27日(木)。わが家に来てから今日で2329日目を迎え、米紙ワシントン・ポスト電子版は25日、税金を巡る不正疑惑などトランプ前大統領に対する広範な捜査を行ってきた東部ニューヨーク州検察当局が、トランプ氏や関連企業を起訴するかどうか決めるための大陪審を招集したと伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
大陪審で白黒はっきりさせて 暴君が二度と大統領に就任できないようにすべきだ
昨日の朝日新聞は今夏開催が予定されている東京五輪・パラリンピックについて、「社説」で次のように主張しました
「新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、東京都などに出されている緊急事態宣言の再延長は避けられない情勢だ この夏にその東京で五輪・パラリンピックを開くことが理にかなうとはとても思えない
人々の当然の疑問や懸念に向き合おうとせず、突き進む政府、都、五輪関係者らに対する不信と反発は広がるばかりだ
冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める
(以下省略)」
朝日新聞社は「東京2020オリンピック」の「オフィシャルパートナー」(スポンサー)の一企業です 新聞社では朝日のほか読売新聞東京本社、毎日新聞社、日本経済新聞社が名を連ねています。東京オリンピックをサポートする側の朝日新聞が、新聞の顔とも言える「社説」で「今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める」と主張する意味は小さくないと思います
この社説を掲げるまでの間、社内で「編集、営業面のメリット・デメリット」の検討がなされたはずです。新聞社の収入は大きく新聞購読料収入と広告収入に依存しています。今回の社説を掲げることによって読者が減ったり、広告主が離れたりしたら新聞社にとって大きな損失となります。併せて、自らがスポンサーになっている東京五輪を否定する社説を掲載するという二律背反の問題を抱えることになります
その辺の事情を考慮し 部門間の調整を行った上で掲載に踏み切ったということだと思います
しかし、それでも朝日は逃げているように思います 社説の全文を読むと「中止せざるを得ない状況にある」というニュアンスは伝わってきますが、朝日は「中止すべきだ」と明確に書いているわけではありません
あくまでも「中止を決断するよう菅首相に求める」と書いているに過ぎません
これが、社の主張がはっきりしているアメリカの新聞社だったら明確に「中止すべきだ」と書くでしょう
この辺が日本の新聞社の限界かもしれません
さて、読売、毎日、日経はどのような社説を書くでしょうか
昨日、夕食に「豚バラ麻婆茄子」「やみつきキュウリ(?)」「舞茸の味噌汁」を作りました 「やみつきキュウリ」はmiminga33さんのブログに載っていたのを参考にさせていただいて初めて作りました
キュウリとゴマ油と鶏ガラスープの素をビニール袋に入れて揉み込むだけですが、娘も「美味しい」と言っていました
味を沁み込ませるため、キュウリに包丁で何カ所か切り込みを入れてから揉み込みましたが、まだ十分ではないようです
次回はもう一工夫して味を沁み込ませようと思います
昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで、「芸劇ブランチコンサート 名曲リサイタル・サロン 第12回 大江馨(ヴァイオリン)」を聴きました プログラムは①シューマン「3つのロマンス 作品94」より第2番、②コルンゴルト「から騒ぎ」から「4つの小品 作品11」より第1番、第4番、③ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 ”クロイツェル” 」です
演奏はヴァイオリン独奏=大江馨、ピアノ=實川風です
大江馨は仙台市出身。2019年レオポルト・モーツアルト国際ヴァイオリンコンクール第3位、2019年アントン・ルービンシュタイン国際コンクール第2位などの入賞歴があります 實川風はロン・ティボー・クレスパン国際コンクール第3位(1位なし)などの入賞歴があります
会場は通常配置ですが、コロナ感染拡大対策のため ところどころ客を入れない列があるようです 1階に限れば7割くらいは入っていると思われます
最初はシューマン「3つのロマンス 作品94」より第2番です 「3つのロマンス」はロベルト・シューマン(1810‐1856)が1849年に作曲した作品ですが、元々はオーボエとピアノのための作品です
2人の「かおる」(大江馨、實川風)によって演奏に入ります 大江のふくよかな演奏により憧憬に満ちた音楽が奏でられ、實川がそっと支えました
次の曲はコルンゴルト「から騒ぎ」に基づく「4つの小品 作品11」より第1番、第4番です この曲はエーリッヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897‐1957)が、1919年にシェイクスピアの戯曲「から騒ぎ」のために作曲したオーケストラ曲から4曲を抜き出してヴァイオリンとピアノのために編曲した作品です
第1番「花嫁の部屋の乙女」では大江のロマン溢れる艶やかな演奏が披露されました 第4番「仮面舞踏会」ではヴァイオリンとピアノによる生き生きとしたやり取りが楽しめました
幕間のインタビューでナビゲーターの八塩圭子さんから「2月にご結婚されたそうで、おめでとうございます ところで最近、太られたとか」とマイクを向けられた大江は、「ありがとうございます。見た目は変わらないと思いますが、体重が5キロ増えました
今まで着れた衣装も入らなくなったりして、今日は服選びに苦労しました
」と答えていました。結婚相手はフルーティストだそうですが、誰だ
まあ、誰でもいいや。結婚が今後の演奏にプラスになると良いですね
最後はベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 ”クロイツェル” 」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770‐1827)が1803年に作曲した作品です
片桐卓也氏のプログラム・ノートによると、この曲は「イギリス王室の皇太子に仕えていたジョージ・ブリッジタワーがウィーンで演奏会を行うことになり、そのために急いで書かれたもの
初演は作曲者のピアノとブリッジタワーのヴァイオリンにより行われたが、その後二人は仲たがいをし、ベートーヴェンはこの曲をフランスの大家だったクロイツェルに献呈した
しかし、クロイツェルはこの曲を1度も演奏しなかった
」という作品です。第1楽章「アダージョ・ソステヌート ~ プレスト」、第2楽章「アンダンテ・コン・ヴァリオツィオ―二」、第3楽章「プレスト」の3楽章から成ります
冒頭、大江の独奏ヴァイオリンから入りますが、最初の1小節で聴衆をベートーヴェンの世界に引き込みました 次いで、實川の独奏ピアノが決然と入ってきますが、この演奏も見事でした
第2楽章の変奏曲は二人のやり取りが楽しく聴けました
第3楽章では軽快なテンポによる演奏が展開し、ベートーヴェンの音楽の推進力を感じました
今月末までと設定されているコロナに関わる緊急事態宣言も、どうやら延長されることが確実なようです コンサートは今後も この日のように開かれるのでしょうか? 再び主催者や聴衆が政治に振り回されることのないことを祈るばかりです