つい一週間ほど前に、札幌にいる母から「今しがた今夜のニュースで『アイスランドに日本大使館を設立することが、政府閣議で了承された』と言っていたよ」とメイルがありました。
日本大使館設立??日本大使館は今でもあるけど...??
もう十年以上前の1999年でしたか、時の小渕恵三首相がアイスランドを公式訪問されました。何とジャンボの政府専用機の到着がテレビで生中継されましたよ。
話しが脱線しますが、機長はアイスランドの空港を知らなかったので、首相一行がその前の公式訪問地ドイツにいる間に、空のジャンボを飛ばして着陸のリハーサルに来たそうです。加えて首相の外遊にはいつも控えのジャンボが一緒に飛んで来るのだそうです。転ばぬ先の杖。
市内のホテルにプレス会場が設立され、報道陣や関係者でごったがえしました。なぜだったか良く覚えていませんが、多くの在留邦人と同様、私もアイスランドの報道の手伝いかなんかで呼び出されました。何をしたのか、とんと記憶がございません。
覚えているのはやたらに大勢に囲まれて動くんだなあ、ということでした。政府関係の若い女性に訊いたら、「首相のオペの時はいつもそうです」とお答えいただいたのはよく覚えています。
さて、この訪問時に当時のアイスランドのオッドソン首相との間で大使館の相互設置が合意されたと言うことで、2001年の2月に在アイスランド日本大使館が、そのあとの10月に在日アイスランド大使館が設立された、とウェッブで確認しました。
在日アイスランド大使館ホームページ
私の記憶では在日アイスランド大使館の方が先にオープンしたような気がしたのですが...ボケが迫っている。
当初は日本大使館はホテル・サーガという由緒あるホテルの一階に間借りしていました。しばらくして、新築された高級感のあるビルのペントハウスに引っ越しました。このビルの一階はアップルストアなのです。大使館に出向く時は要注意。ついつい無駄金を使ってしまう...(店に足を踏み入れたら負け。って、どっかのキャバクラか?)
どこでもいいというわけではなく、相当重い機械とかを設置できる設計でなければダメなんです、と当時の書記官の方が言われていました。重い機械って、何なんでしょうね?今のビルは広いし、廊下でボーリングができそうです。ボーリングの機械かも...
ところがこの日本大使館。実は大使不在の大使館だったんです。大使は在ノルウェー大使が兼任。そしてアイスランドには「臨時代理大使」という肩書きの方がおいでになります。
外務省の組織構成のことは良く知らないのですが、いわゆる「大使館」には「特命全権大使」というポジションの方がいらっしゃるのだそうです。いわゆる「大使」です。で、「臨時代理大使」がいらっしゃる公館は外務省の規約では「準大使館」的なところにあるようです。
それが今回、長年の嘆願?かなって「大使館昇格」が叶うと言うことのようです。とすると、特命全権大使のお越しはもとより、大使館のスタッフが増えたり、色々と変化もあるのでしょうねえ。
何だかんだと言っても、今まで大使館と在住邦人の皆さんは友好的に過ごして来ましたので、その点は変わりないことを願います。
日本大使館設立??日本大使館は今でもあるけど...??
もう十年以上前の1999年でしたか、時の小渕恵三首相がアイスランドを公式訪問されました。何とジャンボの政府専用機の到着がテレビで生中継されましたよ。
話しが脱線しますが、機長はアイスランドの空港を知らなかったので、首相一行がその前の公式訪問地ドイツにいる間に、空のジャンボを飛ばして着陸のリハーサルに来たそうです。加えて首相の外遊にはいつも控えのジャンボが一緒に飛んで来るのだそうです。転ばぬ先の杖。
市内のホテルにプレス会場が設立され、報道陣や関係者でごったがえしました。なぜだったか良く覚えていませんが、多くの在留邦人と同様、私もアイスランドの報道の手伝いかなんかで呼び出されました。何をしたのか、とんと記憶がございません。
覚えているのはやたらに大勢に囲まれて動くんだなあ、ということでした。政府関係の若い女性に訊いたら、「首相のオペの時はいつもそうです」とお答えいただいたのはよく覚えています。
さて、この訪問時に当時のアイスランドのオッドソン首相との間で大使館の相互設置が合意されたと言うことで、2001年の2月に在アイスランド日本大使館が、そのあとの10月に在日アイスランド大使館が設立された、とウェッブで確認しました。
在日アイスランド大使館ホームページ
私の記憶では在日アイスランド大使館の方が先にオープンしたような気がしたのですが...ボケが迫っている。
当初は日本大使館はホテル・サーガという由緒あるホテルの一階に間借りしていました。しばらくして、新築された高級感のあるビルのペントハウスに引っ越しました。このビルの一階はアップルストアなのです。大使館に出向く時は要注意。ついつい無駄金を使ってしまう...(店に足を踏み入れたら負け。って、どっかのキャバクラか?)
どこでもいいというわけではなく、相当重い機械とかを設置できる設計でなければダメなんです、と当時の書記官の方が言われていました。重い機械って、何なんでしょうね?今のビルは広いし、廊下でボーリングができそうです。ボーリングの機械かも...
ところがこの日本大使館。実は大使不在の大使館だったんです。大使は在ノルウェー大使が兼任。そしてアイスランドには「臨時代理大使」という肩書きの方がおいでになります。
外務省の組織構成のことは良く知らないのですが、いわゆる「大使館」には「特命全権大使」というポジションの方がいらっしゃるのだそうです。いわゆる「大使」です。で、「臨時代理大使」がいらっしゃる公館は外務省の規約では「準大使館」的なところにあるようです。
それが今回、長年の嘆願?かなって「大使館昇格」が叶うと言うことのようです。とすると、特命全権大使のお越しはもとより、大使館のスタッフが増えたり、色々と変化もあるのでしょうねえ。
何だかんだと言っても、今まで大使館と在住邦人の皆さんは友好的に過ごして来ましたので、その点は変わりないことを願います。