25日(金).わが家に来てから今日で1059日目を迎え,トランプ米大統領が22日,米アリゾナ州での演説で,メキシコとの国境の壁建設に向けた予算が認められなければ政府機関の一部の閉鎖も辞さない姿勢を示した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
「白人至上主義」から「壁建設公約至上主義」に目先を変えたね 次はなんだ?
昨日,夕食に「もやし巻き豚肉しょうが焼き」「生野菜とアボカドのサラダ」「冷奴」を作りました 「もやし~」はレシピに「お好みでモヤシのヒゲ根を取り」と書いてありましたが,手間がお好みでないので省略しました
11月18日から始まる「 METライブビューイング 2017-18」の特別鑑賞ムビチケカード3枚セットを買いました
チケット代は1作品@3,600円ですが3枚セットでは9,300円(@3,100円)と格安になります 3回作品以上観る場合はセット券が得です
新シーズンでは下のチラシの通り10作品が上映されます
10作品のうち新演出は第1作:ベッリーニ「ノルマ」,第4作:プッチーニ「トスカ」,第8作:モーツアルト「コジ・ファン・トゥッテ」です
新国立劇場から9月7日に開かれる「第2回避難体験オペラコンサート」の入場整理券が届きました 参加にはこの整理券が必要です.当日忘れないようにしないと
昨日,神楽坂のギンレイホールで「ラビング 愛という名前の二人」を観ました これはジェフ・ニコルズ監督・脚本による2016年イギリス・アメリカ合作映画(123分)です
レンガ職人の白人男性リチャード・ラビングは,恋人の黒人女性ミルドレッドから妊娠していると告げられ,大喜びで結婚を申し込むが,1958年当時,バージニア州では異人種間の結婚は法律で禁じられていた しかし,子どもの頃に出会って育んだ友情が,愛情へと変わっていったリチャードとミルドレッドにとって,別れることなど考えられないことだった 二人は法律で許されるワシントンDCで結婚し,地元に新居を構えて暮らし始めるが,夜中に突然現れた保安官に逮捕されてしまう 二人は,離婚するか故郷を捨てるか,二つに一つの選択を迫られる.そんな中,ミルドレッドは友人からロバート・ケネディ司法長官(ケネディ大統領の弟)に手紙を書いたらどうかとアドヴァイスを受け,窮地を救ってほしい旨の手紙を書く するとケネディはアメリカ自由人権協会にこの案件の処理を委ね,同協会から派遣された弁護士によって裁判が進められる この訴訟は最高裁まで持ち込まれ,1967年に「異人種間結婚禁止法」は違法であるという判決が下される
この映画は実話に基づく作品ですが,イギリス映画ではお馴染みの名優コリン・ファースが実話に感動してプロデューサーを名乗り出て実現した作品です アメリカでは今からたった50年前まで,白人と黒人の組み合わせなど異人種間の結婚は違法だったなんてとても信じられません 驚くべきは,政治的な団体ではなく,ごく普通の夫婦の訴えが最高裁判所を動かし,旧態依然たる法律を変えさせたという事実です もちろん,ロバート・ケネディ司法長官やアメリカ自由人権協会の弁護士の力がなければ実現しなかったわけですが,夫婦が途中で諦めていたら,「異人種間結婚禁止法」は 最近まで「正しい法律」として存続していたはずです
さらに,現代のアメリカに目を転じてみると,トランプ大統領が,まさにこの映画の舞台バージニア州で白人至上主義者と反対派が衝突した事件を巡り,明白に白人至上主義者を批判しなかったことを考えると,時代に逆行しているのではないか,と心配になってきます
この映画のタイトル「Loving」は,ラビング夫妻の名前であるとともに,人種を超えて深い絆で結ばれた二人の夫婦の愛を意味しています 名前に恥じない素晴らしい人生を貫いた二人に拍手を贈ります