レイキャビクとその近郊巡礼の旅、教会巡りを続けます。もっともこの「巡礼」は宗教的なものではなく、観光に来た時に見る価値のあるもの、あるいはただ訪れても面白い?ものをご紹介するためのものです。
その観点からするとハットルグリムス教会と並んで、いの一番に挙げておかねばならなかったのがDomkirkjanドム教会です。正直いってすっかり忘れてました。(^-^; すでに観光名所なのと、仕事上あまり縁がないので親近感がなかったのです。
観光名所といっても、ドム教会の場合は歩いて三十秒の距離のお隣りにあるAlthingihusu国会議事堂や、その面前にあるAusturvollurオイストゥルヴァットラ広場(「東の広場」という意味です)などと「パック」にした「ダウンタウンの中心」的な感じがあります。
建物そのものとしては、ハットルグリムス教会のような押し出しはありませんし、カセドラル(ビショップのいる教会のことです)という一格高い身分はありますが、それはツーリストの人たちにはほぼ関係のないことでしょうから。
ただそれでも、歴史的な意味ではやはりスカウルホルト教会とこのドム教会は抜きん出ているといえます。
外観はとてもオーソドックスなドム教会
-Myndin er ur Kirkjukort.is-
1784年に、アイスランド国民教会のビショップがそれまでいたスカウルホルト(レイキャビクから車で一時間ほどの南の田舎にあります)からレイキャビクに移ることが決められました。
それで始めはAdalstraetiアザルストライティ(「メインストリート」という意味です)にあった墓地の教会がドム教会とされました。ちなみにドム教会という名称は固有名詞ではなく「カセドラル」を意味する普通名詞です。ですから、ビショップの所在(「司教座」といいます)が変われば、その移った先が新たにドム教会となるわけです。
現在のドム教会の前身は1796年に聖別されました。デザインはA·キルケルプスという方だったそうです。レイキャビクが将来首都となるだろうことを鑑みて建てられた最初の建造物だ、と教会のホームページではいっています。
それから百年足らず後になって、「歩いて三十秒」のお隣りの国会議事堂が建てられました。ちなみにその当時は「お隣りにある教会」はウェストマン諸島にある教会だったそうです。
今日に至るまで、何回か修復や補強の工事が行われていますが、一番大きかったリフォームは1848年のもので、面積、高さの双方で拡張され、現在ある外観が形成されました。
入り口にはアイスランド史に輝く大詩人ハットルグリムル·ピエトルソン(ハットルグリムス教会の名前の元です)の詩の一節が掲げられています。「ここより汝は神の家に入る」
「聖壇画は」とか「洗礼盤は」とか調度品の説明はつまらないので割愛します。ただ1840年に搬入された当時のオルガンはアイスランドの教会に持ち込まれた最初のオルガンだった、ということです。現在のオルガンはずっと新しく1985年に聖別されています。
「歩いて三十秒」の関係、ドム教会と国会議事堂
-Myndin er ur Skodun.is-
カセドラルですから、当初よりドム教会は国会の開会礼拝や、大統領の就任などの国家的行事の度にその舞台となってきました。国会の開会礼拝は人数が限られていますし、なにしろ国会議事堂から「歩いて三十秒」のところにありますので、今でもドム教会で行われています。
ですが大統領の就任や、超大きな葬儀などは今ではドム教会ではなく、丘の上のハットルグリムス教会が舞台となります。収容可能人数という物理的なものの差がありますので、いたしかたないかと思います。
ドム教会の面白いところは、カセドラルであると同時に普通の教区教会でもあることです。ですから毎日曜日には礼拝がありますし、教区民の洗礼式や、結婚式、葬儀なども普通に執り行われます。ちなみに私もドム教区の教区民のひとりです。めったに行きませんが。
居心地の悪さ、天下一品
-Myndin er ur Wikiwand.com-
居心地が悪い教会です。昔の人は小柄だったのでしょうが、席が小さくて座りにくく、また前後の列の間の隙間が狭いので、奥の席へ人が入らなければならない時などに苦労します。
さらに内部に柱が多いので、聖壇で何が行われているのか見にくい席がたくさんあります。これも「昔ながら」の伝統ですが、トイレも少ない。というか、会衆用のトイレはあっただろうか?疑問。
悪口ついでに個人的なことも。ワタシ、ここで結婚式をしましたが、離婚しています。(^-^;
まあ、それほどありがたいところでもありませんが、ダウンタウンの真ん中ですので、こちらに来られる機会があるのなら見てやってください。外からの写真写りはいいかもしれません。いかにも教会っぽくて。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
その観点からするとハットルグリムス教会と並んで、いの一番に挙げておかねばならなかったのがDomkirkjanドム教会です。正直いってすっかり忘れてました。(^-^; すでに観光名所なのと、仕事上あまり縁がないので親近感がなかったのです。
観光名所といっても、ドム教会の場合は歩いて三十秒の距離のお隣りにあるAlthingihusu国会議事堂や、その面前にあるAusturvollurオイストゥルヴァットラ広場(「東の広場」という意味です)などと「パック」にした「ダウンタウンの中心」的な感じがあります。
建物そのものとしては、ハットルグリムス教会のような押し出しはありませんし、カセドラル(ビショップのいる教会のことです)という一格高い身分はありますが、それはツーリストの人たちにはほぼ関係のないことでしょうから。
ただそれでも、歴史的な意味ではやはりスカウルホルト教会とこのドム教会は抜きん出ているといえます。
外観はとてもオーソドックスなドム教会
-Myndin er ur Kirkjukort.is-
1784年に、アイスランド国民教会のビショップがそれまでいたスカウルホルト(レイキャビクから車で一時間ほどの南の田舎にあります)からレイキャビクに移ることが決められました。
それで始めはAdalstraetiアザルストライティ(「メインストリート」という意味です)にあった墓地の教会がドム教会とされました。ちなみにドム教会という名称は固有名詞ではなく「カセドラル」を意味する普通名詞です。ですから、ビショップの所在(「司教座」といいます)が変われば、その移った先が新たにドム教会となるわけです。
現在のドム教会の前身は1796年に聖別されました。デザインはA·キルケルプスという方だったそうです。レイキャビクが将来首都となるだろうことを鑑みて建てられた最初の建造物だ、と教会のホームページではいっています。
それから百年足らず後になって、「歩いて三十秒」のお隣りの国会議事堂が建てられました。ちなみにその当時は「お隣りにある教会」はウェストマン諸島にある教会だったそうです。
今日に至るまで、何回か修復や補強の工事が行われていますが、一番大きかったリフォームは1848年のもので、面積、高さの双方で拡張され、現在ある外観が形成されました。
入り口にはアイスランド史に輝く大詩人ハットルグリムル·ピエトルソン(ハットルグリムス教会の名前の元です)の詩の一節が掲げられています。「ここより汝は神の家に入る」
「聖壇画は」とか「洗礼盤は」とか調度品の説明はつまらないので割愛します。ただ1840年に搬入された当時のオルガンはアイスランドの教会に持ち込まれた最初のオルガンだった、ということです。現在のオルガンはずっと新しく1985年に聖別されています。
「歩いて三十秒」の関係、ドム教会と国会議事堂
-Myndin er ur Skodun.is-
カセドラルですから、当初よりドム教会は国会の開会礼拝や、大統領の就任などの国家的行事の度にその舞台となってきました。国会の開会礼拝は人数が限られていますし、なにしろ国会議事堂から「歩いて三十秒」のところにありますので、今でもドム教会で行われています。
ですが大統領の就任や、超大きな葬儀などは今ではドム教会ではなく、丘の上のハットルグリムス教会が舞台となります。収容可能人数という物理的なものの差がありますので、いたしかたないかと思います。
ドム教会の面白いところは、カセドラルであると同時に普通の教区教会でもあることです。ですから毎日曜日には礼拝がありますし、教区民の洗礼式や、結婚式、葬儀なども普通に執り行われます。ちなみに私もドム教区の教区民のひとりです。めったに行きませんが。
居心地の悪さ、天下一品
-Myndin er ur Wikiwand.com-
居心地が悪い教会です。昔の人は小柄だったのでしょうが、席が小さくて座りにくく、また前後の列の間の隙間が狭いので、奥の席へ人が入らなければならない時などに苦労します。
さらに内部に柱が多いので、聖壇で何が行われているのか見にくい席がたくさんあります。これも「昔ながら」の伝統ですが、トイレも少ない。というか、会衆用のトイレはあっただろうか?疑問。
悪口ついでに個人的なことも。ワタシ、ここで結婚式をしましたが、離婚しています。(^-^;
まあ、それほどありがたいところでもありませんが、ダウンタウンの真ん中ですので、こちらに来られる機会があるのなら見てやってください。外からの写真写りはいいかもしれません。いかにも教会っぽくて。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます