人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

小菅優(弾き振り) ✕ 東京交響楽団でモーツアルト「ピアノ協奏曲第8番」「ピアノ協奏曲第21番」を聴く ~ ミューザ川崎 第36回「モーツアルト・マチネ」

2019年01月15日 07時27分08秒 | 日記

15日(火)。わが家に来てから今日で1565日目を迎え、人気テレビドラマシリーズ「家政婦は見た!」の主役や、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のナレーションで知られる女優の市原悦子さんが1月12日、心不全のため都内の病院で死去した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       多くの庶民は「家政婦は見た!」で家政婦を演じる市原悦子さんの名演技を見た!

 

         

 

昨日、夕食に「野菜と挽肉のドライカレー」を作りました たまに食べたくなります

 

     

 

         

 

昨日、ミューザ川崎シンフォニーホールでモーツアルト・マチネ「第36回: モーツアルト✕協奏曲」を聴きました   プログラムは①モーツアルト「ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246」、②同「ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467」です 出演はピアノ(弾き振り)小菅優、管弦楽=東京交響楽団です

 

     

 

1階C8列16番の席は今回で終わりです。次シーズンは右の方に移ります

オケは30人ほどの小編成ですが、モーツアルトの時代はこれが普通だったと思われます 弦は左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対向配置をとります。コンマスは水谷晃。ステージ中央にはグランド・ピアノが蓋を開けた状態で鍵盤を見せています

1曲目は「ピアノ協奏曲第8番ハ長調K.246」です この曲はモーツアルト(1756-1791)がザルツブルクの宮廷音楽家を務めていた1776年2月に作曲されました ホーエンザルツブルク城塞の司令官ヨハン・ゴットフリート・リュッツォウ伯爵の夫人アント二エのために書かれたと言われています 第1楽章「アレグロ・アペルト」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ロンド:テンポ・ディ・メヌエット」の3楽章から成ります

いつもファッショナブルな衣装の小菅優が登場、ピアノに向かいます 彼女の合図で第1楽章の演奏に入ります。軽快なテンポはモーツアルトそのものです バックを支えるオケの中では荒木奏美の”歌うオーボエ”が素晴らしい 第2楽章は優美な旋律が続き、第3楽章に入ると、再び軽快なテンポで進められ、聴衆は小菅優のたくましい二の腕と背中に躍動感を見ます 20歳のモーツアルトの溌剌とした息吹を感じさせる好演でした


     


2曲目は「ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467」です この曲は生まれ故郷のザルツブルクの大司教と喧嘩別れしてウィーンに出てきてから、フリーの音楽家として活躍していた時期に作曲されました ピアノ協奏曲第20番K.466の完成した1カ月後の1785年3月9日に自身が独奏を担当する予約演奏会のために完成し、翌日の3月10日にウィーンのブルグ劇場で初演されました 協奏曲第20番ニ短調のほの暗さから一転して、第21番は明るく晴朗なハ長調で書かれており両曲は対極の位置にあります 第1楽章「アレグロ・マエストーソ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ」の3楽章から成ります

1曲目で演奏したホルンとオーボエに、フルート、ファゴット、トランペット、ティンパニが加わり、小菅優がピアノに向かい第1楽章が開始されます この曲も軽快なモーツアルトのテンポで進められます オーボエの荒木奏美、フルートの甲藤さち、ファゴットの福士マリ子の冴えた演奏が独奏ピアノに華を添えます 第2楽章のアンダンテは、スウェーデン映画「短くも美しく燃え」で使われていたほか、OO7シリーズ(題名は忘れた)の中でも使われていました 優雅で穏やかな曲です。第3楽章は一転、躍動感溢れる軽快なテンポで進みます。小菅優とオケとの丁々発止が聴きどころです 演奏を聴きながら、生でモーツアルトのピアノ協奏曲を聴ける幸せをしみじみと味わっていました

小菅優というと、ベートーヴェンの演奏に見られるようにパワフルなピアニストという先入観で見てしまいがちですが、どうしてどうして モーツアルトは優雅で軽やかです ピアノを演奏しながら指揮をする弾き振りも堂に入っていました どうせなら、モーツアルトのピアノ協奏曲の全曲弾き振りコンサートをやってほしいところです その時は是非、東京交響楽団でお願いしたいと思います

 

     

コメント
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