こんにちは/こんばんは。
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq_Va@unsplash.com
師走に入りました。ですが今「走る」という漢字を見ると「師が走る」よりは「ボールを追いかけて走る侍ブルー」ことの方が頭に浮かんできますね。ドイツに勝ち世界を驚かせ、コスタリカに負けて「ああ、そんなもんだろう」と思わせてからのスペイン討伐。すごいです。
私自身は今回のW杯にはあまり心を持っていかれていませんが、それでもサッカーそのものは好きですし、日本チームが活躍してくれるのは嬉しく思います。
ああ、ついでにスペイン戦の日本の2点目がラインを超えていたのではないか?とずいぶん文句が出たようですね。これは日本の報道番組でもきちんと解説してくれたようで、もう問題にはならないでしょう。
ラインを3D的に拡張していってボールのイン、アウトを検討するというのは、サッカーではあまり馴染みのないことかも。伝説の1966年決勝イングランドvs西ドイツ戦のような事例ももちろんありますが。
ただ、これってアメリカン・フットボールでは毎試合出てくるお馴染みの案件です。タッチダウンはゴールエリアに張られている見えない平面にボールの先端が一ミリでも入れば良いので、この点はいつでもピリピリと注目されています。
スペイン戦の後、世界の誰かからの新日の丸の提案 ウハッ (*^^*)
Myndin er ur Youtube channel 佐倉あましん
ところでW杯ですが、今回の活躍の様子と、それから毎回ロッカーをきれいに清掃して帰っていく様子が報道されたりしたことも影響しているようで、私の周囲のアイスランド人の人たちの中に「日本サポーター」がずいぶんと増えてきているように見受けられます。
「サムライ・ブルー、Frabaerフラウバイル(素晴らしい)!」
そんなことばを何度か聞いているうちにフと気がつきました。サムライはなぜ「侍」という漢字なのだろうか?と。
「人」に「寺」ですよね。だったらまず頭に浮かぶのは「師走」の「師」、つまりはお坊さん。「侍」はお寺の住職さんを意味するのが適当ではないかと考えました。
で、ちょっとグーグルしてみたわけです、「侍」という漢字の由来を。
人偏は「人」で正解。右側の部分、つまり旁(つくり)は「寺」ですが、これも「土」と「寸」とに分かれますよね。そして「寸」は「手」を意味するものだそうです。そういえば習ったことがあるような、ないような。
そして「土」の部分ですが、これは実は「土」ではなく、「之」(し)という字の変形。「之」は象形文字で、足の先から進んでいく様を描き「足」を意味するのだそうです。それで「寺」とは「手と足を動かして働く」ということが根本にあるのだそうです。
そこから「寺」というのは始めは昔の「役所」(みんな、せっせと働くから?)を意味した言葉でした。中国で漢の時代には、鴻臚寺(こうろじ)という役所があり、ここが特に僧や他の外交使節などの接待や交渉にあたりました。鴻臚「寺」とはいってもお寺のことではありません。
そこから先はちょっと不明ですが、というか私の怠慢で調べきれていないのですが、この役所が時代の流れの中で「仏教寺院」を指す言葉になっていったようです。
さて「侍」に戻りますが、これは「人」の側(かたはら)で手足を動かして働く人 – つまりは「接待係」「世話係」の人を指すものでありました。ここまでくると、それが後に日本では主人に使える「サムライ」となったことは容易に想像できますね。
ここまで書いてきた漢字の由縁は、すべてネットからの受け売りです。本来は文末はすべからず「...ということです」「...らしいです」で結ぶべきですが、そうするとくどくなるのではしょりました。悪しからず。m(_ _)m
新日の丸の提案その2 ウッハッハ (*^^*)
Myndin er ur Youtube channel 佐倉あましん
まあ、そうしてみると「侍」は「手足を動かして働く人」と言えなくもないですから、サッカーの選手にはもってこいの漢字かもですね。この人偏が「人に仕える」の「人」なのか、「働く人」の「人」なのかにもよりますが...
漢字の成り立ちというのはそれなりに面白いものがありますね。実はこの「侍」について考えた直前には「忙しい」の「忙」という漢字について考えていました。
「師走(というよりアズベンタですが)は忙しいですね。「忙しい」とは漢字では「『心』を『亡くす』と書きます。忙しいからこそ、「心を亡くさない」ように気をつけましょう」とかなんとか教会でお話しをしようと考えていたのでした。
こういうのって、日本人には当たり前のような説明でも、こちらでは意外と新鮮なものだったりするのです。
というわけで、今回はレイキャビクにもアイスランドにも関係のない漢字の話しに終始してしまいました。そういうことも(よく)あります。
今週もサムライ・ブルーの健闘を祈ります。皆様も師走の忙しさの中で「心を亡く」されませぬよう、息抜きを忘れずにお過ごしください。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq_Va@unsplash.com
師走に入りました。ですが今「走る」という漢字を見ると「師が走る」よりは「ボールを追いかけて走る侍ブルー」ことの方が頭に浮かんできますね。ドイツに勝ち世界を驚かせ、コスタリカに負けて「ああ、そんなもんだろう」と思わせてからのスペイン討伐。すごいです。
私自身は今回のW杯にはあまり心を持っていかれていませんが、それでもサッカーそのものは好きですし、日本チームが活躍してくれるのは嬉しく思います。
ああ、ついでにスペイン戦の日本の2点目がラインを超えていたのではないか?とずいぶん文句が出たようですね。これは日本の報道番組でもきちんと解説してくれたようで、もう問題にはならないでしょう。
ラインを3D的に拡張していってボールのイン、アウトを検討するというのは、サッカーではあまり馴染みのないことかも。伝説の1966年決勝イングランドvs西ドイツ戦のような事例ももちろんありますが。
ただ、これってアメリカン・フットボールでは毎試合出てくるお馴染みの案件です。タッチダウンはゴールエリアに張られている見えない平面にボールの先端が一ミリでも入れば良いので、この点はいつでもピリピリと注目されています。
スペイン戦の後、世界の誰かからの新日の丸の提案 ウハッ (*^^*)
Myndin er ur Youtube channel 佐倉あましん
ところでW杯ですが、今回の活躍の様子と、それから毎回ロッカーをきれいに清掃して帰っていく様子が報道されたりしたことも影響しているようで、私の周囲のアイスランド人の人たちの中に「日本サポーター」がずいぶんと増えてきているように見受けられます。
「サムライ・ブルー、Frabaerフラウバイル(素晴らしい)!」
そんなことばを何度か聞いているうちにフと気がつきました。サムライはなぜ「侍」という漢字なのだろうか?と。
「人」に「寺」ですよね。だったらまず頭に浮かぶのは「師走」の「師」、つまりはお坊さん。「侍」はお寺の住職さんを意味するのが適当ではないかと考えました。
で、ちょっとグーグルしてみたわけです、「侍」という漢字の由来を。
人偏は「人」で正解。右側の部分、つまり旁(つくり)は「寺」ですが、これも「土」と「寸」とに分かれますよね。そして「寸」は「手」を意味するものだそうです。そういえば習ったことがあるような、ないような。
そして「土」の部分ですが、これは実は「土」ではなく、「之」(し)という字の変形。「之」は象形文字で、足の先から進んでいく様を描き「足」を意味するのだそうです。それで「寺」とは「手と足を動かして働く」ということが根本にあるのだそうです。
そこから「寺」というのは始めは昔の「役所」(みんな、せっせと働くから?)を意味した言葉でした。中国で漢の時代には、鴻臚寺(こうろじ)という役所があり、ここが特に僧や他の外交使節などの接待や交渉にあたりました。鴻臚「寺」とはいってもお寺のことではありません。
そこから先はちょっと不明ですが、というか私の怠慢で調べきれていないのですが、この役所が時代の流れの中で「仏教寺院」を指す言葉になっていったようです。
さて「侍」に戻りますが、これは「人」の側(かたはら)で手足を動かして働く人 – つまりは「接待係」「世話係」の人を指すものでありました。ここまでくると、それが後に日本では主人に使える「サムライ」となったことは容易に想像できますね。
ここまで書いてきた漢字の由縁は、すべてネットからの受け売りです。本来は文末はすべからず「...ということです」「...らしいです」で結ぶべきですが、そうするとくどくなるのではしょりました。悪しからず。m(_ _)m
新日の丸の提案その2 ウッハッハ (*^^*)
Myndin er ur Youtube channel 佐倉あましん
まあ、そうしてみると「侍」は「手足を動かして働く人」と言えなくもないですから、サッカーの選手にはもってこいの漢字かもですね。この人偏が「人に仕える」の「人」なのか、「働く人」の「人」なのかにもよりますが...
漢字の成り立ちというのはそれなりに面白いものがありますね。実はこの「侍」について考えた直前には「忙しい」の「忙」という漢字について考えていました。
「師走(というよりアズベンタですが)は忙しいですね。「忙しい」とは漢字では「『心』を『亡くす』と書きます。忙しいからこそ、「心を亡くさない」ように気をつけましょう」とかなんとか教会でお話しをしようと考えていたのでした。
こういうのって、日本人には当たり前のような説明でも、こちらでは意外と新鮮なものだったりするのです。
というわけで、今回はレイキャビクにもアイスランドにも関係のない漢字の話しに終始してしまいました。そういうことも(よく)あります。
今週もサムライ・ブルーの健闘を祈ります。皆様も師走の忙しさの中で「心を亡く」されませぬよう、息抜きを忘れずにお過ごしください。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます