レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

「シュークリームの週末」「アイスクリームの月」

2020-02-23 02:00:00 | 日記
穏やかな青空の下、輝く金色の午後の日差しが降り注いでいます。今は22日の土曜日の午後ですが、このブログがアップされるのは日曜日に、つまり「来週」になってからです。

今は穏やかといっても、先週は(つまり。これを書いている今ではまだ「今週」)またストーム警報が発令されました。文字通り「年がら年中」になってきているので、もはやこれが「フツー」なのだ、という感じ方になってきてしまいました。

気がついてみれば、なんと! 二月も末ではないですか! 年寄りにとっては、月日の流れが年々加速していくのですが、ここ二週間ほどは特に日々の流れが早かった気がします。

というのは、私がお世話している教会の難民のグループの中の一家族が強制送還の通告を受けてしまい、それを巡って様々なことが起きたからでした。通告が来たのが、10日の月曜日でしたから、ちょうど二週間ですね。

本来はその一週間後の17日に送還されるはずだったのですが、例によってメディアのカバーや、市民のプロテスト等があり、「一時的に」送還はサスペンドされています。

まだ事の行方が見えていませんので、このことはもう少し日を置いてから、きちんと書いてみたいと思います。でも、相当疲れました。フーッ。




シュークリームとアイスクリーム 最強ペア


さて、この週末は特別なウィークエンドです。そうです、恒例のBolluhelgiボルヘルギ「シュークリームの週末」なのです! 本当を言うと、明日の月曜日がBolludagur「シュークリームの日」(一日だけ)なのですが、ここ数年、ワタシは個人的にこれを「週末」に拡大して楽しんでいます。

この「シュークリームの日」は、もともとその翌日火曜日のSprengjadagurスプレンギャダーグル「爆発の日」、そして水曜日のOskudagurオスクダーグル「灰の日」とセットになっていて、木曜日以降のFastaファスタ「受難節」への入り口になっている日々なのです。

「爆発の日」とは、何もテロを仕掛けるわけではなく「お腹が破裂するくらいにたらふく食べる日」という意味です。本当に爆発して翌日に「灰になっちゃった日」が来るわけではありませんからね。(汗)

「灰の日」の「灰」は古来の宗教行事から来ています。この辺のことは以前に解説したことがありますので、是非そちらも参照してみてください。

あわただしい一週間


ということで、とにかくこの「シュークリームの週末」は、私は単身街のべーカリーへ赴き、シュークリームを一ダースほど買い込むことになっています。昨日の土曜日、このブログを書き始める前に、今年もベーカリーへ行ってきました。

お買い上げになったシュークリームは、計十個なり。家族連れのお客さんたちは、もちろん十個という単位で買うことは珍しくありません。私もそういう顔をして買いました。

家族連れの皆さんと違うことは、私の場合は「ワタシだけで」この十個を平らげる、ということなのでした。モノポリー。(*^^*)

この十個を独占できるわけです。独占できて良いことは、「いつでも好きな時に」「安心して」「確実に」食べることができるということです。

この安心感、確実性は「シュークリームの週末」を楽しむには不可欠な要素だろうと思います。一緒に食べる相手がいない、ということの哀しさはこの際絨毯の下に掃き込んでおいていいでしょう。




All for me ... alone!!


しかしです。

Every action has its consequences なのです。このBolla(複数形はbollur、 連語形はbollu-)アイスランド的シュークリームですが、要するに実態は生クリームをシュー皮もしくはケーキパン皮で包み、砂糖やチョコ、時にはジャムのようなものをトッピングしたものです。

そういうものを十個、自分の胃の中に放り込み、加えてさしたる熱量の消費(水泳だとかジョギングとか)もないとしたら、それはそれなりの結果を呼び込みます。

そして、今年の場合は、さらなる憂慮に値する事実が「シュークリームの週末」に先立つ六週間のうちに起こっていたのです。それはEvery action のactionの数週間に渡る連日の繰り返しであり、これはもうconcequencesは避けようもない定めなのでした。

それはアイスクリームです。

ワタシはスイーツ系の人ではありません。いちごのケーキや、チョコレート、キャンディ等が目の前に積んであって、一時間睨めっこをしてもワタシは負けません。もともと好きでないから、誘惑でも何でもないのです。

しかしです、再び。

何事にも例外があります。私の場合の例外はアイスクリームです。時にこれにアップルパイが加わることもあります。(シュークリームはそこまでのハイランキングでがないのですが、「一年にこの時期しか食べられない」という環境条件が地位を押し上げています) 今年の今現在に限っていうとアイスのみです。現在ワタシはアイス中毒の真っ最中にあります。

乳製品を考えてみると、やはりアイスランドの牛乳やアイスクリームは、日本の乳製品と比べて多少脂肪分が高いように思います。乳脂肪分が、こちらの普通の牛乳が4%、日本のこれも普通の明治や森永の牛乳で3,5%程度のようです。

詳しくは覚えていないのですが、確かチーズでも同じような傾向があったと記憶しています。

しかし、アイスや乳製品一般に問題があるわけではありません、もちろん。問題があるのはワタシの方で、アイスの1リットル入りの箱を毎日(一週間に七日という意味です)一箱、時に一箱半消費するというアディクティドなのです。




アイスのBefore - After の画 もちろんAfter


一年中を通してではないのですが、まれにこういうツボにハマることがあります。
そして、今回はその「ツボ」の結果、ワタシは72,5キロという重さに到達していたのでした。

これがどのくらいの重さかというと、だいたい近年の平均体重が67キロでありますので、平均の5,5キロ増し。そして、ワタシの六十一年間の歴史の中での「最重」タイ記録なのであります。

前回の記録は二年前に日本へ帰った際の飽食のconcequenceでした。そしてそこからケト・ダイエットと筋トレに目覚めて、その秋には65,0キロにまで復活したのでした。

いやいや、こうなっては今回もこのconcequenceに落とし前をつけるしかない。というわけで、ワタシは今、アイスクリームにgood byeを告げる瀬戸際に立っているのでした。

時期は幸いにも?受難節のファースティングが始まる直前。ファースティングというのは、キリストの受難を偲ぶ受難節には「肉食を断つ」という風習が昔よりあることを言っています。季節Vegan実践者ですね。

私は肉は断ちませんが、アイスは断たざるを得ないようです。まあ、仕方ないです。実際、腰回りが重くて不快な域に達してきましたから。

その「断アイス」に入る最後の週末。せっかくなので十個のシュークリームも見事に平らげてから、(アイスの)ファースティングに入ることにしたいと思います。

なんとも中身のないブログになってしまいました。そういうこともあります。スミマセン。m(_ _)m 先週は気が張り続けていたのが、緩んだところなもので。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is



コメント (2)
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