11日(金)。昨夕、内幸町の日本記者クラブ・レストランで「K氏と語る会」があり、参加しました Kさんは私が25年間勤めた新聞関係団体に入職した時の初めての直属の上司(国際部主管:一般会社の課長相当)でした。私は国際部に3年間在籍しましたが、この間、Kさんから仕事のやり方を教えていただきました。今でも感謝しているのは、英文の手紙の書き方を含め 文章の書き方を徹底的に仕込まれたことです 今こうして毎日ブログを書き続けていられるのも 元をただせばKさん指導のお陰と言っても過言ではありません その後、Kさんは新聞製作技術部門の責任者、総務部長(徹底的な成果主義的な考えに基づく人事考課制度の導入など)、アメリカ駐在代表、ヨーロッパ駐在代表などの重責を担われました。この間、Kさんの薫陶を受けた”教え子”の数は図り知れません 「K氏と語る会」はKさんが総務部長時代に部下だったUさん(元NPC専務)が音頭をとって始められた会で、ロンドン在住のKさんが帰国するタイミングを見計らって、2017年1月11日(新橋亭)、同12月5日(日本記者クラブ・レストラン)、2018年4月16日(同)、同7月13日(同)と開かれ、今回が第5回目となります。Kさんの薫陶を受けた”教え子”が今でも集まるのはKさんの人徳以外の何ものでもありません
生ビールとワインをいただきながら、出身組織である新聞関係団体の現況(新聞の発行部数減少に伴う会費分担金収入の激減と、それに伴う団体事務局の規模の在り方など)から今年3月末に迎える英国のブレグジットの行方(Kさん曰く「どのようにECを離脱するにせよ、これほど国内外に混乱を生じさせた英国政府の責任は大きい」)に至るまで広範囲にわたる話題で 話が尽きませんでした 主役のKさん、呼びかけ人のUさん、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。ありがとうございました
ということで、わが家に来てから今日で1561日目を迎え、日銀が9日に発表した2018年12月の「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年後の景況感が現在から「良くなる」との回答から「悪くなる」を引いた景況感判断指数は マイナス32.0%となった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
今年は消費税増税もあるし 米中の覇権争いも激化しそうだし 良いことなさそう
昨日、夕食に「牛肉とブロッコリーのオイスター炒め」と「トマトとレタスとウインナのスープ」を作りました 昨夕は私が外で会食だったので、娘のために作りました。牛肉は焼肉用カルビを使用しています
「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」の公式サイト(www.lfj.jp)がオープンしています 今年のテーマは「旅から生まれた音楽」とのこと。昨年までは「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として東京以外でも開催されてきましたが、今年は東京に絞られています さらに昨年初めて開催地に含まれた池袋での公演は今年はなく、「東京国際フォーラム」をメイン会場として大手町・丸の内・有楽町地域で5月3日、4日、5日の3日間にわたり開催されます 公式サイトには主な出演者やホールAとホールCの主要なプログラムが紹介されています
公開されたプログラムで個人的に興味があるのは次の各コンサートです
【5月3日・金】
①モーツアルト「ピアノ協奏曲第25番K.503」(Pf:アンヌ・ケフェレック)
②ショパン「ピアノ協奏曲第2番ヘ短調」(Pf:ボリス・ベレゾフスキー)
③チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」(Vn:神尾真由子)
【5月4日・土】
①サン=サーンス「ピアノ協奏曲第5番”エジプト風”」(Pf:アブデル・ラーマン・エル=バシャ)
【5月5日・日】
①リスト「ピアノ協奏曲第1番」「同:第2番」(Pf:金子三勇士)
②伊福部昭「日本組曲」、同「二十絃琴とオーケストラのための交響的エグログ」
公演会場と他のホールも含めた全プログラムの発表は2月中旬の予定で、チケットの一般発売は3月に入ってからとのことです 日本での「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭は2005年「ベートーヴェン」から始まりましたが、私は翌2006年の第2回「モーツアルト」から毎年、3日間で17公演前後聴いています 毎年 自分用のプログラムを組むのが楽しみです
ミューザ川崎主催公演「モーツアルト・マチネ」の2019年度シリーズのチケットを取りました シリーズは全4回で、いずれも開演は午前11時、会場はミューザ川崎となっています 公演は、第37回(8月24日・土)=モーツアルト✕晩年、第38回(11月24日・日)= モーツアルト✕最期、第39回(1月18日・土)モーツアルト✕青年時代、第40回(3月14日・土)=モーツアルト✕円熟期という内容で、詳細は下のチラシの通りです
ディーン・R・クーンツ著「ベストセラー小説の書き方」(朝日文庫)を読み終わりました ディーン・R・クーンツは1945年米国生まれ。60年代後半からSFを中心とした作品を書き、70年代には心理サスペンスおよびホラーに転じた。米国を代表するベストセラー作家の一人
この本は、米国を代表する超ベストセラー作家が「どんな小説が売れるのか?」「売れる小説はどう書いたら良いのか?」という疑問に対して、自作をはじめ 様々な具体例を引きながら そのノウハウを書いた手引書です
この本は次の14章から構成されています
第1章「本書はなぜ書かれたか」
第2章「偉大な名作を書く」
第3章「移り変わる出版市場」
第4章「ストーリー・ラインを組み立てる」
第5章「アクション、アクション、アクション」
第6章「ヒーローとヒロイン」
第7章「信憑性のある登場人物を作り出す」
第8章「登場人物にいかにもありえそうな動機を与える」
第9章「背景描写(バックグラウンド)」
第10章「文体について」
第11章「SFとミステリー」
第12章「避けるべき落とし穴」
第13章「書いたものをどう売るか」
第14章「読んで読んで読みまくれ」
以上のうち第4章以降に「いかに売れる小説を書いたら良いか」が具体的に述べられています 特に第4章「ストーリー・ラインを組み立てる」の中では、①プロットは小説の最大必要条件である、②ストーリーのアイディアを見つけるには、より多くの本を読み、より多くの文章を書くことが大切である、③最初の3ページが勝負である、④相次ぐ困難によって主人公を追い詰める、⑤結末が面白くなければ失敗作である・・・などが説明されています
さらに、②「より多くの本を読むこと」については、「手当たり次第何でも読みたまえ。作家はくつろいだ気分のときに読むべきだ。なぜならそういうときこそ、読んでいるものの本質が心の中に沁みとおるからだ。作家にとって読書は、スキーやタップダンスや釣りや模型機関車作りやテレビ以上の楽しみであるべきだ」と書いています また、③「最初の3ページが勝負である」については、「読者が急いで本を選ぶ場合はたいてい5つの点(1.作家の名前、2.小説の種類、3.表紙、4.表紙に書かれた宣伝文句、5.第1ページにざっと目を通す)を基準にして買うかどうか決めているはず」として、「第1ページで読者を捕らえそこなったら、読者はその本を買わない」と書いています
最後の第14章「読んで読んで読みまくれ」では、「作家は良い読書家でなくてはならない」とし、クーンツが薦める作家81人とその作品をリストアップして推薦しています この中で私が読んだことのある作家は、アイザック・アシモフ、レイモンド・チャンドラー、アガサ・クリスティ、スティーヴン・キングと4人しかいないことに愕然とします クーンツは「この5分の1しか読んでいないなら、君が一般大衆小説で成功する見込みは、ほとんどない」と述べています しかし、冷静に考えてみると、クーンツがこの本を書いたのは1996年、今から23年も前のことなので、たったの4人というのも ある程度仕方のないことなのかな、と思います。もっとも小説家になるつもりは毛頭ありませんが
このリストの中にクーンツ自身の作品が含まれていない代わりに、訳者の大出健さんが「訳者のあとがき」の中で彼の作品をリストアップしてくれています 私としては81人の作品を読む前に、まずクーンツの本を読んでみようかと思います