人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

日本モーツアルト協会第607回演奏会=「ディベルティメントK.213、K.240、K.252」他のチケットを取る / タイ映画「バッド・ジーニアス」、韓国映画「1987、ある闘いの真実」を観る

2019年03月06日 07時19分01秒 | 日記

6日(水)。AFP通信などによると、ハノイで開かれた夕食会で出された最高級のステーキの焼き方について、トランプ米大統領はよく焼いて中まで火を通す「ウェルダン」だったのに対し、金正恩朝鮮労働党委員長は外側だけ焼いて中は生状態の「レア」を指定していたとのことです 焼き方はそれぞれ異なるにしても、お互いに「煮ても焼いても食えねえヤローだ」と思っていたことは容易に想像できます ステーキ用の牛肉は北朝鮮が冷蔵庫に入れて特別列車で運んできたものだそうです 霜降りのステーキ肉でトランプの譲歩を引き出そうとしていたのだろうか? マックのハンバーガーが大好きなトランプなら乗ってくるだろうと思って トランプは「ポテトとコークを付けてくれなきゃ譲歩しないよ」と言ったとか言わなかったとか

 

         

 

昨日、夕食に「鶏のしぐれ煮」と「トマトとキャベツとエノキダケとハムのスープ」を作りました 「鶏の~」は久しぶりに作りましたが、大根おろしがよく絡んで美味しかったです

 

     

 

         

 

3月13日(水)午後6時45分から東京文化会館小ホールで開かれる「日本モーツアルト協会第607回演奏会」のチケットを取りました プログラムはモーツアルトのディベルティメント①ヘ長調K.213、②変ロ長調K.240、③変ホ長調k.252、④ヘ長調k.253、⑤変ロ長調k.270、⑥12のホルン二重奏曲K.487です 演奏は、オーボエ=荒木奏美、浅原由香、ホルン=濱地宗、鈴木愛、ファゴット=長哲也、坂井由佳です 私はクラシックを聴き始めた頃からモーツアルトの作品を全曲生演奏で聴きたいと思っていました。今回は滅多に演奏されない作品を一度に聴ける貴重なチャンスです

 

     

 

         

 

昨日、神楽坂のギンレイホールで「バッド・ジーニアス」と「1987、ある闘いの真実」の2本立てを観ました

「バッド・ジーニアス」はナタウッド・ブーンビリヤ監督・脚本による2017年タイ映画(130分)です

女子高生リンは小学校、中学校と優秀な成績を収め、その頭脳を見込まれて進学校に特待奨学生として転入してきた テストの最中にリンが友人のグレースに自分の答案をカンニングさせて助けたら、グレースの彼氏バットがその噂を耳にし、試験中にリンが答えを教え 代金をもらうというビジネスを持ちかける さまざまな高度な手段を駆使し、学生たちは試験を攻略する。それに伴ってリンの売り上げも増加していく そして、多くの受験生の期待を受けたリンたちは、アメリカの大学に留学するため世界各国で行われる大学統一試験「STIC」攻略という挑戦に挑むことになる リンのライバル特待生バンクを巻き込んで二人がシドニーで試験を受け、その答えをトイレに隠したケータイで本国に送信し、バットたちがバーコード化したものを鉛筆に貼りつけ、受験生たちにバイク便で届けるという 時差を利用した巧妙な手口だった しかし、二人の特待生は得るものが大きかった一方、失うものがそれ以上に大きかった

 

     

 

この映画は、中国で実際に起こったカンニング事件をモティーフに製作され、タイで大ヒットしたエンタテインメントで、天才少女を中心とした高校生チームが世界規模のカンニング・プロジェクトに挑む姿を描いています

面白いと思ったのは、カンニングの方法です それは、リンがピアノの鍵盤を叩く動作で4択、5択問題の答えを他の学生に教えるというやり方です。例えばA・B・C・Dのうち正解を選ぶ問題で、ベートーヴェンの「エリーゼのために」を弾く動作はAが、モーツアルトの「トルコ行進曲」を弾く動作はBが正解というものです たしかに音さえ立てなければ証拠が残りませんね

音楽ついでに言うと、特待生バンクはいつもイヤホンでモーツアルトの歌劇「魔笛」の「夜の女王のアリア」を聴いていました また、リンとバンクがシドニーに乗り込むときはモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の冒頭部分が威勢よく流れていました

現在、タイでこういうエンターテインメント映画が作られているとは意外でしたが、ナタウッド・ブーンビリヤ監督はクラシック音楽が好きなんだろうか、と思ったりしました

 

         

 

「1987、ある闘いの真実」はチャン・ジュナン監督による2017年韓国映画(129分)です

舞台は1987年1月、全斗喚大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察のパク所長は北分子を徹底的に排除するべく、取り調べを激化させていた そんな中、行き過ぎた取調べによりソウル大学の学生が死亡してしまう 警察は隠蔽のため遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いたチェ検事は検死解剖を命じ、拷問致死だったことが判明する さらに、政府が取り調べ担当刑事2人の逮捕だけで事件を終結しようとしたことに気づいた新聞記者や刑務所看守らは、真実を公表すべく奔走する また、殺された大学生の仲間たちも立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘争へと展開していく


     

 

この映画は、韓国民主化闘争の実話を、一部フィクションを交えて描いた社会派ドラマです 当時の実際のテレビ映像も流れますが、あの当時、映像を見ながら感じていたのは、軍事政権下の韓国が「反共」の大義名分のもとにひどい状況に陥っているということと、20年近く前に日本で起きていた学園紛争でした いつの時代でも、どこの国でも、時の権力は最終的には力で押し切ろうとします。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言があります。時の権力者にこそこの格言を肝に銘じて政権の運営に当たってほしいものです

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