レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

日ア「日取り」と「時間差」のアジャスト

2019-12-22 00:00:00 | 日記
先週の「 カメハメハーン」もしくは「ナルトルネード」と名付けしたいようなアイスランディック・ストームの後で、天候は持ち直したものの風が強い毎日となっています。歩道や庭の残雪も氷となって残ってしまっています。

カメハメハーンの際、北部では大規模な停電が起こり、住民の人たちは困ったのですが、この停電、かなりの地域でほぼ一週間も続く羽目となってしまいました。なんでも送電線が凍ってしまい、かなりのパーツを取り換える必要があったそうです。

もちろん電力関係の人たちや、助っ人のレスキュー隊の人たちも頑張って復旧作業をしているのですが、強風吹きまくる雪原での作業は、側で見ているものには想像できないくらい困難なものであるようです。

そうだとしても、何日も電気なしでの生活を強いられる方もたまったものではありません。相当な不満とストレスの声がニュースで流されました。あっ、そう。これを言っておかないと。これらの地域では暖房も電気なのです。だから電気が止まると暖も取れなくなります。ある町では、もともと「非常用発電施設」があったのに、数年前に役所によって除去されてしまっていたそうです。

「『送電の安全性、安定性が十分に高まったから、もう必要ない』とか言われたが、それがこのザマだ」と地元民の老人。確かに。田舎の地域ですからね、まさかの孤立ための非常手段はあるべきだと考えますが...




本文とは無関係 クリスマスを待つ教会


このブラックアウトとそれに伴う復旧作業。さらにそれぞれに伴う生活困難と莫大な経費。これはアルシンキ(国会)でも大きな問題として議論されました。「ライフラインの問題。もっとしっかりと保護されたスステムを早急に作らないと」とかカトリーン首相が言っていたような。

かくして「クリスマス休み前の、最後の国会議論としてはいささか異例なトピックをもって、国会は休会となりました」とニュースの締めの言葉でした。

さて、今回は特にニュースもないので、毎年この時期に感じさせられる「日取り」と「時間」のアジャストについて書いてみたいと思います。

まず「日取り」のアジャスト。このブログはここ数年は週一回の更新でやってきています。日本時間の日曜日の午前零時から3時くらいにアップするように予約投稿します。

ですが、やはりクリスマスとか元旦には、なんというか「更新してご挨拶しないといけないのではないか?」という日本人的DNAがうずくのです。いや、クリスマスに関しては別に日本人的ではないか?そっちは「クリスチャン的」DNAでした。(^-^;

そこで、クリスマスから年始にかけては、毎年少し更新の日をずらせていました。例えば日曜日のはずの更新を、クリスマスや元旦に合わせて一日二日早めるとか、遅らせるとかしてです。

ですが、今年の場合はクリスマスも元旦も、週の真ん中の水曜日。これは縮めるにも伸ばすにも、ちょと難しい長さです。で、今回は定期更新をしながら、クリスマスと元旦にも「ご挨拶更新」をする予定でおります。m(_ _)m




本文とは無関係 子供たちのクリスマス会


次は「時間差」のアジャストについて。別に大したことではないのですが、一度説明しておきたいと思ったことなので。

なにか特別な理由のない限り、私はこのブログのドラフトを金曜日の夕方か、土曜日の朝に書いています。それをこちらの時間の土曜日午後3時、つまり日本時間の日曜日の午前零時の更新として予約をセットします。アイスランドと日本の時間差は九時間ですよ。日本が先を行っています。

Facebookとかでも、シュアするようにしているので、当然アイスランドにいる人は土曜日の午後3時から、更新されたブログを目にすることになります。仮にアイスランドにいる人が読んでくれたとしたら、「まだ土曜なのに、日曜日の『てい』で話していやがる」ということになります。でもこれは「日本向けブログ」ということでご容赦願います。

ブログを始めた頃はアイスランド時間を基準にしてものを書いていたのですが、途中から日本時間にスウィッチしました。別に特に理由があったわけではなくて、そちらの方が自然に感じられたのだと思います。

先に書きましたように、日アの時間差は九時間。日本は九時間先の未来にあります、こちらから見ると。

日常生活の中で、この九時間差は結構ビミョーな実際的な影響をもたらします。つまり、ワーキング・アワーというか平日の営業時間?という点から考えると、まる一日の違いになるからです。つまりこちらの(平均的)仕事開始時刻の午前9時には、日本ではすでに(平均的)営業時間終了後の午後6時ですから。

よく日本の転送業者(「御用聞キ屋」さん)を通して日本のものを買うのですが、荷物が揃うと「梱包しますか?」というメイルが送られてきます。それから専用サイトで「梱包願います」をクリックするわけです。

ところが、先方からのメイルを私が目にするのは、だいたい午前9時の仕事始めの時間。そうすると、先方はすでに「営業終了」なわけで、私からの梱包願いは翌日に届くことになります。

さらに梱包されて計量されて、「送料はこれこれになります」というメイルを受け取るにはさらに翌日まで待つ必要があります。そして梱包時と同じパターンで、こちらからの発送願いと送金確認が先方に届くのがそのまた翌日。

このやり取りの間に土日が入ったりすると、プラス二日間。これは基本的には九時間差の産物なのですが、意外と影響があるのですよ、生活しているものとしては。




本文とは無関係 日の出を待つ土曜10:45


もうひとつこの「九時間差」を感じさせられるのが大晦日から元旦にかけてです。私はかなり年変わりカウントダウンに執着するタイプです。別に実際にカウントダウンをみんなで叫ぶわけではありませんが、新年が始まる際にはきちんとそう自覚していたいのです。日本人丸出し。

そのワタシがきちんと「新年様」をお迎えする準備をしている傍で、日本はワタシがまだ年越しソバすら食べていない、午後3時に「明けましておめでとうございまーす!」とやっているのです。

昔ならそんなに気にならなかったことですが、今はFacebookとかで、リアルタイムなシェアがジャンジャン流れてくるじゃないですか。みんな、もうお正月モード120パーになってるのが入ってくるわけですよ。

そこで、こちらからもFacebookで「謹賀新年」発信を「日本に向けて」するのですが、そうすると何も理解していないアイスランドの連中が、いや皆さんが、Gledilegt nytt ar! 「新年おめでとう」とかフライングのコメントを付けてきたりするのです。

「まだ明けてないだろ、ここでは!」(怒) で、この午後3時から真夜中までの九時間は、毎年「オレはどっちなんだー!?」と叫びたくなる時なのでした。

万が一、これを読んでくださっている方の中に、どこかの外国で暮らしていらっしゃる日本人の方がありましたら、どのように対処されているか、是非お教え願います。m(_ _)m

腰を据えて、午後3時と午前零時、年越しを二回楽しめばいいのかな?だとすると大晦日のランチもソバにしないと... やってみようかな、これ、今年は。(*^^*)


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is
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