地質,地下構造物の設計と施工に精通する稀有な人材として,世界最大の人工島を東京湾の浦安沖に建設するという巨大プロジェクトの現場代理人を務めていた その最終目標は,浦安沖人工島から,深さ50キロにおよぶ立坑を掘削してマントル層に到達させ,マントルの熱を利用した地熱発電を実現させるという壮大な構想だった 工事はガイアという巨大シールドマシンにトラブルが発生し,それが元となり木龍は退社するが,工事は後輩たちに受け継がれ完成させた マグマが東京へと南下していく中,放っておくと関東地方が,ひいては日本列島が沈没してしまう なぜ急に地下のマグマが移動するという火山性事象が生起したのか・・・実は自分たちが完成させた地熱発電システム自体がマグマを刺激し災害を起こしていることが判明する 木龍をはじめ元建設会社の同僚たちは,持ち前の土木技術でマグマの活動を抑制するため命を懸けた難事業に取り組むことになる
「深さ50キロの立坑を掘削し マントル層に到達させ,マントルの熱を利用する」というのは,発想は出来ても現実味がないというのが正直な感想です しかし,筆者が京都大学大学院工学研究科を修了し,現在 建設会社に勤務していることを考え併せると,地球物理学や土木建設に関する知見に長けていて,その知識を生かして小説に取り組んでいることは十分に理解できます そういう意味では,あり得ない話ではない,かな とも思います