レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

災い転じて福となった?年初め

2022-01-09 00:00:00 | 日記
こんにちは/こんばんは。

2022年になり一週間あまり。皆さんはどのようなお正月を過ごされたでしょうか?
私自身は近年まれにみるくらいの、のんびりしたお休みとなりました。




清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq@Unsplash.com


もとより、クリスマス明けの12月27日から1月5日までの十日間は「冬休み」にしようと計画していました。夏休みは平均の半分の二週間しか取っていませんでしたし、それ以降あまり休日はありませんでしたので。

年末は食料の買い出しとか、お決まりの準備をして大晦日を迎えました。ところが、その前日からちょっと「だるい」と言っていた居候中の息子が、PCRの結果コロナ陽性と判明。これがすでに大晦日の夕方でした。

私の西街の古アパートは大邸宅ではありませんので、私と息子の生活空間を完全に区分けすることは不可能。「どうしようか?」と考えていると、「軽症の陽性者用の療養ホテルに空きがある」との朗報。息子は夜八時になって、迎えの車でホテルに向かいました。

このホテルはReykjavik Hotel Natura ホテル・ナハトゥール(ホテル・ネイチャー)という、国内線空港の横にある歴史のあるホテルで、全然簡易ホテルとかではありません。部屋を出れないことを除けば、西街の古アパートよりははるかに贅沢。

ちなみに、こちらでは無症状の陽性者の隔離期間は七日間です。

で、息子は出て行ったのですが、同時に私は「濃厚接触者」として向う五日間の「隔離入り」となりました。私の場合は、他人と接触しなければ、多少の散歩とかは許されています。行きませんでしたが。






Hotel Natura ネイチャー・ホテル
Myndirar eru ur Icelandairhotels.com


ただ、お店へ買い物に行くとか、ドライブは禁止。何で、ドライブが禁止なのか訝ったのですが、多分、A町のウイルスが、ドライブによってC町や隣りの市へ運ばれてしまうのを警戒しているのでしょう。ドライバーが車から降りないとは限らないですからね。

というわけで、私は大晦日の夜から、1月5日の朝まで、自分のアパートに引き篭もりました。4階の居住区から出たのは、一階のランドリールームへ洗濯をしに行き、また取りに行った二回だけ。

1月5日朝の外出はPCR検査のためで、帰宅後はまた引き篭もり。夕方になって「陰性」の知らせが届き、私は解放されました。

この足掛け六日の引き篭もりの間、私は心置きなく休暇を楽しむことができたのです。何しろ、私と息子用の二人分の買い出しを終えたばかりですので、食べ物、ドリンク、トイレットペーパーも何の心配もなし。このまま向う二週間は引き篭もれる状況。

そして、毎日何をしたかというと、もちろんネットで映画や、日本のテレビのドラマやバラエティ三昧。最近のアメリカの「ゴジラ三部作」も全部見ましたし、契約したてDisney+でAvengersのスピンオフシリーズも楽しみました。

さらにTVerを駆使してご無沙汰していた「相棒」も見ることができたのでした。TVerは、日本国外からは視聴できないという、妙な仕組みなのですが、見れたのです。詳細はヒ・ミ・ツ。

さて「相棒」ですが、シーズン8くらいまでは全部見ていたのですが、さすがに飽きてきたというか、それ以降は「時々見る」になり、さらに「全然見ない」というここ数年になっていました。

TVerでは、元旦スペシャルの放映に合わせて、過去六年分の元旦スペシャル「のみ」を、視聴可能にしていました。それで、それらの元旦スペシャルを堪能したわけです。




「相棒」水谷豊さんと大地真央さん
Myndin er ur Instagram.com


すべての作品が面白いわけではないのですが、今年の「二人」というお話しは後味が良くすっきりさせてくれました。続けて三回も見ちゃいましたよ。ワタシは気に入った作品は何度でも見れる人なのです。

あと、もうひとつ、三年前のシーズン17の元旦スペシャル「ディーバ」も面白かったですね。ゲストヒロインが大地真央さん。大地真央さんを見るのもお久しぶり。

というのは、ちょっと違うな。アイフルのCMではお目にかかっていました。あの「この世から愛(あい)がなくなってしまったら、あ行は『うー』と『えー』と『おー』だけになってしまいます」と女性ご住職が説法されるやつです。

で、「ディーバ」を見て改めて思ったのですが、大地真央さん、全然歳をとっていない。驚きです。きれい。私よりふたつくらい年上なので、「ディーバ」の時点では六十二歳くらいのはず。まったく見えない、その歳には。

実は、ワタクシ、神学校に入るか入らないかの頃から数年間、大地真央さんの相当なファンでした。「さんまのまんま」に出演したのをたまたま見て、「かっこいー!」と思ったのです。1985, 6年のことだろうと思います。三十六、七年も前?

宝塚にはまったく興味はないのですが、宝塚出身の女優さんとかにはかなり好きな人が多いですね。全然、どういう女優さんか知らないでいて、ドラマとかで見て「ああ、素敵な人だな」と思ってGoogleすると「元タカラジェンヌ」というパターンがかなりあります。

大地真央さんを筆頭に、天海祐希さん、真飛聖さん、遼河はるひさん、とか。ファン度はちょっと下がるけど真矢みきさんも。あと、毛色が違いますが、はいだしょうこさん。

女優さんとかのファンになるというのは、「実際にお付き合いしたいタイプ」とは別もんですよね。どっちかというと、自分の「真逆」のタイプが好きになったりしますから。「憧れ」です。

ワタシの場合は「クールでかっこいい」タイプの女性に憧れますね。自分がその真逆だからでしょう。元タカラジェンヌにお気に入りが多いのはそのためかと。

ちなみに、この「ディーバ」の回は相当気に入ったので、速攻でAmazonでDVDを購入しました。TVerでは「賞味期限」があるので、いずれ見られなくなる。




もう一枚、真央さん 去年の写真とか
Myndin er ur News.yahoo.co.jp


というわけで、今年のお正月は、ワタシにとっては心の底からのんびり、リラックスしたものとなりました。「牧師」とかって、結構On−Offの切り替えが難しい職業のひとつです。自分が休みと思っても、かまわず押しかけてくる人は必ずいますし。

だから、「Covid故の隔離」とか、オフィシャルに宣言されると、かえって平安が保証されてのんびりできた気がします。まあ、息子がごく軽症で心配する理由がなかったことも、もちろんありますが。

これも「災い転じて福となす」の範疇かな?

日本でも、いよいよオミクロン増加中ですね。感染する率は従来より相当高いですから、家族に感染者が出た場合にどうするか?は事前にプランを用意しておいた方が良いと思います。重篤度は低いとはいえ、家族ぐるみでの隔離というのは都合が悪いことが多いでしょうから。

それでも、感染しないのが一番。十分に気をつけて、それでも備えをしてお過ごし下さい。


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。

藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
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