18日(土)。昨夕、当ビル10階ホールで日本記者クラブ主催の「新年互礼会員懇親会」(要するに新年会)が開かれました 前日まで伏せられていましたが、ゲストに安倍首相が出席し新年の挨拶をしました 現役の総理大臣が記者クラブの新年互礼会で挨拶するのは、クラブ始まって以来初めてのことだそうです
私は首相が入館する予定時刻の30分前から防災センターに詰め、防犯カメラでホール内の様子や不審人物のチェックをしました。そして、玄関前で首相一行が入館するのを見届け、防災センターの防犯カメラを通して10階ホールでの安倍首相の挨拶を聴きました 来場が若干予定時刻を過ぎていたので、挨拶の冒頭どういう言葉で始めのるか興味を持っていたのですが、防災センターのモニター画面に戻った時には、すでに首相の挨拶が始まっていたので確認できませんでした 後で会場で聞いていた人に尋ねると、遅刻への謝罪の言葉はなかったということでした。「I'm sorry」ではなく「I'm 総理」で通したようです
安倍首相は得意の景気・経済を中心に、身近に控える東京都知事選、特定秘密法などについて約10分駆け足で話し、次の目的地(首相官邸?)に向かいました。私は車が無事にビルを離れるのを確認してから10階ホールの新年懇親会に加わりました
懇親会では1年前に実施した『2013年予想アンケート』の結果・表彰と『2014年予想アンケート』の投票が実施されました。『2013年予想アンケート』では10問全問正解者はゼロで、8問正解が10名いたそうです。一番正答率が高かったのは「12月31日現在のわが国の首相は誰か」という設問で「安倍晋三」という答えが90%だったということです。ゲストの安倍首相のニンマリ顔が目に浮かびます
さて『2014年予想アンケート』には「12月31日現在のわが国の首相は誰か」「12月31日現在の東京都知事は誰か」「日経平均株価が瞬間風速で2万円を超えることがあるか」「ソチ五輪フィギュア女子シングルで浅田真央選手が金メダルを取るか」など難問が揃っています 1月24日まで会員による投票が行われ、集計結果は1年後の新年会で発表されます。私は例年どおり『全問不正解』を狙いたいと思っています したがって、12月31日現在の首相は「小泉進次郎」、同じく東京都知事は「ドクター中松」と書こうと思います
閑話休題
ジェフリー・ディーヴァ―著「ロードサイド・クロス(上)」(文春文庫)を読み終わりました この本は人間ウソ発見器、キャサリン・ダンスを主人公とするシリーズのうち「スリーピング・ドール」に続く第2作に当たります あらすじは
「高速道路の路肩に死者を弔う十字架が置かれていた。そこに刻まれていたのは翌日の日付だった。そして翌日、十字架に名前を刻まれていた女子高生が何者かに命を狙われ、九死に一生を得る それは連続殺人未遂事件の発端に過ぎなかった。次々と命を狙われた被害者は、いずれもネットいじめに加担していた者で、いじめを受けた少年は失踪して行方が分からなくなっていた 世間は、いじめを受けていた少年が、ネット上で自分を非難していた者たちを端から殺そうとしているのだと考えるようになっていった キャサリン・ダンスは少年の行方を追うとともに、事件のきっかけを作ったブログの主宰者チルトンに接近し、これ以上被害者が出ないようブログの閉鎖を求める。しかしチルトンは拒否する。果たしてダンスは犯人を捜し出すことが出来るのか・・・・・・」
この本の最初の部分に「読者のみなさんへ」というジェフリー・ディーヴァ―からのメッセージが掲げられています
「ネット上に形成された仮想世界と現実世界の境界線は、曖昧になりつつあります。この小説のテーマはそれです」
ある者がブログに人を非難する内容を書き込むと、事実でないことも含めて次々と書き込まれていき、最後にはとんでもない方向に行ってしまうことがある そのことをディーヴァ―は警告しているのです
ジェフリー・ディーヴァ―はもう一人のジェフリー、ジェフリー・アーチャーとともに好きな作家です。二人とも、読み始めたら止まらなくなる作品を次々と発表しています この本は文句なしの面白さです。お薦めします
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