前回書きましたように、先週の週末は三連休ということだったのですが、天気がとても良かったこともあり、大勢の人がサマーハウスで過ごしたりピクニックに出かけたようです。
ちょっとレイキャビクのダウンタウンに出向く機会があったのですが、すれ違うのは皆外国人、ツーリストでした。アイスランド人は皆出かけてしまい、そこへツーリストが入り込んできた、ということなのでしょう。もちろん実際にはちゃんとサービス業のアイスランド人の皆さんはいたのですが。
さて寒い夏が続いていたこの頃、ようやく来たナツー!という感じの土曜日でしたので、私も外へ行きました。気分転換です。それでもあまり遠くへ行くのは面倒だったので隣り街のHafnarfjordurハフナフョルズルという所へ散歩にいきました。
ハフナフョルズルは港のある奇麗な街です。レイキャビクから南の方向へ車で走っていくと、まずコーパボーグル、次にガルザバイル、そしてハフナフョルズルとなります。私の家はレイキャビクでも西の端にありますので二十分強はかかります。
私は五月末の日曜日にそこの教会でお話しを担当したのですが、その折教区牧師の方が「ハフナフョルズル人はこの街をレイキャビクのベッドタウンにしたくはない。独立した魅力、違いを持ちたがっている」と言っていました。
なるほど、と思いましたが、実は私はあまりこの街とは縁がなく、仲のいい友だちもいません。で、仕事の関連で来ることはあっても、プライベートでのんびり散策したりすることはほとんどないままにきてしまっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f9/9f81fd58f2b83f0bd8e3ee2d917b9ae3.jpg)
岡の上から港を一望
現在のハフナフョルズルは2013年の始まりにおいて26.800人の人口を持っています。港は海や立地の条件がとてもよく十五世紀にはすでに英国やハンザ同盟との商いがあり繁えていたようです。結構古い歴史を持つ街だったのですね。
十八世紀にはアイスランドの首都とするかどうかも議論されたようです。ただ平地が少ないのと、国内の他の地域との交通の条件がよくなかったために、首都の座はレイキャビクに持っていかれてしまったとのこと。それで対抗意識があるのかな?
また一般への電気の供給もハフナフョルズルで国内初で1904年の十二月に始まったということです。現在ではカナダのAlcanという会社の系列のアルミ精錬所がハフナフョルズルにあります。経済効果はあるのでしょうが、景観がマッチしないのは確かだと思います。
「平地が少ない」ということが先ほど出ましたが、確かに歩いていても坂が多いです。またいたるところに火山の溶岩でできた岩があります。私は以前、もう少し南西に下ったところにあるKeilirケイリルという三角の山が昔爆発して溶岩が飛んだ、と聞いたことがあるのですが、事実はそうではなく、この地方全体がマグマ活動の盛んな土地だったようです。ということは地面のそここからマグマが吹き出してきたのでしょうか?
旧市街の真ん中あたりには溶岩がたくさんある土地があります。そのままでは利用できないからでしょうが、そういう地域が公園のように整備されています。その中で有名なのがHellisgerdiヘットゥリスゲルジィという公園です。
ここには昔から妖精が住み着いているという伝説があります。1924年に建てられた小さな家で、オッドゥーナ・オッドゥスドティールという女性が住んでいた家屋が公園内の敷地にあるのですが、これは後にカフェとなり、さらに「妖精センター」の役割も兼ねています。
そこに行くとどこに何という妖精がいるか、という解説パンフをもらえるようなのですが、今回はパスしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/07/82634d77a3eec363be7cee2637da7e12.jpg)
ヘットゥリスゲルジィ 「妖精センター」前の広場
Myndin er ur DV
この公園は細い小道がくねくねと回り込んだりくっついたりしてますし、樹木もかなり繁っていて子供たちならすぐに冒険を始めそうなところです。小高い岩の上の草地に腰掛けて見ていると、結婚式のカップルがポーズをとって写真を撮っていました。(撮るのはプロのカメラマンですが)
私がそこにいる間に(まあ二時間ほどいましたが)何と三組の新郎新婦が写真撮影のために訪れてきました。 恨めし、じゃなくて羨ましい。地元の人の間では結婚記念の写真の名所にもなっているのかもしれません。
この他にも大きな池があったり小高い丘(小山)があったりして散策をするのは楽しい街です。
そうそう、ここの六月の「バイキング祭り」も人気なんです。今年は今月の14日から独立記念日である17日まで開かれるということです。「バイキング祭り」といっても食べるバイキングではありませんよ。海賊のバイキキングに関するお祭りです。
模擬合戦をしたりするようですが、見にいったことはまだありません。もし見にいく機会があれば、それもまたご紹介してみたいです。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
ちょっとレイキャビクのダウンタウンに出向く機会があったのですが、すれ違うのは皆外国人、ツーリストでした。アイスランド人は皆出かけてしまい、そこへツーリストが入り込んできた、ということなのでしょう。もちろん実際にはちゃんとサービス業のアイスランド人の皆さんはいたのですが。
さて寒い夏が続いていたこの頃、ようやく来たナツー!という感じの土曜日でしたので、私も外へ行きました。気分転換です。それでもあまり遠くへ行くのは面倒だったので隣り街のHafnarfjordurハフナフョルズルという所へ散歩にいきました。
ハフナフョルズルは港のある奇麗な街です。レイキャビクから南の方向へ車で走っていくと、まずコーパボーグル、次にガルザバイル、そしてハフナフョルズルとなります。私の家はレイキャビクでも西の端にありますので二十分強はかかります。
私は五月末の日曜日にそこの教会でお話しを担当したのですが、その折教区牧師の方が「ハフナフョルズル人はこの街をレイキャビクのベッドタウンにしたくはない。独立した魅力、違いを持ちたがっている」と言っていました。
なるほど、と思いましたが、実は私はあまりこの街とは縁がなく、仲のいい友だちもいません。で、仕事の関連で来ることはあっても、プライベートでのんびり散策したりすることはほとんどないままにきてしまっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f9/9f81fd58f2b83f0bd8e3ee2d917b9ae3.jpg)
岡の上から港を一望
現在のハフナフョルズルは2013年の始まりにおいて26.800人の人口を持っています。港は海や立地の条件がとてもよく十五世紀にはすでに英国やハンザ同盟との商いがあり繁えていたようです。結構古い歴史を持つ街だったのですね。
十八世紀にはアイスランドの首都とするかどうかも議論されたようです。ただ平地が少ないのと、国内の他の地域との交通の条件がよくなかったために、首都の座はレイキャビクに持っていかれてしまったとのこと。それで対抗意識があるのかな?
また一般への電気の供給もハフナフョルズルで国内初で1904年の十二月に始まったということです。現在ではカナダのAlcanという会社の系列のアルミ精錬所がハフナフョルズルにあります。経済効果はあるのでしょうが、景観がマッチしないのは確かだと思います。
「平地が少ない」ということが先ほど出ましたが、確かに歩いていても坂が多いです。またいたるところに火山の溶岩でできた岩があります。私は以前、もう少し南西に下ったところにあるKeilirケイリルという三角の山が昔爆発して溶岩が飛んだ、と聞いたことがあるのですが、事実はそうではなく、この地方全体がマグマ活動の盛んな土地だったようです。ということは地面のそここからマグマが吹き出してきたのでしょうか?
旧市街の真ん中あたりには溶岩がたくさんある土地があります。そのままでは利用できないからでしょうが、そういう地域が公園のように整備されています。その中で有名なのがHellisgerdiヘットゥリスゲルジィという公園です。
ここには昔から妖精が住み着いているという伝説があります。1924年に建てられた小さな家で、オッドゥーナ・オッドゥスドティールという女性が住んでいた家屋が公園内の敷地にあるのですが、これは後にカフェとなり、さらに「妖精センター」の役割も兼ねています。
そこに行くとどこに何という妖精がいるか、という解説パンフをもらえるようなのですが、今回はパスしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/07/82634d77a3eec363be7cee2637da7e12.jpg)
ヘットゥリスゲルジィ 「妖精センター」前の広場
Myndin er ur DV
この公園は細い小道がくねくねと回り込んだりくっついたりしてますし、樹木もかなり繁っていて子供たちならすぐに冒険を始めそうなところです。小高い岩の上の草地に腰掛けて見ていると、結婚式のカップルがポーズをとって写真を撮っていました。(撮るのはプロのカメラマンですが)
私がそこにいる間に(まあ二時間ほどいましたが)何と三組の新郎新婦が写真撮影のために訪れてきました。 恨めし、じゃなくて羨ましい。地元の人の間では結婚記念の写真の名所にもなっているのかもしれません。
この他にも大きな池があったり小高い丘(小山)があったりして散策をするのは楽しい街です。
そうそう、ここの六月の「バイキング祭り」も人気なんです。今年は今月の14日から独立記念日である17日まで開かれるということです。「バイキング祭り」といっても食べるバイキングではありませんよ。海賊のバイキキングに関するお祭りです。
模擬合戦をしたりするようですが、見にいったことはまだありません。もし見にいく機会があれば、それもまたご紹介してみたいです。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
相当電気を使いますが、それだけの電気を供給出来るのですね。
日本ではまだ国内でアルミを精錬しているのかな。今は電気代が高くて国内で精錬出来ないと聞いた事が。
ハフナフョルズルで26800人ですか。こじんまりとした良い市なのでしょうね。
アイスランドの夏の気温はどれくらいなのでしょうか?日本はもう30度越える日も出て来ました。
水が豊富なアイスランドでは水力発電が主流で電気供給の70%以上を占めています。残り三割は地熱発電です。
電気を安価に供給できるためアルミ会社は度々オファーをしてきます。ただそのためには専用の発電施設を作ることさえあり、環境保護の観点から激しい議論がなされています。