29日(土)。昨日の朝日朝刊に、23日に91歳で亡くなった絵本作家のエリック・カールさん(1929年生まれ)の記事が載っていました 超訳すると、
「『はらぺこあおむし』は70以上の言語に翻訳され、発行部数は5500万部を超える 1969年にアメリカで出版された原書の初版本の奥付には「Printed in Japan」と印刷されている
当時のアメリカでは、穴あきの仕掛けや、ページの幅がさまざまなこの本を、印刷・製本してくれる会社が見つからなかった
68年夏、日本を訪れた担当編集者は、何人かの日本の出版関係者に絵本の試作をみせて回った。その中の一人、偕成社の社長だった今村廣さん(故人)がこの本にほれ込み、付き合いのあった社の中から、印刷・製本を引き受けてくれる会社を見つけてきてくれた
こうして、最初の『はらぺこあおむし』は、日本で作られた
日本語版は76年に偕成社から刊行され、発行部数は現在430万部を超える
国内の翻訳絵本では最も売れている絵本だ
」
子どもたちが小さい頃は、絵本を買っては読み聞かせていました 500冊は軽く超えていたと思います。子どもたちが成長して必要なくなり、その一部をM新聞社の知人あてに2つの段ボール箱につめて送り、ビックリされた思い出があります
絵本の名著と言われる作品は今でも忘れられません
「はらぺこあおむし」をはじめ、「スイミー」「せいめいのれきし」「ちいさなおうち」「おさるのジョージ」「ノンタン・シリーズ」「ぐるんぱのようちえん」「100万回生きたねこ」「きんぎょがにげた」「ぐりとぐら・シリーズ」「トン・コトリ」「はじめてのおつかい」・・・挙げていったらキリがありません
子どもにとって絵本は文化への扉です
ということで、わが家に来てから今日で2331日目を迎え、菅義偉首相は28日夕、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を官邸で開き、改正特別措置法に基づき東京、大阪など9都道府県に31日までの期間で発令中の緊急事態宣言を6月20日まで延長すると決定した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
何としても 東京五輪開会式の1か月前までにコロナを抑える という焦りの現れだ
昨日、夕食に「肉野菜炒め」と「やみつきキュウリ」を作りました 「肉野菜炒め」の肉はこの2日間で豚肉と牛肉が中途半端に残ったのでそれを使い切りました
キュウリはmiminga33さんのアドヴァイスにより瓶で叩いて味が沁み込みやすいようにし、仕上げにゴマを振りました
とても美味しかったです
昨夕、新宿武蔵野館でフィリップ・ド・ブロカ監督による2000年製作フランス・スペイン合作映画「アマゾンの男」(89分)を観ました
アマゾン流域の熱帯雨林で昆虫の調査研究をしているフランス人生物学者エドゥアール(ジャン=ポール・ベルモンド)は、ジャングルの中で不思議な少女ルルと出会う エドゥアールは迷子だと判断し保護するが、ルルはニューヨークへ行くはずがここに来てしまったと話す
その頃、エドゥアールが住む街に、フランス海軍の特殊部隊と天文学者マルゴ(アリエル・ドンバール)がやって来る。彼らはアマゾン流域に着陸したUFOの痕跡を追っていた
ルルが地球外生命体だと知ったエドゥアールは、軍から離れて独自行動を取るマルゴと共に軍からルルを守りつつ、ルルが満月の夜に故郷の星へ戻れるよう手助けするが、ルルは宇宙年齢により高速で歳を取っていく
そして人間の愛を知ったルルは地球に留まりたいと言う
この作品は、ジャン=ポール・ベルモンドとフィリップ・ド・ブロカ監督が25年ぶりにタッグを組み、2人の代表作である「リオの男」へのセルフオマージュ満載で描いた冒険アクション・コメディーで、本邦初公開です
この映画は2000年製作で、この時1933年生まれのベルモンドはすでに67歳。さすがに彼のトレードマーク「アクションに次ぐアクション」というわけにはいきません むしろ天文学者マルゴを演じたアリエル・ドンバールの方が、女ベルモンドにように行動的でハチャメチャです
ストーリー的には確かにコメディーですが、これまでのベルモンド映画ほどのキレがありません
ただ、歳を取ったベルモンドはとてもいい顔をしています