先週の土曜日は「アイスランド語の日」で、前回書きましたようにこの機会に「最も美しいアイスランド語の言葉」が一般から募集されました。
第一次選考では15歳以下の若者から寄せられたもの、16-25歳の人からのもの、25歳以上の成人からのものの三つのグループに分けて、それぞれのベスト10が選ばれました。
応募した人は「なぜその言葉が美しいと思うか」の理屈も付けなくてはならず、このサポート論がかなり面白いものがありました。
ですが、まずはどんな言葉がベスト10入りしたのかご紹介しましょう。
まず15歳以下部門。
Einstokエインスターク(ユニークな)、Fyrirgefduフェーレルゲブズュ(ごめんなさい)、Hjartaヒャルタ(心)、Mammaマンマ(ママ)、Nunaヌナ(今)、Saknaサクナ(英語のmiss)、Sjonaukiショウンオイキ(望遠鏡)、Spekopparスピェコッパー(ディンプル)、Uglaウグラ(フクロウ)、Velkominヴェルコミン(英語のwelcome)。
次に16-25歳部門。
Fidringurフィズリングル(ピリピリした痛み)、Gluggavedurグルッガヴェーズル(窓辺では好天だが外に出ると寒い天気)、Hjardjaxlヒャルズヤクスル(タフなキャラクター)、Hljodフリョウズ(音、沈黙)、Hugfanginnフーグファンギン(心奪われた)、Ktroskinコトゥロスキン(自己自信)、Kradakクラザーク(数が多いこと)、Ratljostラートリョウスト(見分けがつく程度の明るさ)、
Seiglaセイグラ(粘り強さ)、Skumaskotスクーマスコート(暗い角)。
最後は1987年以降生まれの成人部門。
Agnarognアグナーオグン(何かが非常に少ないこと)、Barujarnバウルヤルン(波型のついた鉄)、Bergmalベルクマウル(こだま)、Einurdエインウルズ(決心)、Hughrifフーグフリーブ(精神的な影響)、Ivafイヴァーフ(趣き)、Jaejaヤイヤ(さてと、みたいな間投詞)、Ljosmodurリョウスモウズル(助産婦)、Sindrandiシンドランディ(スパークリング)、Vidsyniヴィーズスィーニ(広い視野)。
はっきり言って歳が上に行くほど当たり前になってきて面白くない気がします。成人グループで面白いのはヤイヤでしょうか?ヤイヤという言葉は非常に良く使われます。それでいてコレという意味がないのです。
無駄話を切り上げて仕事に戻る時にヤイヤ、仕事を切り上げて帰る際にヤイヤ、何かの集まりで挨拶を始める際にヤイヤ、話すことが無くなって沈黙した後でヤイヤ...等々。その場で意味が変る点では、多少日本の「どうも」に似た感もあります。
真ん中の青年グループはやはり若者感が溢れています。Fidringurという言葉は私も知らなかった言葉なのですが、サポートの理屈によると「ピリピリするお腹の痛みの感じ。ファーストキッスの前とかの」
Hljodという言葉は面白く「音」を意味するのですが同時に「沈黙」「静けさ」を意味することもあります。たまにではなく、どちらも同じくらい頻繁に使われるのです。サポートでは「ひとつの言葉で真逆の概念を表せるのは素晴らしい」
Uglaのサポート。「フクロウはきれいな鳥で、ポーランドにもいる」って、きっとポーランド出身の子供が選んだのでしょう。以前大人の人が「UglaはUglyだ」と言っていたのも覚えていますが...
Velkomin。「なぜなら人に、自分がそこにいることになっているのだ、と感じさせるから」なるほど。
Spekoppar。この言葉も知りませんでした。「Spekoppar(dimples)は美しい。それにスピェコッパアって言うのは面白い。不気味な感じがする!」確かにスピェコッパアってハリーポッター的な響きがなくもないですねえ。
最後になりましたが今年の「最も美しいアイスランド語の言葉」です。「助産婦」を意味するLjosmodurリョウスモウズルでした。Ljosは「光」を意味しmodurは「母」。赤ちゃんを取り上げる助産婦さんは、アイスランドでは「光の母」と呼ばれれるのです。
確かに美しい言葉でしょうね。赤ちゃんとお母さんには勝てない?(*^^*)
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
第一次選考では15歳以下の若者から寄せられたもの、16-25歳の人からのもの、25歳以上の成人からのものの三つのグループに分けて、それぞれのベスト10が選ばれました。
応募した人は「なぜその言葉が美しいと思うか」の理屈も付けなくてはならず、このサポート論がかなり面白いものがありました。
ですが、まずはどんな言葉がベスト10入りしたのかご紹介しましょう。
まず15歳以下部門。
Einstokエインスターク(ユニークな)、Fyrirgefduフェーレルゲブズュ(ごめんなさい)、Hjartaヒャルタ(心)、Mammaマンマ(ママ)、Nunaヌナ(今)、Saknaサクナ(英語のmiss)、Sjonaukiショウンオイキ(望遠鏡)、Spekopparスピェコッパー(ディンプル)、Uglaウグラ(フクロウ)、Velkominヴェルコミン(英語のwelcome)。
次に16-25歳部門。
Fidringurフィズリングル(ピリピリした痛み)、Gluggavedurグルッガヴェーズル(窓辺では好天だが外に出ると寒い天気)、Hjardjaxlヒャルズヤクスル(タフなキャラクター)、Hljodフリョウズ(音、沈黙)、Hugfanginnフーグファンギン(心奪われた)、Ktroskinコトゥロスキン(自己自信)、Kradakクラザーク(数が多いこと)、Ratljostラートリョウスト(見分けがつく程度の明るさ)、
Seiglaセイグラ(粘り強さ)、Skumaskotスクーマスコート(暗い角)。
最後は1987年以降生まれの成人部門。
Agnarognアグナーオグン(何かが非常に少ないこと)、Barujarnバウルヤルン(波型のついた鉄)、Bergmalベルクマウル(こだま)、Einurdエインウルズ(決心)、Hughrifフーグフリーブ(精神的な影響)、Ivafイヴァーフ(趣き)、Jaejaヤイヤ(さてと、みたいな間投詞)、Ljosmodurリョウスモウズル(助産婦)、Sindrandiシンドランディ(スパークリング)、Vidsyniヴィーズスィーニ(広い視野)。
はっきり言って歳が上に行くほど当たり前になってきて面白くない気がします。成人グループで面白いのはヤイヤでしょうか?ヤイヤという言葉は非常に良く使われます。それでいてコレという意味がないのです。
無駄話を切り上げて仕事に戻る時にヤイヤ、仕事を切り上げて帰る際にヤイヤ、何かの集まりで挨拶を始める際にヤイヤ、話すことが無くなって沈黙した後でヤイヤ...等々。その場で意味が変る点では、多少日本の「どうも」に似た感もあります。
真ん中の青年グループはやはり若者感が溢れています。Fidringurという言葉は私も知らなかった言葉なのですが、サポートの理屈によると「ピリピリするお腹の痛みの感じ。ファーストキッスの前とかの」
Hljodという言葉は面白く「音」を意味するのですが同時に「沈黙」「静けさ」を意味することもあります。たまにではなく、どちらも同じくらい頻繁に使われるのです。サポートでは「ひとつの言葉で真逆の概念を表せるのは素晴らしい」
Uglaのサポート。「フクロウはきれいな鳥で、ポーランドにもいる」って、きっとポーランド出身の子供が選んだのでしょう。以前大人の人が「UglaはUglyだ」と言っていたのも覚えていますが...
Velkomin。「なぜなら人に、自分がそこにいることになっているのだ、と感じさせるから」なるほど。
Spekoppar。この言葉も知りませんでした。「Spekoppar(dimples)は美しい。それにスピェコッパアって言うのは面白い。不気味な感じがする!」確かにスピェコッパアってハリーポッター的な響きがなくもないですねえ。
最後になりましたが今年の「最も美しいアイスランド語の言葉」です。「助産婦」を意味するLjosmodurリョウスモウズルでした。Ljosは「光」を意味しmodurは「母」。赤ちゃんを取り上げる助産婦さんは、アイスランドでは「光の母」と呼ばれれるのです。
確かに美しい言葉でしょうね。赤ちゃんとお母さんには勝てない?(*^^*)
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com