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人生の壁

2025年04月15日 12時18分32秒 | 社会・文化・政治・経済

 

人生の壁 (新潮新書 1066) 新書 – 2024/11/18

 
 
生きていくうえで壁にぶつからない人はいない。それをどう乗り越えるか。
どう上手にかわすか。「子どもは大人の予備軍ではない」「嫌なことをやってわかることがある」「人の気持ちは論理だけでは変わらない」「居心地の良い場所を見つけることが大切」「生きる意味を過剰に考えすぎてはいけない」――自身の幼年期から今日までを振り返りつつ、誰にとっても厄介な「人生の壁」を越える知恵を正面から語る。

【目次】

まえがき
  
第1章 子どもの壁

1 子どもを上手に放っておきたい
子どもの自殺が心配/子どもに手をかけたほうがいいという錯覚/幼い頃は「褒めて育てる」が正解/「お受験」教育は勧められない/「ケーキの切れない非行少年」をどう考えるか
2 子ども時代は大人になるための準備期間ではない
昔のほうが子どもを大切にしていた/子どもは大人の予備軍ではない/子どもへの圧力が増していないか/ジャガイモも人も勝手に育つ/努力と成果を安易に結び付けないほうがいい/偉業は意識して達成するものではない/大きな夢を持たなくてもいい/意識はそんなにえらくない
3 子どもを大人扱いするのは大人の身勝手
我が家にいたお尋ね者たち/ませていた子ども時代/小学生の頃に死にかけた/田舎の子が外に出なくなった/学生を上手に甘やかしていた時代/世間は自分よりも先に存在している

第2章 青年の壁
 
4 解剖学を選んだのは「確実」だったから
世の中で確かなものとは何だろう/お金とは一定の距離を置きたかった/食えるか食えないかが大問題だった
5 煩わしいことにかかわるのは大切
自分とは中身のないトンネルのようなもの/空っぽの人間が増えてきた/煩わしい日常を喜ぶ/資格を取ってもスキルは上がらない/「嫌なこと」をやってわかることがある
6 貧乏は貴重な経験
青春時代って何だろうか/運動が苦手だった思春期/貧乏は人を育てる/引き揚げ経験者は大人だった

第3章 世界の壁、日本の壁
 
7 世界は一つにはなれない
西洋の思想が世界を覆った/グローバル化の流れは止められない/自然保護のおこがましさ/環境問題に感じる先進国の勝手/『バカの壁』で指摘していたこと/夏目漱石の苦悩は現代を先取りしていた/立派な標語は信用できない/国境は頼りないもの
8 歴史は急によみがえる
日本は暴力支配の国だった/暴力のコントロールが重要/後ろめたさのない力は良いものなのか/大災害が日本を変える
9 日常生活は生きる基本である
人の気持ちは論理だけでは変わらない/安倍さんの国葬は靖国で行われた/日常を変えることに無神経な人たち/「個の尊重」の行き着く先は/人がただ集まることに意味がある/出光はなぜ社員を一人も首にしなかったか/死亡情報は誰のものか

第4章 政治の壁
 
10 あいまいなのは悪いことではない
今も昔も都会人は災害に弱い/南海トラフ巨大地震に備えることの大切さ/空気は簡単に変えられない/あいまいさを許さない社会は厄介
11 自給自足を基本に考える
日本はどこまで自立できるか/本気で自給を考えなくてはならない/首相候補は誰も環境に興味を持たない/台湾有事が日本社会を変えるかもしれない
12 数字に惑わされてはいけない
GDPを気にしても仕方がない/本当に「三〇年間」は失われたのか/国の心配と個人の心配が逆転している/地元の癒着は悪いことばかりではない

第5章 人生の壁
 
13 怒りっぽい人が見ていないこと
自分にとって居心地のいい状態を知っておく/社会問題について感情的にならない/社会のシステムが素直でなくなっている/先が見えてしまう社会の問題/早期リタイアに憧れたことがない
14 人生とは学習の場
人生相談を考えたことがない/とらわれない、偏らない、こだわらない/他人の人生を背負う意味/人生はそもそも厄介なもの/コスパを追及して何になるのか/軽く生きることを心がけてみたら/わかってもらうことを期待しない/「生きづらい」は嫌な言葉/生きる意味を過剰に考えすぎない

あとがき

養老孟司(ようろうたけし)
1937(昭和12)年、神奈川県鎌倉市生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。2003年の『バカの壁』は450万部を超えるベストセラーとなった。ほか著書に『唯脳論』『ヒトの壁』など多数。
 
生きていると煩わしいことはどうしても避けられない。
人として生きていくこと自体が面倒くさいもの。
だが、それをどう捉えるかで随分人生は変わる。
 
人に頼まれて仕方なく何をやるのも煩わしい。
それでも一生懸命やると結局は自分のためになる。
それは運動すれば筋肉がつくのと同じ。
筋トレはつらいが、サボらずに繰り返せば確実に筋力がつく。
人間力もそぅだろう。
今日を精いっぱうい生きること。
その積み重ねを避けた人に本当の力は身につかない。
 
 
  • 養老先生の本は、人生で初めて読みました。
    気持ちが強い先生だからこその、鋭い指摘、見解など今の私に刺さるものがありました。
    お風呂で半身浴をしながら汗をかいて何度も読んでいます。
    先生のお元気な行動が、今何もやる気のない私をなんとなく導いてくれていると感じています。人生どう選択するかは、自分次第!
     
  • 率直に言うとおじさんの単なる独り言と捉えた。
    けどそのおかげで力を抜こうと思った。
    自分はこの本で言うthe世間側の人間、コスパタイパは大好物。なるべく早いうちに昇進したいと日々思っている生き急ぎ。
    しかしふとその先に何があるのかと思うようになった。その渦中でこの本を読んだ。
    結果、力を抜いてひとつひとつ目の前のことを味わおうと思った。
    この本は文中にある通り悟りではなく、きっと本当にただの独り言。だからこそ肩肘張らずに力を抜こうと思った。

    生き急いでる方、正直いやいやと思うことあると思うが一度読んでみては。
     
  • 昔は普通のことだったのに、いつのまにか時代にそぐわなくなりモヤモヤしていたことを上手に書いていてくれてスッキリしました。未来に向けたヒントをもらいました。
     
  •  
  • 壁があったら乗り越えなければならない、と思っていた。その壁はもしかしたら乗り越えなくてもいい壁かもしれないし、時間がたったらなくなってしまう壁かもしれない。自分が思っているより低い壁かもしれない。
    何者にもなれなくたって機嫌良く毎日を過ごしているほうがよっぽど世のため人のため自分のためだと思える。世の中は複雑かもしれないが自分の生き方はシンプルなほうがスッキリしていい。読んで心がスッキリ!
     
  • 高度なひねりがあると思う。言い方を変えると視点の変化かな。自分から他人へ、過去からいまへ、日本から世界へ、脳から身体へ、そして、自然から人工へ。要はそのバランスをとることが必要かなと。
    唯脳論、昔読んだことがありますが、かなり難しかった。この機会に養老さんの本、いろいろと読んでみるかな。
     
  • この本には今後60年分くらいの課題が提示されている、と考える。
     
  • もうだいぶ 何をしても許されるというような感覚の本 なので 目標値が下がることになり若い人には読んで欲しくない 世界の発展のために呼んでほしくないなと思いました
     
 
 


【速報】元百条委・丸尾牧県議が『被害届』警察に提出 「お前も自殺しろよ」

2025年04月15日 12時16分05秒 | 事件・事故

誹謗中傷メール1万件超 「言論弾圧、社会が分断され壊される」

配信 読売テレビ

 
丸尾牧・兵庫県議(15日)

■丸尾県議「多くの方が恐怖心を抱き、言論を躊躇。社会が良くなるとは到底思えない」


進化に共通するものはなにか?

2025年04月15日 11時12分46秒 | その気になる言葉

▼一人の小さな行動でも、それが組み合わされることで、持続可能な社会を築くことができる。

▼挑戦すべき「山」をつくり、「山」を乗り越え、また次に「山」をつくり乗り越えていく。

乗り越えるたびに、もっと強く、もっと大きな自分へと人間革命していく。

▼使命とは、一言でいうならば<心を決める>ことだ。

<必ず勝つ>と一念を定めるのである。

▼国は人をつくり、人は教育をつくる。

▼勇気こそが人生凱歌の第一条件。

▼薬ではなく、他者との「つながり」を提供することで、その人が抱える問題を改善しようとする取り組みが「社会的処方」と呼ばれている。

▼進化に共通するものはなにか?

それは「最前線」と「最先端」を備えていることではないか。

つまり、製品は利用者の<現場感覚>ともいえる「最前線」のニーズに応えるため、当時の「最先端」の技術によって開発・製品化されてきた。

▼変化に対応したものが生き残る。

それが自然と社会を貫く法則。

大きな目的を達成するために「最前線」の課題をいかに正確の捉えながら、「最先端」の知恵を出していけるか。

その力がますます求められている。


「善の競争」を社会に広げたい

2025年04月15日 10時37分39秒 | その気になる言葉

▼<負けないお母さん>が、<負けない子ども>を育てます。

お母さんの<強い心>が、子どもの<強い心>をつくります。

お母さんの<やさしさ>が、子どもの<やさしさ>をはぐくむのです。

▼社会と人々のために<自分はこのように生きた>と胸を張って言える人生を歩みきってほしい―と師は語った。

▼教育の現場では、「競い合う」だけではなく、「協力し合う」ことの大切さをしっかり伝えなければならない。

▼他人の不幸の上に自分の幸福を築くことはしない。

「誰も置き去りにしない」そうした心を社会の隅々まで浸透させていく。

▼自分は幸運でも、この社会には、不運というだけで「絶望」しなければいけない人たちがたくさんいる。

たとえ競争に敗れても。不運に見舞われても、誰もが安心して暮らせる社会をつくらなければならない。

▼「善の競争」を社会に広げたい。

「学問、知識、知恵の集積と開発」

「人類生存のための努力、文化交流の促進、苦悩する人へのエゴにとらわれないかたちでの援助」が期待される。

人々の幸福に奉仕することが定められ、それを貫く、競争のみが、人類の必要とするものだ。

共存し共栄することを前提とした競争を。

 

 

 


iPS、糖尿病治験実施

2025年04月15日 10時26分31秒 | 社会・文化・政治・経済

京大、iPSで糖尿病の治験実施 膵島細胞移植、経過は良好

配信 共同通信

 
京都市左京区で行われた京都大病院の記者会見=14日午後

日本人 過去最大89万人減

2025年04月15日 10時21分33秒 | 社会・文化・政治・経済

日本の総人口 推計1億2380万人余 14年連続減 日本人の減少最大

去年の日本の総人口は、推計で1億2380万2000人と前の年より55万人減り、14年連続の減少となりました。外国人を除いた日本人の人口は前の年から89万人あまり減り、過去最大の減り幅となっています。

目次

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総人口1億2380万人余 2011年以降14年連続で減少

総務省は2024年10月1日現在の人口推計を発表し、外国人を含めた日本の総人口は1億2380万2000人で、前の年よりも55万人、率にして0.44%減りました。

 

日本の総人口は戦後 増加傾向が続き、1967年に1億19万6000人となり初めて1億人を突破します。そして1974年には1億1000万人を、1984年には1億2000万人を超えます。2008年には1億2808万4000人とピークを迎えます。

その後は減少傾向に転じ、2011年以降は14年連続で減少しています。

日本人の人口は1億2029万余 過去最大の減少

 

また、外国人を除いた日本人の人口で見ると、1億2029万6000人で、前の年と比べて89万8000人、率にして0.74%の減少となり、減少幅、減少率ともに過去最大となっています。

 

外国人の人口350万6000人 過去最多

一方、外国人は、前の年から34万7000人増えて、350万6000人となり、過去最多となりました。

 

年齢区分別にみると

 

65歳以上と75歳以上の人口割合 過去最高に

 

総人口を年齢区分別にみると、65歳以上が3624万3000人で、1万7000人増え、総人口に占める割合は0.2ポイント上がって、29.3%と過去最高となりました。

さらに、75歳以上の人口は、2077万7000人で、70万人増え、割合は0.7ポイント上がって16.8%で、これも過去最高となっています。

15歳未満の人口は1383万人 総人口の11.2%で過去最低

一方、15歳未満の人口は、1383万人で、前の年から34万3000人減り、総人口に占める割合は0.2ポイント下がって11.2%で過去最低となりました。

また15歳から64歳の「生産年齢人口」は7372万8000人で、前の年より22万4000人減りましたが割合は、0.1ポイント上がって59.6%となりました。

都道府県別では

 

増加は東京と埼玉のみ 34の道府県で前年より減少率拡大

 

都道府県別で人口が増加したのは、東京都と埼玉県だけです。

東京都は1417万8000人で、前の年から9万2000人、率にして0.66%増え、3年連続の増加となりました。

全国に占める割合は11.5%と、前の年より0.2ポイント増えています。

埼玉県は、733万2000人で、前の年から1000人、率にして0.01%増え、4年ぶりに増加に転じました。

また、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県の人口が全国の29.9%を占め、前の年から0.2ポイント上がり過去最高となりました。

人口が減少した45の道府県を見ますと、減少率が0.5%未満だったのは7つの府と県で、低い順に神奈川県が0.05%、大阪府が0.07%、千葉県が0.08%、沖縄県が0.11%、福岡県が0.21%などとなっています。

一方、減少率が1%を超えたのは15の県で、高い順に秋田県が1.87%、青森県が1.66%、岩手県が1.57%、高知県が1.56%、山形県が1.49%、などとなっています。

減少率は、34の道府県で前の年より拡大していて、最も拡大したのは石川県で0.22ポイント拡大し、総務省は「能登半島地震の影響もあるのではないか」としています。

都道府県別で 年齢区分別にみると

 

年齢区分別に見ますと、15歳未満の割合は、すべての都道府県で、前の年より低下しています。

割合が最も高いのは沖縄県で15.8%、次いで、滋賀県と佐賀県がいずれも12.7%などとなったのに対し、最も低いのは、秋田県で8.8%、次いで青森県の9.8%、北海道の9.9%などとなっています。

一方、75歳以上の割合が最も高いのは秋田県で22%、次いで高知県の21.6%、山口県の20.9%などとなったのに対し、最も低い沖縄県は11.7%でした。

 

 

 

 

林官房長官 “東京圏一極集中の流れ変えるまでに至っていない”

林官房長官は14日午後の記者会見で「多くの人たちの子どもを産み育てたいという希望が実現しておらず、少子化に歯止めがかかっていない。政府としては、児童手当の抜本拡充など、子育てに関係する経済的支援の強化や、若い世代の所得向上に向けて取り組んでいる。希望する誰もが子どもを持ち、安心して子育てができる社会の実現に向け総合的に施策を推進していく」と述べました。

また人口が増えたのが東京都と埼玉県だけだったことについて「東京圏への一極集中の流れを変えるまでには至っていない。石破内閣では地方創生を最重要課題と位置づけており、地方の現場の意見もくみ取りながら若者や女性にも選ばれる地方をつくっていく」と述べました。

 


大学等研究者の転職時の知財取り扱い指針

2025年04月15日 09時59分29秒 | 社会・文化・政治・経済

令和 7 年3月 25 日
内閣府 知的財産戦略推進事務局
1
目次
1.課題認識 .......................................................................................... 2
(1)検討経緯 .................................................................................... 2
(2)事前調査 .................................................................................... 3
(3)課題認識 .................................................................................... 4
2.基本的な考え方 .................................................................................. 5
3.大学等研究者の転退職時の知財取扱いの留意事項........................................ 7
(1)海外における大学等研究者の転退職時の知財取扱い................................. 7
(2)大学等研究者の転退職時の知財取扱いの留意事項.................................. 9
(3)大学等研究者の転退職時の知財取扱いの検討の流れ...............................15
(4)好事例・課題事例 .........................................................................21
4.まとめ..............................................................................................23
付録1 大学等研究者の転退職時の知財取扱いのケース(例)..............................24
付録2 海外における大学等研究者の転退職時の知財取扱い(詳細) .....................25
付録3 経済安全保障上の留意事項..............................................................30
付録4 ウォータールー大学の知財ポリシー........................................................31

1.課題認識
(1)検討経緯
○ イノベーションの促進には、大学等1の優れた研究成果としての知財を活用し、スタートアップ等が機動的かつスピーディーに事業化して社会実装につなげる環境を整備することが重要である。その社会実装に向けては、「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」2、「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン【追補版】」3 、「大学知財ガバナンスガイドライン」 4等が策定されてきたところである。
○ 他方、大学等の研究成果としての知財の社会実装が制約されうる場合はなお存在しうる。そのような制約の要因としては、以下の3点が考えられる(図表1参照)。
 要因①共研:共同研究に係る知財が大学等と共同研究先の共有になることで生ずる制約
 要因②技術:技術や発明の社会実装の適否により生ずる制約
 要因③組織:大学等の知財マネジメントの規定/能力により生ずる制約
○ 上記のガイドラインでこれらの要因への対策が検討されてきたところだが、要因③のうち、大学等の研究者が転退職する場合の知財の取扱いについてはこれまで検討されてこなかった。
図表1 知財の社会実装が制約される要因
1 本指針において「大学等」とは、日本における大学及び国立研究開発法人をいう。
2 イノベーション促進産学官対話会議事務局(文部科学省高等教育局、文部科学省科学技術・学術政策局、経済
産業省産業技術環境局)(平成 28 年 11 月)
3 文部科学省、経済産業省(令和2年6月)
4 内閣府、文部科学省、経済産業省(令和5年3月)
要因① 共研
要因② 技術
要因③ 組織
マーケティングに基く一気通貫の 知財マネジメント、 特許の質の管理等
本指針
大学等研究者の 転退職時の知財の取扱い
大学と共同研究先の 共同発明の取扱い等
大学の知財ガバナンスに関する 体制・予算等

(2)事前調査
○ 上記状況を受け、研究者の転退職時の知財取扱いの状況について、全国約 20 校の大学5における関連規定の有無を調査するとともに意見交換を行った。その結果概要を図表2に示す。
図表2 調査結果・意見交換結果
○ グラフ1は、研究者の転退職時の知財取扱いの規定の有無について公開情報を基に調査した結果である。規定を整備済みの大学は約3割であった。
○ グラフ2は、研究者の転退職時の知財取扱いの課題意識の有無を意見交換で確認した結果である。約6割の大学が課題意識を持っているとの回答であった。
○ グラフ3は、研究者の転退職時の知財取扱いについて、政府による何らかの資料(指針等)策定要望を意見交換で確認した結果である。約7割の大学が要望ありとの回答であった。
○ 研究者の転退職時の知財取扱いの課題意識(グラフ2)、研究者の転退職時の知財取扱いの資料策定要望(グラフ3)に関して提起された具体的な意見概要を図表3に示す。
5 学術研究懇談会を構成する大学(いわゆる RU11)、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業の採択校(いわゆる地域中核大学)、その他の大学から約 20 校を選択


意見概要
研究者の転退職時の知財取
扱いの課題意識に関する意見
(グラフ2に関連)
・ アカデミアの研究者は転退職が前提である。積極的に議論すべき重要な論点である。
・ 転職前の大学に権利を放棄されてしまい、必要な知財権を引き取れなかった事例があった。
・ 国立大学と私立大学とで意識が異なりトラブルになった事例があった。
研究者の転退職時の知財取
扱いの資料策定要望の意見
(グラフ3に関連)
・ 大学の研究者の転退職時の知財取扱いに関する資料(指針等)を国が主導して作成して欲しい。
・ 大学の知財を社会実装に繋げることを基本理念として、転職前の大学と転職後の大学がそれぞれ最善を尽くすべきことを国からメッセージとして出して欲しい。
・ 転職前の大学と転職後の大学のそれぞれが知財の取扱いについて交渉する際の基礎となる資料が欲しい。
・ 好事例があれば是非教えて欲しい。
図表3 意見交換で大学から出された意見概要
(3)課題認識
○ 大学の研究者は転退職が前提という意見があるにも関わらず、転退職時の知財取扱いに関する規定を整備済みの大学は一部に留まった(グラフ1)。また、大学の研究者の転職前大学と転職後大学の間で当該研究者の知財の円滑な取扱いがなされないケースが散見される等、課題意識を持つ大学が多数を占めた(グラフ2)。さらに、政府による何らかの資料(指針等)策定への期待も大きいことが確認された(グラフ3)。
○ また、近年のグローバル化に伴い、海外の大学へ転職(転出)するケースや、海外の大学から転職(転入)するケースも増えている。日本とは大きく異なる法制度や実務運用(大学における職務発明制度や研究者の転退職時の知財取扱い実務運用等)を有する国もあることから、主要国における職務発明制度や転退職時の知財取扱い実務運用について調査・整理しておくことも重要と考えられる。
○ 以上の課題認識の下、本指針は、「大学等研究者の転退職時の知的財産取扱いに関する検討会」での議論を踏まえ、大学等の研究者の転退職時の望ましい知財取扱いについて提言する。
6 本指針では、研究者の転職前の大学を「転職前大学」、転職後の大学を「転職後大学」と呼ぶ。

2.基本的な考え方
○ 本指針では、大学等の研究成果の社会実装のさらなる促進に向けて、大学等の研究者の転退
職時の知財取扱いに関する留意事項や望ましい知財取扱いのあり方を提示する。
○ 本指針の基本的な考え方
大学等の研究者の転退職時の知財取扱い(権利帰属)としては、図表4の通り、①権利譲渡、②権利維持、③権利一部譲渡、④権利放棄、⑤権利返還、の5つの類型が考えられる。
大学等は、研究成果の社会実装や社会還元が大学等の重要な使命であることや研究者の学問の自由と転職の自由を踏まえつつ、これら5つのうちの何れの知財取扱いとするか決定すべきである。その際には、後述の留意事項を参照しつつ、一律の判断ではなく個々の事情に応じて決定する
ことが望ましい。なお、転退職時には、研究成果を整理した上で知財取扱いを明確化することに加え、特許だけでなく、データ、ノウハウ、著作物等についても明確化することが望ましい。
図表4 大学等の研究者の転退職時の知財取扱い(類型)
7 図表4では大学間での転職を前提に記載したが、大学-国立研究開発法人間での転職の場合、国立研究開発法
人は大学とは異なる運用であることも多いため、当該国立研究開発法人の知財ポリシーを参照しつつ、採り得る知財取
扱いを検討することに留意すべきである。
8 本指針では、知財を広義に解釈し、いわゆる産業財産権(特許権等)のほか、データ・ノウハウ・著作物等も含める。
概要 メリット デメリット 知財取扱い (権利帰属先)
【転職前大学】 自身で知財管理不可。将来的な実施料獲得
も困難
【転職後大学】 知財費用負担発生。知財リスクを負う可能性
【転職前大学】 知財費用負担がない。契約によっては転職後
大学から費用回収が可能
【転職後大学】 転職後に生まれた知財も含め集約・管理可能。 実施料獲得の可能性
転職前大学から転職後大学に 権利を譲渡する
権利譲渡
(転職後大学)
類型

【転職前大学】 研究者との意思疎通が薄れ社会実装阻害の
おそれ
【転職後大学】 自身で知財管理不可
【両大学】 転職後に新たな知財が生まれた場合、知財が 両大学に分散。知財管理や社会実装の手続
が複雑化
【転職前大学】 自身で知財管理可能。将来的な実施料獲得
が可能
【転職後大学】 知財費用負担がない
転職前大学が引き続き権利を 維持する。必要な場合には、 大学発スタートアップや一般企
業等の実施主体に実施許諾
する
権利維持 (転職前大学)
類型2
【転職前大学】 実施料収入は単独帰属より減少
【転職後大学】 知財費用負担発生。知財リスクを負う可能性
もあり
【両大学】 知財管理や社会実装の手続が複雑化
【転職前大学】 知財費用負担が軽減。実施料獲得の可能性
【転職後大学】 社会実装に向けた活動が可能。実施料獲得
の可能性
【両大学】 実施料の配分に納得感(権利持分に基づく 配分)
転職前大学が権利持分の一
部を転職後大学に譲渡し、権利を転職前大学と転職後大 学の共有にする
権利一部譲渡
(両大学)
類型

【両大学】 社会実装の機会が絶たれる可能性
【両大学】 知財費用負担がない
転職前大学も転職後大学も 権利維持せず権利放棄
権利放棄
(-)
類型

【両大学】 社会実装された場合に実施料獲得不可
【研究者】 知財管理・知財費用負担発生
【両大学】 知財費用負担がない
【研究者】 自ら社会実装を進めることができる
大学が権利を放棄する場合に
おいて、研究者が自身での権
利維持を希望するときに研究
者に権利を返還(譲渡)
権利返還
(研究者)
類型

○ 本指針のスコープ①
本指針では、研究者が大学-大学間、大学-国立研究開発法人間、大学-大学発スタートアップ間で転退職する場合等の知財取扱いの留意事項を提示する。なお、共有に係る権利については大学知財ガバナンスガイドラインに準じて取り扱われることが望ましい。
○ 本指針のスコープ②
本指針では、原則として国内の大学等の間での研究者の転退職について検討するが、日本とは大きく異なる法制度や実務運用(大学における職務発明制度や研究者の転退職時の知財取扱い実務運用等)を有する国もあることから、海外の大学との間で研究者が転出入する場合に備えることも重要である。

そこで、本指針では、主要国における大学の研究者の研究成果に係る知財取扱いについても整理する。
○ 本指針と既存のガイドラインとの関係性
本指針は、「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」、「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン【追補版】」、「大学知財ガバナンスガイドライン」等のこれまでのガイドラインで示された考え方を踏まえつつ、研究成果の社会実装や社会還元を大学等の重要な使命として、大学等の研究者が転退職する場合の知財取扱いの考え方を示すものである。本指針に明示的な記載がない事項については、これらのガイドラインに準じて取り扱われることが望ましい。
○ 目指したい実務運用
大学等が、本指針で提示した留意事項や知財取扱いの検討の流れを参照し、研究者の転退職時の知財取扱いについて、内部規定で明文化し、その内容を予め研究者に説明する運用が望まれる。また、研究者の転職前大学及び転職後大学が、当該研究者の知財の取扱いを適切なタイミングで確認・協議し、必要に応じて契約を締結する運用が確立されることが望まれる。

3.大学等研究者の転退職時の知財取扱いの留意事項
○ 大学等の研究者の転退職時に考えられる知財の取扱い(類型)を決定するに当たっては、様々な留意事項を考慮する必要がある。例えば、対象となる知財の実施状況(社会実装状況)や権利化状況のほか、法律や契約による制約や義務、知財リスクの有無、データ・ノウハウ・著作権等の取扱い、知財の創出者や関係者との意向、権利化・権利維持の費用、権利譲渡・実施許諾の対価、知財の創出者への補償(報奨)等が想定される。
○ 大学等研究者の転退職時の知財取扱いの留意事項を抽出・整理するに当たっては、研究者の流動性が高い海外の実務運用が参考になると考えられたため、海外の状況を調査・分析した。その結果の概要を3(1)に示すとともに、詳細を付録2に掲載した。また、国内の大学の産学連携関連部門や知財部門、大学の研究者、大学の知財実務に詳しい有識者、産業界や法曹界との意見交換の内容を踏まえたうえで、米国の実務運用も参考に留意事項を3(2)に、検討の流れを3(3)に、好事例・課題事例を3(4)にそれぞれ示した。


夢は奇想天外

2025年04月14日 23時37分31秒 | 日記・断片

なぜ夢を見るのか。奇妙な夢を見るのは、脳が未知の事態に備えるためだった説

福田ミホ

夢、ときどきありますよね。

私は以前、ティラノサウルスのおなかの中に住んでる夢とか、どんなに捨てようとしてもいつの間にかキッチンに戻ってくる呪いの冷蔵庫の夢とかを見たことがあります。昨夜は、まだ買ってない青いカウボーイブーツを試着したいからって盗んでしまう夢を見ました。

夢ってときどき、ものすごくとんちんかんです。突拍子なさすぎて、たまたま脳が吐き出したデタラメだと思われがちです。

夢に目的なんてないように思われるかもしれませんが、タフツ大学の神経科学者・Erik Hoel氏は、学術誌「Patterns」に掲載された新たな論文の中で、おかしな夢にもちゃんと意味があると語っています。

荒唐無稽な幻覚のような夢は、我々が覚醒している間の体験を消化し普遍化するのを助けることで、より多様な状況に適応しやすくしているんだそうです。

脳の働きを人工知能になぞらえて解釈

「人生はときに退屈です」とHoel氏はリリースで話します。

「夢は、我々が世界のモデルに適合しすぎないために存在しています。」

夢の意義を説明する試みには、Hoel氏だけでなく今まで無数の研究者が挑んできました。

従来の仮説には、夢は願望の成就だとか、神経パルスの副産物だとか、長期記憶の整理を助けているとか、脅威をシミュレーションしてなどがあります。Hoel氏の仮説は、人の脳の働きをディープニューラルネットワークのそれになぞらえている点でユニークです。

Hoel氏がアイデアを得たのは、コンピューターの学習方法を考えているときでした。人工知能のニューラルネットワークは訓練用にデータセットを与えられますが、問題は人工知能がそのデータに慣れすぎてしまったときです。

人工知能にとっての世界は、そのデータセットを世界を真に代表する完全なものと捉えるためにとても小さな世界になってしまいます。

現実の世界とはカオスだらけで、予測不可能な混乱した場所です。

この問題は過剰適合または過学習と呼ばれ、Hoel氏の論文によれば「普遍化の失敗、そして新たなデータセットでの低パフォーマンスにつながる」わけです。

実経験の偏りを夢が補正

「人工知能は訓練中、データに適合されていきます」とHoel氏はメールで説明してくれました。

「犬と猫を見分けるネットワークの場合、(ネットワークの学習に使われた)データを構成する100枚の猫画像にたまたま共通していた特徴に固執してしまうかもしれません。

たとえば猫の写真はたまたま日中に撮ったものばかりで、犬の写真は夜に撮ったものばかりだった、というようなことです。」

「画像にノイズを加えたり、一部を黒く塗りつぶしたりすることで、新しいデータセットへの普遍化がしやすくなります。画像の中に、夜と昼の両方を含むようにするといったことです」とHoel氏。

「私の主張は、おそらく脳は過学習の問題に対処しているということです。夢は、我々が人生の枝葉末節にとらわれないために必要な、多様な刺激に触れるのを助けてくれるんです。」

またHoel氏の論文の言葉でいうと、「夢の生物学的意義は、まさにその奇妙さ、覚醒時の体験と大きく違っていることにこそある」のです。眠っている間に奇想天外な感覚刺激を受けることで、我々の脳は限られた実体験だけを普遍化することがなくなり、その結果いろいろなタスクでのパフォーマンスがより良くなるのだというのがHoel氏の考えです。

たとえば新しいカーレースのシュミュレーションゲームを始めたとして、普通はある程度やり込むとパフォーマンスがピークに達してそれ以上伸びなくなってきます。でも、夢がそのゲームへの新たな視座を提供することで、次の日にはもっと上達することもありうる、というわけです。ほんとにそうかどうかはわかりませんが、少なくともHoel氏はそう考えています。

たしかに、パソコンで文字を打ってたりExcelの表を作ってたり、起きている間に繰り返しやっている作業を夢に見ることってよくあります。しかもそんな夢は日常のコピーではなく、日常にありえない非日常が混在していることが多いのです。Hoel氏の主張は、そんな夢を見る根拠の説明になるのかもしれません。

研究には慎重な評価

ハーバード大学の夢の研究者で『Pandemic Dreams』の著者であるDeirdre Barrett氏は、この新たな仮説は「非常に奇妙な夢にはあてはまりそうだが、平凡で現実的な、または何度も見る夢に関してはそうでもないようだ」と言います。この研究には参加していないBarrett氏は、夢の「役割」を見つけようとする試みには基本的な間違いがあるといいます。

「我々は『目覚めている間の、思考の役割とはなんだろう?』と問いかけたことはありません。または少なくとも、それに対して一言で済む答えがあると思っていません」とBarrett氏。「夢の役割についてコンセンサスがない理由は、夢も心理学的・生物学的に非常にさまざまな役割を負っているためではないかと考えています。」

「私から見ると、この仮説は完全には説得力がないと思います」スウェーデンのシェーブデ大学とフィンランドのトゥルク大学でそれぞれ認知神経学・心理学の教授を務めるAntti Revonsuo氏は言います。「この論文では『夢の現象学』を真剣に捉えていると言いつつ、これまでの夢研究が示してきた夢現象学のあり方を、ややミスリーディングに提示しています。」

Revonsuo氏は、この論文の中でのいくつかの大きな主張が「完全には夢内容の研究に裏付けられておらず」、この仮説は「かなり恣意的に選ばれた証拠しか考慮していない」としています。Hoel氏の論文では、たとえば夢実験の被験者に繰り返しテトリスをプレイさせると、テトリスにインスパイアされた夢を見ることがあるという事例があげられています。でもRevonsuo氏はそんな現象があてはまるのは「眠ってすぐに見る夢だけで、多くの夢のように夜遅くに見る夢ではない」と言います。

さらに彼は「私がこの仮説を問題視するのは、夢現象学についてのやや不正確な一般化に基づいていて、関連研究文献にある全体的な証拠をレビューし総括してはいないからです」と付け加えます。

一方でRevonsuo氏は、この仮説を「新しく興味深い」と評価もしていて、「さまざまな環境や実験条件での、直接実験できるような夢予測」につながってほしいと言っています。ただ現在の形では「この仮説は一般的すぎ、非常に推論的で、どんな形でも経験的に検証するのは難しい」としています。

夢の探索は続く

Hoel氏は自身の理論を検証できるとしつつ、「現在の神経画像処理技術」や夢内容を自己申告する能力の限界からすると、どんな仮説に対する強力な裏付けも反証も現実的ではないと認めます。そして今後の研究では、「動物と人間の両方で仮説を検証し、夢の代替となるアイデアを追求すること」が求められるとしています。「夢の代替」とは、小説や映画といったフィクションが「人工の夢」として夢と同じように機能するということで、Hoel氏は今後その可能性を探っていこうとしています。

Hoel氏の究極の願いは、彼の仮説により他の研究者が「夢にはそれ自体役割があるものとして真剣に捉えるようになる」こと、そして「他のプロセスの間に起こる副現象」ではないと認識することです。

そもそも夢に目的があるのかどうかすらわかりませんが、夢の意味をめぐる人類の探索はこれからも続きます。


利根輪太郎の競輪人間学 あくまでも出目作戦を!

2025年04月14日 22時56分34秒 | 未来予測研究会の掲示板

何度も記してきたのだが、「あくまでも出目作戦を!」を貫くことだ。

5-1なら、上がり目なら2-5 か5-2を買うべきだった。

 FⅠ 豊橋競輪 シン・TIPSTAR杯

初日(4月14日)

1レース 4-2

2レース 1-4

3レース 1-2

4レース 1-4

5レース 2-7

6レース 3-1

7レース 2-3

8レース 6-2

9レース 5-1

10レース 4-1

11レース?

並び予想 2-7 3-5 6-1-5 




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 2 橋本 瑠偉   11.4 B  
  2 5 小菅 誠 4車身 11.5    
× 3 1 福島 武士 1/4車輪 11.3      
4 3 真船 圭一郎 1車輪 11.6   S  
  5 4 溪 飛雄馬 1車身 11.3      
6 7 柴田 洋輔 1車身 11.8      
7 6 奥村 諭志 1車身1/2 11.8      
 
2

未発売
2

2=5
1,970円(4)
3

1=2=5
3,740円(10)


1=2
210円(2)
1=5
1,550円(15)
2=5
630円(7)
未発売
2-5
2,960円(6)
2-5-1
13,110円(28)

 


『人を動かす』デール・カーネギー

2025年04月14日 21時01分32秒 | 社会・文化・政治・経済

マンガで読み解く 人を動かす

 
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。
人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。

あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。
人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、
長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。
深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、
人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。
1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、
折々に改訂が施されてきた現行の公式版。
 
「人を変える9原則」
「まずほめる」「惜しみなく心からほめる」
コミュニケーションにおける大切な指針。
ほめることは、何でも言い合える「心理的安全性」をつくり出す。
相手の可能性を引きだ合す。
一方、相手の否定的な言動は人の心を痛める。
心がけたいことは、相手の良い点に光を当て、率直にほめ称えることだ。
それを切り返すことで、人を励ます深く実感できるものだ。
言葉に勇気づけられ、人は前向きになれるものだ。


〔目次〕
改訂にあたって
◇PART1 人を動かす三原則
1 盗人にも五分の理を認める
2 重要感を持たせる
3 人の立場に身を置く
◇PART2 人に好かれる六原則
1 誠実な関心を寄せる
2 笑顔を忘れない
3 名前を覚える
4 聞き手にまわる
5 関心のありかを見抜く
6 心からほめる
◇PART3 人を説得する十二原則
1 議論を避ける
2 誤りを指摘しない
3 誤りを認める
4 穏やかに話す
5 〝イエス〟と答えられる問題を選ぶ
6 しゃべらせる
7 思いつかせる
8 人の身になる
9 同情を寄せる
10 美しい心情に呼びかける
11 演出を考える
12 対抗意識を刺激する
◇PART4 人を変える九原則
1 まずほめる
2 遠まわしに注意を与える
3 自分の過ちを話す
4 命令をしない
5 顔をつぶさない
6 わずかなことでもほめる
7 期待をかける
8 激励する
9 喜んで協力させる
訳者あとがき
 

著者について

1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ、大学卒業後、雑誌記者、俳優、
セールスパーソンなど雑多な職業を経て、弁論術や成人教育の講師となり、
人間関係の先覚者として名をなす。
不朽の名著『人を動かす』『道は開ける』など多数の著作がある。
 
 
すべての方に読んで欲しい一冊。本書では、ありとあらゆるコミュニケーションの原則を学べます。

コミュニケーションは多くの人の人生にとって重要な課題です。人はコミュニケーションなしには生きていけません。またコミュニケーションの結果に大きな影響を受けながら生活しています。
コミュニケーションは人生の幸福度に大きく関わるため、その手法を学べるコミュニケーション本も数多く出版されています。

本書のタイトルは「人を動かす」。人に動いてもらうための原則とは、人に好かれて信頼関係を築くコミュニケーションの原則でした。本書では、コミュニケーションのあらゆる原則を「簡潔な一言」で表現し、その原則の裏付けなる具体例が数多く紹介されています。そのため、それぞれの原則に深い理解と納得感を得ることができました。

本書で特に印象に残った3つの内容を紹介します。
■およそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動すると言うことをよく心得ておかねばならない
■どんな人間でも、何かの点で、私よりも優れている。私の学ぶべきものを持っているという点で
■他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗はそう言う人たちの間から生まれる。

本書で学べるコミュニケーションの原則は、家庭・友人関係・仕事など、あらゆるシチュエーションで活かすことができます。すべての人にとって重要な学びを得られる一冊でした。
 
  • 非常に示唆に富んでおり、素晴らしい内容です。
    この本を手に取る方は人との関わりを改善したいと願う方でしょう。
    その方に向けて注意点です。
    「認知が歪んでしまっている人はこの本でも動かすことはできない」ということです。
    この本は治療本ではありません。

    最初の章に出てきた「盗人」を動かすことはできません。
    少なくとも精神の治療が先ですし、それは一般の人の出来ることではありません。
    しかし、非難することさえ無意味だという悟りを得る手助けにはなるかもしれません。

    こうは書きましたが、この本の技術を手に入れられれば人間関係がずっとよくなることは間
  • 内容は問題なく良い。また過去の具体例が非常に多いが、令和の現代に通じる文脈であり参考になる。

    がしかし、あまり翻訳が読みにくい…
    正直かなり変だと思う。
    内容は漫画でも表現できるものなので誰が翻訳し直した方がいいと思う。
     
     
 

米高騰はいつまで続く?

2025年04月14日 18時52分52秒 | その気になる言葉

原因と政府の取り組みをわかりやすく解説!

 

近年、米の価格上昇が続き、消費者や食品業界に大きな影響を及ぼしています。特に、異常気象や需要の変化が、米の供給と価格に影響を与えています。本記事では、米の価格高騰の原因と今後の見通し、政府の対応策について詳しく解説します。

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関連記事:米価は上がっても農家はラクにならない、中山間地の稲作事情【社長コラム#2】

 

米の価格高騰の原因|猛暑の影響はどこまで?

米の価格が高騰している背景には、さまざまな要因があります。大きな要因として、2023年の猛暑により、全国的に米の生育に影響が出たことが挙げられます。高温によって生育不良が発生し、収量が減少したことが価格上昇につながりました。

また、インバウンド需要の回復も米の価格高騰に寄与しています。訪日外国人観光客の増加により、外食産業やホテル業界での米の消費が増え、需要が一気に拡大しました。

それに加えて、家庭での米の消費も増加傾向にあります。健康志向の高まりや、食の安全性に対する意識の向上から、国産米を選ぶ消費者が増えています。

このほか、農業用機械の燃料費や肥料代、人件費など生産コストの上昇も、米の値上がりの一因となっています。

※参考:農林水産省「令和6年度米の流通状況等について」

米の値上げはいつから?いつまで続く?

米の値上げが始まった時期や、今後の価格の見通しについて気になる方も多いでしょう。ここでは、過去の価格推移や現在の需給状況、今後の見通しについて解説します。

 

米の値上げが始まった時期|米(5㎏、10㎏)の価格の推移

米の価格上昇は2024年の夏頃から本格化しました。スーパーの米売り場では、2024年の新米の店頭価格は5kgあたり3,500~4,000円が中心で、前年度から1,000~1,500円程度上昇しました(※1)。

また、2024年産⽶の同年12⽉の相対取引価格は、全銘柄平均で「24,665円/60kg」(411.08円/kg)となり、前年の同じ⽉に比べて「+9,275円(+60%)」となっています。2024年12⽉までの年産平均価格「23,715円/60kg」(395.25円/kg)は、出荷業者と卸売業者等の間の取引価格としては、⽐較可能な1990年以降で過去最⾼を記録しました。

※1参考:日本農業新聞「新米店頭価格が上昇 5キロ1500円上げも」
※2参考:農林水産省「令和6年度※の相対取引価格・数量について(2024年12月)」

米の需給状況の現状(2025年1月時点)

農林水産省が公開している資料では、2024年産の水田における作付状況が前年から減少していることが報告されています(※1)。 

また、「みどりの食料システム戦略の実現に向けて」では、2024年の日本の年平均気温が観測史上最も高く、農林水産業に高温による品質低下などの影響が出ていると指摘されています(※2)。

※1参考:農林水産省「米をめぐる現状について」
※2参考:農林水産省「みどりの食料システム戦略の実現に向けて」

米の需給見通し(2024年〜2025年)

今後の米の需給については、2024年産主食用米等の生産量が679万トン、2024/2025年の主食用米等の需要量が674万トンと見通されています。また、2025年産の生産量も同水準の683万トンと予測されています。

民間在庫量については、2024年6月末時点で153万トン、2025年6月末時点では158万トンといわれています。

在庫量に生産量を加えたものが全体の供給量になることから、全体の供給量は需要を上回ると見込まれています。しかし、異常気象の頻発や、エネルギー価格の高騰に伴う輸送コストの上昇などの懸念事項は多く、価格が下がる要素は少ないのが現状です。

 

【資料】令和6/7年及び令和7/8年の主食用米等の需給見通し

引用:農林水産省「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」より

※参考:農林水産省「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」

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米の動向に対する政府の対応

米の価格高騰を受けて、政府もさまざまな対応策を打ち出しています。ここでは、「備蓄米」の活用の有無や補助金制度など、政府の対応について解説します。

政府が21万トンの備蓄米放出を発表|「備蓄米」の活用に慎重な理由

政府が備蓄している「備蓄米」は、主に緊急時の食料供給を目的としているため、市場への放出には慎重な対応が求められます。品質管理の面でも一定の基準を満たす必要があり、すぐに供給できる状況ではないことも活用されにくい理由の一つです。

そうした中、江藤農林水産大臣は2025年2月14日の記者会見で、21万トンの備蓄米を放出する方針であることを発表しました。

売り先は、「5,000トン以上の仕入れを行っている大手の集荷業者を対象」とし、申込数量は「特定の者による買い占めや、応札価格の高騰が起きないよう、集荷実績に基づき上限を設ける。価格については、会計法令の規定に基づき、適正に設定したい」との見解を示しました。備蓄米の引き渡しは3月半ばに開始する予定で、消費者の元に届くのは3月下旬頃からになりそうです。

備蓄米の放出によって、市場価格や流通にどのような影響が出るのか引き続き注意が必要です。

※参考:農林水産省「江藤農林水産大臣記者会見概要」

米高騰に対する補助金と自治体の施策

米の価格高騰に伴い、政府および自治体はさまざまな対策を講じています。政府は、農家の経営安定を図るため、「経営所得安定対策」を実施しています。

この対策の中で、諸外国との生産条件の格差を補正する交付金(ゲタ対策)や、農業者の拠出を前提としたセーフティネット対策(ナラシ対策)を実施しています(※1)。

また、農林水産省は、「需要に応じた米の生産・販売の推進に関する要領」を定め、生産者や集荷業者が自主的な経営判断に基づき、主食用米の需給安定に向けた生産と安定取引を推進するための指針を提供しています(※2)。

※1参考:農林水産省「経営所得安定対策」
※2参考:農林水産省「米制作関連」

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食料自給率からみる米の現状

米の価格高騰とともに、日本の食料自給率の低下も深刻な課題となっています。ここでは、食料自給率の現状と、国産米の高騰による輸入米の需要増加について解説します。

食料自給率の深刻な課題

引用:農林水産省「日本の食料自給率|食料自給率の推移」

 

日本の食料自給率(2023年度)は、カロリーベースで「38%」と主要先進国の中で最下位となっています。特に、主食である米の生産減少は大きな課題です。

国内の農業人口の減少や高齢化も影響し、将来的な米の供給不安が懸念されています。さらに、気候変動による異常気象や自然災害が米の生産に影響を及ぼし、供給の安定性が揺らいでいます。

※参考:農林水産省「日本の食料自給率」

国産米の高騰による輸入米の需要増加

国産米の価格高騰に伴い、外食産業や加工食品メーカーでは、コスト削減のために輸入米の使用が増加しています。民間貿易で米を輸入する場合、通常高い関税がかかりますが、国産米の価格高騰により、「関税を払っても購入したい」という業者側の需要が高まっています。

2024年度の民間貿易による米の輸入量は、同年11月時点で399トンに上るとして、「これから民間貿易が増える」という予測も出ています。

※参考:日本農業新聞「主食米民間輸400トン 今後増加も農相『国内価格に影響なし』」

まとめ

米の価格高騰は、猛暑による生産量減少、インバウンド需要の拡大、家庭での消費増加などが重なった結果として発生しています。今後も価格が高止まりする可能性が高く、消費者や食品業界への影響が続くと考えられます。政府も補助金や生産支援策を進めていますが、食料自給率の問題など長期的な課題も多く、引き続き動向に注目する必要がありそうです。

 

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執筆者プロフシェアシマ編集部

食品業界に携わる方々に向けて、日々の業務に役立つ情報を発信しています。食品業界の今と未来を示唆する連載や、経営者へのインタビュー、展示会の取材、製品・外食トレンドなど話題のトピックが満載!さらに、食品開発のスキルアップや人材育成に寄与するコンテンツも定期的にお届けしています。


「死後生」を活きる人 人生は死では終わらない

2025年04月14日 13時09分27秒 | 社会・文化・政治・経済


カラオケの台宿「エスカルゴ」

2025年04月14日 12時58分22秒 | 日記・断片

宮ちゃんから電話がかかってきたので、訪ねてまた昼間から酒となる。

そして、4時にはカラオケの台宿の「エスカルゴ」へ行く。

今回は宮ちゃんの奢りである。

宮ちゃんは、ママさんとカラオケを歌う。

かなり酔ってきたんので、先に帰る。

 

 


高齢独居死 年5・8万人

2025年04月14日 12時48分18秒 | 社会・文化・政治・経済

 年齢高いほど多い傾向 警察庁

配信

 
中央合同庁舎第2号館に掲げられる警察庁・国家公安委員会の看板=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影

旧統一教会が合同結婚式開催

2025年04月14日 12時43分47秒 | 社会・文化・政治・経済

教団本部の韓国で5000人

 

ソウル近郊の京畿道加平にある教団施設「清心平和ワールドセンター」の会場前には早朝から大型バスが列をつくり、大勢の新郎新婦や家族らが降り立った。白いドレスを着た新婦と黒いスーツ姿の新郎らは思い思いに記念撮影していた。

関西地方から参加したという20代の日本人の新郎は、地裁決定に「残念。宗教の自由を認めてほしい」と主張した。相手の日本人新婦も「ショックだった」と語った。

式では教団トップの韓鶴子総裁が新郎新婦に結婚指輪を贈り、婚姻成立を宣言するなどした。(共同)