師走から年末年始とまた「日本のテレビネット依存」度が高くなってしまいました。特にいまや「ヒルナンデス」や「ミヤネ屋」のような「平日の午後バラエティ」までネットで見れることがわかりました、というかわかってしまいました。
「別に見なくてもいいんじゃ〜?」という気が自分でもするのですが、前にも書いたようにこれらの番組はなんか「解毒剤」的な効果があって、ストレスをなくすにはいい効果があるようです。
さてそのミヤネ屋では、12月上旬はASKAさんの違法麻薬使用容疑での逮捕に関する扱いが非常に多かったです。その中で誰のコメントだったかは覚えていないのですが、「アンフェタミンという覚せい剤は、ヨーロッパでは一般的だが、日本では非常に珍しい」というのがありました。
麻薬·覚せい剤のことはよく知らないのです、ネットで調べてみました。覚せい剤というのはふたつの主製品があるようで、メタンフェタミンとアンフェタミンがそれらのようです。ちなみにメタンフェタミンは日本人の長井長義さんという方によって百年ほど前に生み出されたそうです。
そして日本で主に流通しているのはこのメタンフェタミン系のクスリで、ヨーロッパで主に流通しているのがアンフェタミン系列だということです。
実際、このアンフェタミンという名前はこちらのニュースでは耳にすることが多いのですが、覚せい剤にヨーロッパ系とか日本系があるとは知りませんでした。ミヤネ屋も勉強になります。

本文とは無関係 名物、大晦日カウントダウンの花火
さて、本題です。先週の水曜日にちょっとオドロキのニュースがありました。レイキャビクがヨーロッパで四番目にアンフェタミンを消化している都市だ!というのです。マジか?
これはアイスランド大学の薬学及び毒性物学科のアルンディサー·スー=チン·レブという人が、第18回の「生命及び健康科学カンファレンス」で発表する自らのリサーチの告知番からきたもののようです。
アルンディサーさんのレポートによると、ヨーロッパで一番アンフェタミンの使用量が多いのはベルギーのアントワープ。第二位と三位がドイツのドゥルメンとドルトムント。そして四位が我がレイキャビク。って、自慢することじゃない。
ちなみに五位はラティ(フィンランド)、六位はオスロ、七位ヘルシンキ、八位ユートレヒトと続きます。
どうやって調べるんだろ?って思いますよね。このアルンディサーさんは、警察関係ではなく自然科学系の学者さんですので、調べる方法は薬の売人からの聞き込みとかではありません。なんと汚水のサンプルの継続的採取とその分析によるリサーチだったようです。
新聞に一通りのリサーチの仕方が書いてあったのですが、正直言って私の理解の度を越えています。ですが非常に大雑把に言うと、し尿処理施設に自動的にサンプルを収集する機会を取り付け、そのサンプルを分析することによって、どれだけのアンフェタミン、あるいは他の薬物が含まれているかを分析するようです。
尿検査の地域集合版というわけですね。ひとりだけだと「お茶をすり替えて入れた」でポシャってしまいますが、集合版となると確率は揺るがなくなるのでしょう。しかも二年間続けたリサーチだそうな。
大雑把な検査のように思えてしまいそうですが、アルンディサーさんによると「この方法では従来のリサーチ法に比べて、ずっと早くかつ正確な分析ができる」のだそうです。
面白いのは、このリサーチ結果では、アンフェタミンの使用は週の平日を通して安定している?というか恒常的に消費されているとのこと。それに対して、コカインの使用は週末になると多くなるのだそうです。
アルンディサーさんのリサーチは自然科学の側からのものでしたが、警察側からの資料はこのリサーチの結果を裏付けているかのように思われます。
2014年に警察が押収したアンフェタミンは3,5キロ。それが翌2015年には22,6キロと、六倍以上になっています。
というわけで、皆さん。「レイキャビクはクリーンで安全、平和な都市だから安心してリラックスしよう!」などと思い込みすぎないでくださいね。麻薬都市ですよ、ここは。
まあ、それがすべてではないのは確かですが、麻薬都市という顔もあることは今回のリサーチでも「実証」されています。現代先進国の都市である以上、必ずどこかに危険とトラップが隠されています。
アイスランドへお越しの際は、天候、運転、麻薬等、気をつけるべくところは気をつけながら、羽を伸ばせるところでは十分伸ばして、温泉につかってリラックスしてください。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
「別に見なくてもいいんじゃ〜?」という気が自分でもするのですが、前にも書いたようにこれらの番組はなんか「解毒剤」的な効果があって、ストレスをなくすにはいい効果があるようです。
さてそのミヤネ屋では、12月上旬はASKAさんの違法麻薬使用容疑での逮捕に関する扱いが非常に多かったです。その中で誰のコメントだったかは覚えていないのですが、「アンフェタミンという覚せい剤は、ヨーロッパでは一般的だが、日本では非常に珍しい」というのがありました。
麻薬·覚せい剤のことはよく知らないのです、ネットで調べてみました。覚せい剤というのはふたつの主製品があるようで、メタンフェタミンとアンフェタミンがそれらのようです。ちなみにメタンフェタミンは日本人の長井長義さんという方によって百年ほど前に生み出されたそうです。
そして日本で主に流通しているのはこのメタンフェタミン系のクスリで、ヨーロッパで主に流通しているのがアンフェタミン系列だということです。
実際、このアンフェタミンという名前はこちらのニュースでは耳にすることが多いのですが、覚せい剤にヨーロッパ系とか日本系があるとは知りませんでした。ミヤネ屋も勉強になります。

本文とは無関係 名物、大晦日カウントダウンの花火
さて、本題です。先週の水曜日にちょっとオドロキのニュースがありました。レイキャビクがヨーロッパで四番目にアンフェタミンを消化している都市だ!というのです。マジか?
これはアイスランド大学の薬学及び毒性物学科のアルンディサー·スー=チン·レブという人が、第18回の「生命及び健康科学カンファレンス」で発表する自らのリサーチの告知番からきたもののようです。
アルンディサーさんのレポートによると、ヨーロッパで一番アンフェタミンの使用量が多いのはベルギーのアントワープ。第二位と三位がドイツのドゥルメンとドルトムント。そして四位が我がレイキャビク。って、自慢することじゃない。
ちなみに五位はラティ(フィンランド)、六位はオスロ、七位ヘルシンキ、八位ユートレヒトと続きます。
どうやって調べるんだろ?って思いますよね。このアルンディサーさんは、警察関係ではなく自然科学系の学者さんですので、調べる方法は薬の売人からの聞き込みとかではありません。なんと汚水のサンプルの継続的採取とその分析によるリサーチだったようです。
新聞に一通りのリサーチの仕方が書いてあったのですが、正直言って私の理解の度を越えています。ですが非常に大雑把に言うと、し尿処理施設に自動的にサンプルを収集する機会を取り付け、そのサンプルを分析することによって、どれだけのアンフェタミン、あるいは他の薬物が含まれているかを分析するようです。
尿検査の地域集合版というわけですね。ひとりだけだと「お茶をすり替えて入れた」でポシャってしまいますが、集合版となると確率は揺るがなくなるのでしょう。しかも二年間続けたリサーチだそうな。
大雑把な検査のように思えてしまいそうですが、アルンディサーさんによると「この方法では従来のリサーチ法に比べて、ずっと早くかつ正確な分析ができる」のだそうです。
面白いのは、このリサーチ結果では、アンフェタミンの使用は週の平日を通して安定している?というか恒常的に消費されているとのこと。それに対して、コカインの使用は週末になると多くなるのだそうです。
アルンディサーさんのリサーチは自然科学の側からのものでしたが、警察側からの資料はこのリサーチの結果を裏付けているかのように思われます。
2014年に警察が押収したアンフェタミンは3,5キロ。それが翌2015年には22,6キロと、六倍以上になっています。
というわけで、皆さん。「レイキャビクはクリーンで安全、平和な都市だから安心してリラックスしよう!」などと思い込みすぎないでくださいね。麻薬都市ですよ、ここは。
まあ、それがすべてではないのは確かですが、麻薬都市という顔もあることは今回のリサーチでも「実証」されています。現代先進国の都市である以上、必ずどこかに危険とトラップが隠されています。
アイスランドへお越しの際は、天候、運転、麻薬等、気をつけるべくところは気をつけながら、羽を伸ばせるところでは十分伸ばして、温泉につかってリラックスしてください。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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