阪神原口文仁選手は「明らかに振ってない」 

2022年10月13日 13時44分02秒 | 野球

物議のハーフスイング判定に球界OB苦言「そりゃ怒るわ」

10/13(木) 11:50配信 J-CASTニュース

プロ野球横浜ベイスターズ、日本ハムでプレーした野球解説者の高木豊氏(63)が2022年10月13日にユーチューブチャンネルを更新し、12日に神宮球場で行われたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ、ヤクルト対阪神戦を解説した。


■「原口の必死さを考えたらこの三振はないよな」

 試合はヤクルトが初回2死1、2塁のチャンスにオスナ(29)がレフトスタンドに叩き込み3点を先制。
続く2回、3回とそれぞれ1点を追加しリードを広げ、7回にはサンタナ(30)がバックスクリーンへの2ラン。投手陣は阪神打線に9安打を許しながらも1点に抑え7-1で快勝した。

 高木氏が注目したのは3点ビハインドで迎えた2回阪神の攻撃だ。
先頭・大山悠輔(27)が2塁打で出塁し無死2塁のチャンスを演出。
続く原口文仁(30)はフルカウントから5球ファウルで粘るも最後はハーフスイングを取られて空振り三振。
後続の佐藤輝明(23)、糸原健斗(29)が打ち取られ得点の機会を逃した。

高木氏は原口がハーフスイングの判定を受けたシーンを振り返り、「明らかに振ってない」と主張し、「原口も怒ったけど、そりゃ怒るわ」と同情した。

 さらに「これが三振じゃなくてフォアボールであればノーアウト1、2塁。それで迎える佐藤は怖かったと思う。原口の必死さを考えたらこの三振はないよなと思った。明らかにVTRでも振ってない。完全に止まってる。ここがひとつの阪神の流れを切るジャッジだった」との持論を展開した。

「阪神は9安打を打っている感覚がない」

 高木氏は試合を中継したCS放送「フジテレビONE」で解説を務め、直接現場でこのシーンを見ており、その解説時にもハーフスイングを否定していた。インターネットではハーフスイングの判定をめぐり様々な意見が飛び交い物議を醸した。

 阪神は絶好の反撃のチャンスを逸し、ヤクルト先発・小川泰弘投手(32)の前に5回まで得点することが出来なかった。6回に島田海吏(26)のタイムリーで1点を返すもこれが精一杯。
ヤクルトの7安打を上回る9安打を放ちながらも1得点に終わった。

 高木氏はこの日の阪神の攻撃陣について「(阪神は)9安打を打っているが、見ていて9安打を打っている感覚がない。連打がない」と指摘し、「中野と近本がDeNA戦は当たっていたが、2人ともダブルプレーを打っている。ヤクルトの守備も見事だったが、中野、近本がチャンスメイクしていかないとちょっと苦しい」との見解を示した。

 13日に神宮球場で予定されるファイナルステージ第2戦は、ヤクルトがサイスニード投手(30)、阪神は藤浪晋太郎投手(28)が先発のマウンドに上がる。▽


村上宗隆(22)選手が三冠王 向上心の偉業

2022年10月04日 12時17分17秒 | 野球

ヤクルト村上宗隆(22)が今季最終戦となった3日のDeNA戦の七回、入江大生投手の初球ストレートを一閃。右翼席上段へ今季56号本塁打を叩き込んだ。

実に61打席ぶりの一発で、あの王貞治(巨人)が1964年にマークした日本人最多記録を更新。

打率.318、56本塁打、134打点で史上最年少かつ令和初の三冠王を獲得した。

リスクを冒しても、変化を求めた。

好奇心、闘争心、集中力。

ソックス姿でティー打撃をこなした。

畳の上での素振りはソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザー(81)、松井秀喜氏(47)=現ヤンキースGM付特別アドバイザー=が現役時代にしていた練習法だ。

滑りやすい畳の上でスイングー下半身を鍛えるのが狙い!

足指の握力が向上。

内転筋が鍛えられる。
スパイクを脱いでソックスで素振り。
滑りやすい状況で体幹とバランス感覚を鍛える。
足の指で地面をつかむ感覚を養った。

打撃もトスから「置きティー」に変えた。
試合と同様全力でバットを振るから身に付く。
スイング力がアップ。

グリップの位置を顔から肩まで下げ、投手よりに寝かせていたバットも立たせ気味にし、打つまでの時間を身近くした。

バットも先端をくりぬき。軽くした。
向上心の偉業。

 

 

 


侍ジャパン、栗山監督の初陣メンバー28人発表 佐々木朗ら初選出15人…「3月勝ち切る」

2022年10月04日 12時17分17秒 | 野球

10/4(火) 14:04配信 Full-Count

11月に強化試合…栗山監督「ベストメンバーを選んだつもり」

会見に臨んだ侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

 野球日本代表「侍ジャパン」は4日、都内で記者会見を開き、来春のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を見据えて来月に行う日本ハム、巨人、オーストラリアとの強化試合「侍ジャパンシリーズ 2022」のメンバー28人を発表した。11月5日に日本ハム、同6日に巨人と対戦(いずれも東京ドーム)。その後、9日と10日にオーストラリア戦(札幌ドーム)に臨む。

【侍ジャパン一覧】初選出は半数以上の15人…何人がWBCまで生き残る? 強化試合の28人発表

“令和の怪物”ことロッテ・佐々木朗希投手や中日・高橋宏斗投手、巨人・大勢投手、阪神・佐藤輝明内野手ら、実に半数以上の15人が初選出。フレッシュなメンバーが、WBCでの侍入りへ向けてアピールすることになる。内訳は投手13人、捕手3人、内野手6人、外野手6人。

 栗山英樹監督は「様々な要因、状況を考えながらこの戦いにおいてのベストメンバーを選んだつもりです」と強調。試合に勝つこと、選手たちの特徴を生かすことなどをテーマに掲げ「3月勝ち切るためにやっておかなければいけないこと。まずこの4試合、しっかり戦っていきます」と見据えた。

【侍ジャパン強化試合メンバー一覧】
〇投手
佐々木朗希(ロッテ)
森浦大輔(広島)
高橋宏斗(中日)
大勢(巨人)
宮城大弥(オリックス)
伊藤大海(日本ハム)
森下暢仁(広島)
戸郷翔征(巨人)
今永昇太(DeNA)
山崎颯一郎(オリックス)
與座海人(西武)
高橋奎二(ヤクルト)
湯浅京己(阪神)

〇捕手
森友哉(西武)
甲斐拓也(ソフトバンク)
中村悠平(ヤクルト)

〇内野手
山田哲人(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
牧秀悟(DeNA)
岡本和真(巨人)
中野拓夢(阪神)
村上宗隆(ヤクルト)

〇外野手
周東佑京(ソフトバンク)
近本光司(阪神)
佐藤輝明(阪神)
近藤健介(日本ハム)
塩見泰隆(ヤクルト)
西川龍馬(広島)

※14時11分最終更新

Full-Count編集部

 

 

 


三冠王も狙う村上は打率.318に上昇

2022年10月03日 21時09分30秒 | 野球
 
 
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チャンスの弱い阪神

2022年09月30日 08時51分25秒 | 野球

今年の阪神を振り返ると、DeNA戦と9勝-16敗。
さらに、広島戦と9勝-14敗が大きく響いた。
交流戦では12勝6敗で貯金ができたのに、9月30日時点で、66勝71敗。
残りは1試合、絶対に負けられない崖っぷちにある。

ちなみに、ヤクルト戦11勝-13敗、巨人戦14勝-10敗、中日戦13勝-12敗。

チーム打率は巨人と並び4位。
本塁打は5位。
盗塁は1位。
得点は5位。
失点は1位。
防御率は1位。

投手はまずまずだが、肝心は場面でチャンスに弱くて点が取れない。
つまり、残塁数は1位という不甲斐なさなのだ。


阪神・佐藤輝 ダメ押しの満塁走者一掃三塁打 「走れる4番」がセ界単独2位の7本目

2022年09月02日 09時29分16秒 | 野球

9/2(金) 8:00配信 デイリースポーツ

6回,ベンチに向かって手を上げる佐藤輝(撮影・飯室逸平)

 「阪神8-0広島」(1日、甲子園球場)

 鋭い打球が一塁線を破ると、走れる4番がぬかるむダイヤモンドを疾走した。ダメ押しの3点三塁打。阪神・佐藤輝明内野手(23)がリーグ単独2位となる今季7本目のスリーベースだ。

 3点リードの六回。相手のエラーで1点を追加し、なおも1死満塁。フルカウントから島内の低めへの直球を捉え、塁上の走者を全てかえした。「打点を挙げるチャンス。抜けてくれたのでよかったです」と振り返った。

 二塁打31本はリーグトップ。三塁打はトップの中日・岡林に1本差だ。8月20日・巨人戦で18号を放ってから10試合本塁打がなく、球団新人では田淵以来の2年連続20発には足踏みしている。ただ、本塁打だけが持ち味ではない。長打を量産し、チームに貢献している。

 守備では二回、先頭の坂倉の打球をスライディングキャッチでつかんだ。「才木が頑張ってくれていましたし」と同級生を救うファインプレー。攻守で躍動してみせた。

 この日は家族が球場で声援を送った。会心の勝利を届け「いいところは見せられた。喜んでくれていると思います」。9月は好スタートを切り、これからラストスパートをかけていく。「中軸がしっかり打てれば打線も活発になるかなと」と力を込めた佐藤輝。最後まで戦い抜いていく。

 


阪神拙攻で森木見殺し 四回無死一、二塁でまさか3者連続K 矢野監督「残念」

2022年08月29日 10時19分22秒 | 野球

8/29(月) 8:00配信 デイリースポーツ

 降板後、ベンチからグラウンドを見つめる森木(撮影・田中太一)

 「中日4-1阪神」(28日、バンテリンドーム)

 好投の森木を見殺しにしてしまった。阪神は4点を追う九回無死満塁から代打・原口が左翼ポール際へ大飛球を放つ。グランドスラムなら同点だ。バンテリンドームがどよめきに包まれたが、打球は惜しくもファウル。結局、中犠飛で1点を返すのが精いっぱいだった。

 「残念というか森木に引っ張られているようじゃさみしいよね」

 試合後、「素晴らしいものを見せてもらった」と森木をたたえた矢野監督は、攻撃陣に話題が及ぶとため息をつく。序盤から好機を作りながらあと一本が出ない。歯がゆく、重苦しい展開が続いた。

 三回無死一塁から島田が初球のバントをファウル。2球目は強攻策に切り替えたが、遊ゴロ併殺でチャンスの芽を摘んでしまう。四回は佐藤輝、大山の連打で無死一、二塁。柳を追い詰め、先制の絶好機だったが、好調のロハス、木浪、坂本がまさかの3者連続三振。二回2死満塁、五回の1死二塁を含め、得点圏では5者連続三振と野手陣の気合が空回りした形だ。

 「気持ちはあると思うんだけどね。行動と結果で示すのがプロ。『森木が投げてるんやったら』というようなそういうのを出せなかったんで。逆に森木に引っ張られて残念だったなと俺は思ってる」

 指揮官は「残念」と繰り返し、森木を援護できなかった拙攻を悔やんだ。前日の快勝から一転、なかなか波に乗れない。大逆襲に転じるはずだった夏の長期ロードは、コロナショックにも見舞われ、10勝14敗でフィニッシュ。8月は2試合を残して、5月以来3カ月ぶりとなる月間負け越しが決まった。

 名古屋では今季ラストゲーム。試合後、左翼席へ頭を下げた矢野監督らに虎党から激励の拍手が送られた。残り22試合。ファンにも森木にも、白星という結果で借りを返したい。

 


虎のソナタ 試合で見たいバックスクリーン看板越え弾 大山、中野早く戻って来てくれ~!

2022年08月17日 10時32分24秒 | 野球

8/17(水) 10:00配信 サンケイスポーツ

笑顔でキャッチボールをする大山。フリー打撃では「コカコーラ」と「一番搾り」の間に打ち込んだ

(セ・リーグ、ヤクルト5-3阪神、17回戦、ヤクルト10勝7敗、16日、神宮)現実になってしまうとは…。

第一声がそれ? オンライン会議の画面に向かって思わず声をあげてしまいました。

「きょう阪神が(ヤクルトに)負けて、広島が(中日戦で)勝つと、5位に転落します」

運動部、レース部、文化報道部、整理部をつないで、そこまでに入ってきているニュースの比較と夜にかけての動きの確認をする夕方の編集会議。当番デスク上阪正人の説明が、弱気な発言でスタートしたからです。

「大丈夫ですよ。大船に乗った気分でいてください」

上阪とは逆に強気だったのが紙面総括の整理部長矢田雅邦です。今年、矢田が総括を務めた日の阪神は7勝3敗。自称「最強総括」は胸を張ってこう続けました。

「開幕からの連敗を9で止めたとき(4月5日、○4-0DeNA 甲子園)の紙面総括が俺です。佐々木朗希が投げた試合に勝ったとき(5月27日、○1-0ロッテ ZOZOマリン)も俺。日本ハム戦で6点差を逆転して勝った(6月3日、○9-7 甲子園)のも俺。山本由伸(オリックス)が先発した試合に勝った(6月11日、○3-2 京セラ)のも俺なんです」

それはすごい。ただ…。「そしてきょうは先発が青柳だしな」とこちらが相づちを打ったら、「最強総括」の表情が曇りました。

「実は、3敗のうち2敗が青柳が投げた試合なんです。前回のサヨナラ負け(8月9日、●2-3xDeNA戦 横浜)と、7月1日のバンテリンドーム(●1-3中日)。2試合とも青柳に黒星はついていないけど、負けました」

勝ち方だけでなく、負け方もなかなか、だったのです。どちらに転ぶのか-。注目していたヤクルト3連戦の初戦では、ひと安心できるニュースも試合前に飛び込んできていました。

「3人ともフルメニューで動いています」

トラ番サブキャップ新里公章です。新型コロナの陽性判定を受けて戦列を離脱している大山、北條、中野の3人が神宮球場に姿を見せました。

「走塁練習も守備練習も、フリー打撃もやりました」

そう話す新里が、さらっと報告してきたフリー打撃の中身もすごかったんです。大山の柵越え6本のうち1本は「コカコーラの看板と一番搾りの看板の間に飛んでいきました」。ん? 中継を観ている方はおわかりですよね。神宮球場の『コカコーラ』は、ネット裏からの中継画像になったときにピッチャーの左上に、『一番搾り』はピッチャーの右上に見えるあの看板です。その間に落ちるってことは…バックスクリーン越えの特大弾!! 復帰が待ち遠しい。

まさかの展開になってしまいました。青柳が4回で降板。広島が中日に勝って、阪神は5位に転落。大山らは、さすがにすぐの復帰は難しく、いったん帰阪して実戦形式の調整をしてからになります。

戻ってくるまで耐えるしかない。万全になればすごい打球を飛ばしてくれます。6番に降格した中でマルチ安打を放ち、がむしゃらにやると誓った佐藤輝を中心に、そこまで踏ん張りましょう。

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【阪神】開幕以来の7連敗で5位転落 またや…守備のミス連発から崩れ、青柳晃洋は3か月ぶり黒星

2022年08月17日 10時16分39秒 | 野球

【阪神】開幕以来の7連敗で5位転落 またや…守備のミス連発から崩れ、青柳晃洋は3か月ぶり黒星

報知新聞社 - 昨日 21:20

◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―3阪神(16日・神宮)

2回無死満塁、マウンドに集まる阪神ナイン(カメラ・清水 武)
© スポーツ報知/報知新聞社
2回無死満塁、マウンドに集まる阪神ナイン(カメラ・清水 武)
 阪神は今季2度目の7連敗を喫した。開幕から9連敗して以来の大型連敗。借金4で、首位ヤクルトとのゲーム差は「11」に広がり、広島と入れ替わって5位に転落した。先発の青柳が今季最短4回を同ワーストタイの4失点で2敗目。5月6日の中日戦(バンテリンD)以来、14試合ぶりの黒星を喫し、球団3人目となる同一シーズンでの10連勝は逃した。

 2回に自身を含む守備のミスから崩れた。無死一塁から宮本の投前への犠打を一塁へ悪送球。これでチームは矢野監督の指揮下ではワーストの10試合連続失策となった。さらに中村の一塁前への犠打もロドリゲスが野選。満塁を迎え、丸山和の遊ゴロの間に先制を許した。さらに長岡の右前適時打を浴びると、3回にも村上の適時打などで2失点。「自分のエラーから失点してしまい、チームに申し訳ないです。早いイニングで降板してしまったので、中継ぎ投手に負担をかけることになって、申し訳ないです」とうなだれた。

 打線は佐藤輝が今季初の6番で出場した。試合前の時点で14打席連続無安打だった主砲は75試合ぶりに4番から降格。4回に左中間フェンス直撃の三塁打を放つなどマルチ安打と奮起したが、打線全体は2ケタ三振で敗れた。


阪神・島田が八回に勝ち越し打!!4戦連続マルチ安打と絶好調!

2022年08月08日 06時29分31秒 | 野球

8/7(日) 21:36配信  サンケイスポーツ


八回、適時二塁打を放つ阪神・島田=マツダスタジアム(撮影・甘利慈)

(セ・リーグ、広島―阪神、18回戦、7日、マツダ)阪神・島田海吏外野手(26)が5―5で迎えた八回に勝ち越し打を放ち、勝負強さを発揮した。

先頭の代打・陽川が死球で出塁すると、ベンチは代走として熊谷をグラウンドに送り込む。中野はきっちり犠打を成功させて1死二塁とし、島田が5番手・森浦の甘く入った直球を見逃さず、左中間二塁打にして勝ち越し点をもぎ取った。

さらに佐藤輝明内野手(23)の犠飛で2点を勝ち越した。

島田は試合前時点で対左投手との対戦成績が打率・203(右は同・290)と苦手としていたが、負のデータを払拭する一打を終盤に放った。二回にも内野安打を記録しており、これで自身は4日の巨人戦(東京ドーム)から4試合連続のマルチ安打とした。

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阪神・島田が八回に勝ち越し打!!4戦連続マルチ安打と絶好調!

2022年08月07日 22時13分52秒 | 野球

8/7(日) 21:36配信  サンケイスポーツ


八回、適時二塁打を放つ阪神・島田=マツダスタジアム(撮影・甘利慈)

(セ・リーグ、広島―阪神、18回戦、7日、マツダ)阪神・島田海吏外野手(26)が5―5で迎えた八回に勝ち越し打を放ち、勝負強さを発揮した。先頭の代打・陽川が死球で出塁すると、ベンチは代走として熊谷をグラウンドに送り込む。中野はきっちり犠打を成功させて1死二塁とし、島田が5番手・森浦の甘く入った直球を見逃さず、左中間二塁打にして勝ち越し点をもぎ取った。さらに佐藤輝明内野手(23)の犠飛で2点を勝ち越した。島田は試合前時点で対左投手との対戦成績が打率・203(右は同・290)と苦手としていたが、負のデータを払拭する一打を終盤に放った。二回にも内野安打を記録しており、これで自身は4日の巨人戦(東京ドーム)から4試合連続のマルチ安打とした。

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【阪神】前夜の悲劇から一転、3点差逆転し雪辱果たす!リリーフ陣無失点リレー、広島にカード勝ち越しでヤクルトと8.5差

2022年08月07日 22時11分49秒 | 野球

8/7(日) 22:04配信  TBS NEWS DIG Powered by JNN

■プロ野球 広島5-7阪神(7日・マツダスタジアム)

阪神は乱打戦を制し、逆転勝利で前夜のサヨナラ負けの雪辱を果たした。チームは52勝49敗2分で貯金は再び3。首位・ヤクルトが敗れたためゲーム差は8.5に縮まった。先発のガンケル(30)は4回77球でマウンドを降り、10安打5失点。今季17戦で12敗している苦手広島を相手にカード勝ち越しを決め、7月以降10カード続けてカード負け越しなしとなった。

初回、中野拓夢(26)がライトへのヒットで出塁すると、内野安打などで2死一・二塁に。ここで糸原健斗(29)がライトへヒットを放つが、三塁を回った中野が本塁憤死。2回は連打で1死一・三塁とチャンスを作ると、先発のガンケルが先制タイムリーを放った。続く中野がレフトフライに倒れるも、島田の内野安打で2点目を追加。

しかし、その裏、ガンケルは先頭から連続ヒットを打たれ、1死二・三塁から広島先発の遠藤敦志(23)に2点タイムリーを浴び、すぐさま同点に追いつかれた。さらに3回は、先頭の秋山に4号ソロ、西川に6号ソロを浴び2-4、4回は菊池のタイムリーで2-5とリードを広げられた。

3点ビハインドとなった5回、2死一塁からロドリゲス(30)が2号2ランを放つと、続くロハス・ジュニア(32)が2者連続弾となる同点の6号ソロを叩き込み、試合は振り出しに。

両チーム無得点が続いたが、8回、先頭の代打・陽川が死球を受けると、中野が送りバントを決め、1死二塁から島田海史(26)が均衡を破る勝ち越しタイムリーを放ち6-5。さらに近本がヒットで1死一・三塁とすると佐藤輝明(23)のセンターへの犠牲で7点目が入った。

リリーフ陣は7回、岩貞祐太(30)がランナーを2人出し、一打勝ち越しのピンチを招くが、セカンド糸原の好守備により無失点に抑えた。8回は湯浅京己(23)、9回はケラーが危なげなく抑えゲームセット。

9日からは横浜で3位DeNAとの3連戦に突入する。


阪神・佐藤輝明は「本物の4番になってない」 三球三振に球団OB苦言「ピッチャーに牛耳られている」

2022年08月01日 15時44分07秒 | 野球

8/1(月) 13:22配信 J-CASTニュース

プロ野球楽天の元監督で阪神OBの田尾安志氏(68)が2022年7月31日にユーチューブチャンネルを更新し、同日に甲子園球場で行われた阪神対ヤクルト戦を解説。阪神・佐藤輝明(23)に言及した。

【動画】主砲・村上のこの日3本目の本塁打

■「村上の4番バッターのすごさを目の当たりにして...」

 試合は阪神が4回に大山悠輔(27)のタイムリーなどで2点を先制。先発ガンケル(30)が6回を無失点で抑えるも7回からマウンドに上がった2番手・渡邉雄大(30)が4番・村上宗隆(22)にソロ本塁打を浴び、9回には5番手・岩崎優(31)がまたも村上にソロ弾を浴び同点とされた。

 土壇場で追いつかれた阪神は延長11回、1死走者なしの場面で青木宣親(40)に振り逃げを許した。続く奥村展征(27)をセンターフライに打ち取り2死1塁。ここでこの日2本塁打の村上を迎えるがバッテリーは勝負に出て結果、2ランを浴びて逆転を許した。

 主砲・村上が全得点を稼ぎヤクルトが4-2で勝利。田尾氏は「村上の4番バッターのすごさを目の当たりにして感じたのは佐藤輝明。4番をずっと打っていますがまだ本物の4番バッターにはなっていない」と切り出し5回の攻撃場面を振り返った。

 2点リードの5回、2死満塁と絶好の追加点のチャンスを迎えた。打席に入った佐藤は初球をファウルし2球目のスライダーを見逃してノーボール2ストライクと追い込まれた。そして3球目の外低めの球を空振り。3球三振で好機を潰した。

満塁好機に3球三振「あまりにもあっさりしてますね」
 田尾氏は「この三振の内容が悪過ぎる」と切り出し、「まず初球インサイドのボール気味の球を振ってファウル。そして見逃しのストライク。最後も低めの完全なボール球を振って三振。あまりにもあっさりしてますね」と振り返り、自身が持つ「4番打者論」について言及した。

 「4番バッターというのは3割打つバッターでも10回に7回はアウトになる。せめてアウトのなり方。してやられたというのではなくきっちりと自分のスイングをした中でアウトになる。そういう打席を何とか増やしてもらいたい。佐藤君の場合はピッチャーに牛耳られている。そういうような打席があまりにも多い」

 さらに「特にランナーがいる時。得点圏にいる時。そういう時の佐藤君の打席はあまりにも内容が悪過ぎる」と続け、「ランナーがいる時はピッチャーも苦しい時なんです。それを自分からピッチャーを楽にする打席にはしてもらいたくない。ピッチャーの気持ちを考えればもう少しストライクゾーンを振る。やや甘めの球を待つ。そういうことは出来ると思う。ファーストストライクから追い込まれたようなスイングをするような4番バッターでは困る」と苦言を呈した。

 3本塁打でチームを勝利に導いた村上に対してこの日の佐藤は5打数1安打2三振。両チームの4番に明暗が分かれた。チームはヤクルト3連戦を2勝1敗で勝ち越したもののゲーム差は再び2ケタの10ゲームに開いた。8月2日からは敵地・東京ドームで5位・巨人との3連戦を予定している。

 


【虎になれ】球宴ではない 勝利への執念が足りないのではないか 矢野阪神

2022年08月01日 11時01分46秒 | 野球

2022年8月1日6時0分 日刊スポーツ

阪神対ヤクルト 7回表ヤクルト無死、村上に左越え本塁打を打たれ交代する渡辺

(右)は無念の表情を見せる。左は福原投手コーチ(撮影・前岡正明)


阪神対ヤクルト 7回表ヤクルト無死、村上に左越え本塁打を打たれ交代する渡辺(右)は無念の表情を見せる。左は福原投手コーチ(撮影・前岡正明)
<阪神2-4ヤクルト>◇31日◇甲子園

独断で言わせてもらえればチームとして「勝利への執念」が相手より足りなかった試合ではないか。後付けでなくイヤな予感がしたのは7回、渡辺雄大が村上宗隆に被弾した場面だ。阪神が勝っていても今後に向けてのポイントはここではないかと思っていた。

2点リードで迎えた左の長距離砲。左腕ワンポイント渡辺の仕事は何か。言うまでもなく抑えることだ。そのための登板である。当然過ぎるほど当たり前。だが、そこでさらに重要なポイントもある。それは「打たれない」ことだ。

「左のワンポイントは左の強打者を抑えるのが仕事。だけどカウント次第では歩かせることも考える必要がある。そうすると、その投手の給料は上がらないかもしれない。でもチームの勝ちのために、申し訳ないけれど、そういう選択をしてもらう場合もある」

この考えは現役時代、正捕手として2度の優勝を経験した矢野燿大のものだ。言うまでもない現在の指揮官である。それを知っていたので、ここはどうするかなと見ていた。そして渡辺は村上を2球で追い込む。これは勝負か。1球外れる。カウント1-2。次はどうだ。そう思った瞬間、外角高めに投じたスライダーを左翼席に放り込まれてしまった。

岩崎優が9回に打たれたのはある意味、仕方がないと思う。抑え投手が敵の主砲を歩かせていては話にならない。それで言えば延長11回の石井大智は、やはり、歩かせることも念頭に置いてもっとしつこく勝負してほしかったと思う。

「継投ミス」と言われるかもしれない。先発ガンケルは6回を終え、72球。村上も右飛、捕邪飛に切っていた。村上から始まる7回を任せてもよかった気はするが、そこはブルペン陣で逃げ切ろうとしたベンチの策。外野からどうこう言っても仕方がない。それよりも渡辺と梅野隆太郎のバッテリー、あるいは阪神ベンチが「対・村上」でどういうビジョンを持っていたか。それが気になる。

それにしても7回から3打席本塁打という離れ業は見たことがない。完全に怪物に食われた格好。ヤクルトにすれば優勝決定後に間違いなく「あの試合」と挙げるものだろう。

それでも思うのだ。“球宴”ではないと。奇跡を起こすと言って臨んでいるシーズンだろう。もっと、いやらしく貪欲に勝ちへ向かってほしい。(敬称略)【高原寿夫】(ニッカンスポーツ・コム/野球コラム「虎だ虎だ虎になれ!」)

阪神対ヤクルト 11回、村上に勝ち越しの左越え2点本塁打を打たれがっくりとベンチに戻る石井(撮影・前岡正明)


 村上3打席連発!全打点挙げる活躍 ヤクルト延長戦制し連敗2で止める 阪神6連勝ならず/詳細

2022年08月01日 10時54分06秒 | 野球

[2022年7月31日23時48分] 日刊スポーツ

<阪神2-4ヤクルト>◇31日◇甲子園

阪神大山悠輔内野手(27)が適時打を放ち、ヤクルトから先制。今季3度目の6連勝へ向けて好スタートを切った。なおも続く無死一、三塁。糸原健斗内野手(29)の中犠飛で2点目を挙げた。

追うヤクルトは村上宗隆内野手(22)が、2打席連発となる36号同点ソロを放った。まずは2点を追う7回無死。阪神2番手渡辺に対し、カウント1-2からの4球目、外角高めスライダーを逆らわずに左翼席へ35号ソロ。1点を追う9回1死では、阪神守護神岩崎に対し、初球を完璧に捉えた。打球は右翼から左翼方向に強く吹く浜風に負けず、右翼席に飛び込んだ。

とどめは同点の延長11回、2死一塁から阪神石井の3球目、高め変化球を捉え、左翼席中段に運んだ。決勝の37号2ラン。「(本塁打を)狙うことはなかったんですけど、甘く来た球をしっかりスイングするという意識はありました」。“村神様”の大活躍でヤクルトはカード3連敗を逃れ、貴重な1勝をつかんだ。